平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

加計学園~官邸の口利き以外の3つの不適切なこと~不正入札? 背任? バイオハザード?

2017年06月22日 | 事件・出来事
 加計学園・獣医学部新設にあたっては、他にもこんな疑惑が出ている。

★獣医学部の校舎建設を受注した「アイサワ工業」。
 その社長は逢沢一郎衆議院議員の親族。
 あれれ、校舎建設のために提供された税金96億円は自民党の仲間たちに流れる形になっている?

 

 いいなぁ。
 安倍の仲間になると、こんな特典がつくのか!
 これは私企業の工事受注でなく、税金を使っての工事受注だ。
 この入札経緯を明らかにせよ。

★今治市長の背任疑惑。
 何と今治市長は加計学園から96億円の支払いをお願いされると、即日、決裁している。
 すごく親切。
 お役所とは思えない早い仕事!
 また議会はこの件で64億円までしか承認していないのに96億円の決裁。
 差額の32億円は愛媛県の負担分らしいが、市長が決裁できることなのか?
 ちなみに日刊SPA!が愛媛県の地域振興課に問い合わせをすると、『今治市からそうした要請は今のところ来ていない』とのこと。
 市長はこれらの件の説明をせよ。

★バイオハザードリスク
 学内の校舎には、結核菌や鳥インフルエンザなどを扱うバイオセーフティーレベル3(BSL3)の施設が造られるらしい。
 大丈夫か?
 しかも住民にまったく説明なし。
 やっと住民説明会をおこなうと、獣医学部学部長候補の吉川泰弘氏はウイルスが漏れ出るリスクについて「私は過去の経験において大丈夫でした」
 あんたの経験かいっ!
 こういう機材とシステムでやってるから安心して下さいと理論的に話せ。

 それにこうした研究施設を維持するにはお金がかかるよ。
 学生が集まるかどうかもわからない新設の学校に任せて大丈夫なのかね?
 文科省は忖度せずにしっかり審査せよ。
 …………………

 こうして見ていくと、総理の口利き以外にも、加計学園は問題がいっぱいだ。
 掘れば、いろいろ出てきそう。
 そして、一番の問題は、今治市の財政破綻の問題。

 今治市と同じように、加計学園系列の千葉科学大学に土地無償提供と77億円補助金を支払った千葉県・銚子市は300億円の負債を抱え、破綻寸前らしい。
 その原因のひとつは千葉科学大学に支払った補助金を地方債でまかない、その34億円分を償還できていないから。
 結果、ゴミ袋1.5倍値上げ、火葬場も倍に値上げ、市職員も給与カット、市長3割カット。

 加計問題が起きてから、ずっと思ってたんだけど、学校を誘致しての地方創生はおそらく上手くいかないよ。
 なにしろ子供の数は減っていて、大学は濫立して淘汰の時代だし、若い人はやっぱり都会に行きたいでしょう。
 それよりは地場産業を興したり、福祉を充実させたりして、たくさんの人たちが移り住みたいと思う街づくりをすべきなんじゃないかな?

 で、加計学園のような利権がらみの政策はサイアク!
 仲間内だけがいい思いをして、ツケは市民が払うことになる。
 結果、街も衰退。

 まあ、バカな政治家を選んだ市民にも責任はあるんだけど。
 今なら引き返せると思いますよ、今治市の皆さん。


※参照記事
 今治市がたった一日で即決した96億の補助金 安倍首相が会見でスルーした加計疑惑が再燃 (AERA.DOT)


コメント (2)
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