ELFじ~さんのほっつきある記(キャンピングカー アラモのたび)

アラモで走る無計画のたびと車中泊。たび先で温泉を楽しみ、ちょっと山登りと自転車。あとは快適化、ときどきじ~さんの日常。

薦神社の神門を通る人は誰? (2016/12/12)

2016年12月12日 | 1016/12 九州...
 朝は少しだけ陽が出たが、だんだん曇ってきた。向こうに見える八面山に登ろうかと思っていたが、遠くの景色が見えないのなら登っても仕方ない。



 道の駅「なかつ」の周囲を少し歩いてみると、アラモを停めていた後ろがわに縄文時代の遺跡公園があって、その向こうに駐車場がある。さらに県道を挟んだ向かい側にも駐車場があって駐車場所には事欠かない。

 遺跡公園から見たアラモのパネルだが、この天気では発電は1A程度だ。



陽が昇る前のSUB1の電圧は23.8Vだったので使用限界ぎりぎりだ。今日もあまり走らない予定なので、今夜と明日の朝はどうなるか。

 産直店で、ご当地の鶏の唐揚げ弁当と親鶏のももの切り身、ネギと小松菜を買ってきた。今夜は親鶏の小鍋だ。

 中津市内はいつも通過していたので市内を見ていこう。まず「蔦(こも)神社」。あまり聞かない神社だったが、由緒ある神社だった。



 鳥居の前の提灯をかける枠が無粋だが、鳥居から先に雰囲気のある参道が続いている。



主祭神は八幡大神(応神天皇)で全国八幡宮の総本宮である宇佐神宮の祖宮なんだとか。西暦800年代の創建と伝えられる。

そして参道を進むとこんなものがある。



呉橋で老朽化により通行禁止になっている。禁止でなくてもこの橋は勅使だけが渡ることができる。昔は藩主が寄進したりしていたが今の時代はだれが修繕するのだろう。自治体は宗教団体には補助できない。

 参道と並行して小さな道があって、こちらが感じのいい道だ。





 右側は三角池が続いている。実はこの池がここの神社の御神体なのだ。三角池は御澄池とも現わされる。

 そして池に向かって鳥居がある。



 本殿の横に神門がある。





 この神門は素晴らしい2階建ての門で、しっとりと色合いがいい感じだ。面白いことに塀の外側にある。そしてこの門から左手に行ったところが拝殿なので、この門は拝殿を通らないで直接本殿前に出るようになっている。さて、そうなるとこの門をくぐるのは誰なんだろう。やはり勅使だけなんだろうか。

 境内の三角池のほとりに面白いものがあった。



この石のくぼみは神様の足跡なんだそうだ。なんでも八幡の神が三歳の童の姿で降臨された際の足跡とされている。

 薦神社の駐車場でお昼の弁当を食べて、ちょっとうつらうつらしてしまった。
次に中津城にいってみた。



 城のすぐ脇が無料駐車場だ。

この城はだれが築城したのか、黒田孝高(官兵衛)が手を付け細川忠興が完成させたということのようだが今は観光用の模擬天守閣だ。ただよくあるいかにも鉄筋コンクリート造という感じなく、木材の外壁材を使っているのでそれらしく見える。

ただ城郭としてはこの天守台の一角があるだけなので、面白みがないのが残念だ。





石垣の下は薬研堀でその堀の中に埋められているものがある。



 これは祇園祭の山車(祇園車)の車輪で、風化と虫食いを避けるために祭りが終わると解体されて、ふたたびこの薬研堀に埋められる。今の時代そんなことをしなくてもと思うが、伝統というものはそんなもんだな。

 中津城を後にして再び道の駅「なかつ」に戻ってきた。



 今日は20キロも走っていない。天候もよくなかったし、明日の朝までバッテリーが持つだろうか。


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