昼下がりのコーヒー豆のあくび アーリーアフタヌーンコーヒー日記

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コーヒー豆屋のちょっとだけゆっくり流れる時間

執着上等

2024-03-19 07:57:34 | 日記
昨日は偶々、2~10歳のお客様が都合6人ほど来店してくださいました。

1279,3,19の正午過ぎ。船中で陸秀夫(りくしゅうふ)から「大学」を学んでいた超昺(ちょうへい)は、敗北を悟った陸秀夫に促され共に入水、崖山の戦いは終わります。

南宋最後の皇帝享年8歳1ヶ月。凡そ百年前、壇ノ浦で入水した安徳天皇は享年6歳4ヵ月。もし海中で会うことができたのならどんな話をしたのでしょう。言語の違いとか無粋な話は言いっこなし。故地復活を望む臣下たちの意向は強く、逃亡を強いられた異母兄弟の先帝瑞宗も10歳で亡くなっていました。

地震や津波といった天災で多くの子供の命も奪われました。辛く悲しい記憶ですが、ある意味自然の理と考えなければならない側面があります。
しかし、秩序維持や国家体制の維持、繁栄といった虚構に過ぎない物語でも、現実的に子供は死ぬのです。

ユニセフが今回のガザ地区への攻撃累計で、13,000人超の子供の死亡が確認されたと発表しました。

虚構を維持するための死を「天災みたいなもん」とする考え方は、現実的に「信じる事で無から有を生み出す」論理的思考に基づくヒトの能力であるのは理解できます。

が、感情的には到底納得できない未熟な僕がいますし、未熟なままで良いと思っています。



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