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平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

ヴォイス~命なき者の声~

2009年01月13日 | 推理・サスペンスドラマ
 第1話 失われた命の声

 <雨乞いをしている様な格好で死んでいる男>

 奇怪な事件?
 でも事件の真相って種明かしをされてみればわりと単純なんですよね。
 横溝正史の金田一シリーズなんかは過去の因縁が絡み合って複雑だけど。
 この作品は単純な部類の作品。
 真相は<自殺しようとした子供を受けとめて花壇の縁に頭を打った>。

 僕としては「なるほどねえ、そんなこともあり得るか」という感想。
 そしてここが推理ドラマとしてこの作品が弱い所。
 何しろ相手が<死体>ですからね、やれることが限られてくる。
 一人二役みたいなトリックも使えないし、東京に爆弾を仕掛けるということも出来ない。
 そうすると青春ドラマに期待ということになりますが、どっちつかずで中途半端にならないことを期待します。 

 シナリオは「プロポーズ大作戦」の金子茂樹さん。
 第1話のモチーフは<キャラ説明>と<法医学者とは何か>。

 教授の佐川文彦(時任三郎)は法医学について次の様に説明。
 「死者の身体は言葉を明確に伝えてくる。法医学者にしか聞こえない声がある。
その声を繋げるのが俺たちの仕事だ」
 法医学者に必要なのは「イマジネーション。常識に捕らわれない自由な発想」「普通であり続けること。人はどんなときに笑って、どんなときに楽しいと思うか忘れないこと」とも説明。
 そしてラストは主人公・加地大己(瑛太)の自己発見。
 「医大に入って4年目の冬僕らは失われた命を救う医学と出会った」

 そつなくまとめていますね。
 うまくまとめている分、感動が少ない。
 大己には大きな葛藤がないみたいだし。
 そうなると亡くなった人間への共感力がポイントになるが。
 あごに手を当てて考えるシーンが定番になるのかな。

※追記
 大己と石末亮介(生田斗真)はこんなやりとり。
 「スラムダンクを読んでバスケを始めた」とからかわれたのに対し、「あれは日本の宝だ。あれを読んでバスケを始めない方がおかしい」と反論。
 うまいやりとりです。

 ちなみにスラムダンクについての過去記事はこちら
 スラムダンク 名セリフ 1位~10位
 スラムダンク 名セリフ 11位~30位












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