8.30 天気予報

8月30日、エイト・サーティ・・・あ、ウエザーリポートのアルバム！

既に解散しちゃったかと思いますが、キーボードのジョーサヴィヌルとサックスのウェインショーターを中心としたジャズ、フュージョンバンドが出したアルバムタイトルの1つに「8.30」があります。本来は、開演時間から名づけられたそうですから、「20.30」なんでしょうけど。

ラジオのチューニング？から始まるアルバムタイトルにもなっているライブの「8.30」、代表曲「birdland」のライブ盤、個人的にイエローマジックオーケストラの匂いを感じる「blackmarket」・・・あー、8:30amのfujiedaの空は青いし、雲はぽっかり浮かんでやがります。

やがて「HEAVY WEATHER」へと繋がるのでしょうか、こちらの大気がちょっと不安定の様です。

電磁誘導的経済対策のすゝめ

初めてご来店頂いたお客様にお口に合ったかお伺いしたところ、右手のサムズアップで答えていただきました。中東圏的表現ではないと勝手に思い込むことにして感謝を述べている時、ふと右ねじの法則が頭に浮かびました。

右親指が電流だとすると他の指が反時計回りに流れる地場が生じることを表します。これを利用したのが電磁誘導。コイルを巻いた対象物に磁石を近付けると、対象側は磁界を保とうとする為反対の磁界を持とうとし（N極ならN極面で対峙）、電流が生じます。

電流を大きくする要素は3つ。コイルの巻き数を増やす、そして磁石の磁力を強くするか磁石を早く動かすこと。基本的に磁力差が電流を生み出すのであって、差異が生じなければそもそも電流は発生しません。

先日発表されたGDP伸長の大きな理由の1つに、輸入の減少があげられます。素人考えながらこれは国内需要の減退、例えば買い控えに繋がるかと。

国内基底インフレ率が2％に達していないとの考察や中国経済の失速、日銀保有の国債利払い、株式相場牽引、輸出メイン企業などへのメリット等、現状経済政策の維持持続は、もちろん根拠のある説得力を持ちます。しかし6割以上を占める内需にこれだけマイナス効果が表れているとするなら、2％という曖昧な根拠に縛られた、ほぼ傍観的経済対策でいいのでしょうか。下手をすると国内経済が止まっちゃわないでしょうか、誘導電流のように。

金融、財政両政策を司る優秀な官僚、日銀、そして政府関係者の、マクロだけではなくミクロ面を含めた総合的かつ適切な判断と行動に期待します。

・・・ホントはマインド面へのアプローチにも効果は期待できるんですが、前提として、信用信頼がないと、チョットね。

ゲーテと三歳児

今日が誕生日のゲーテの詩「至福なる憧憬」は、こんな一節で終わります。

「死して生きよ」このこころを　汝悟らざる限りは　
この暗き地上に　汝はただ　悲しき客人（まろうど）にすぎざらむ　（齊藤榮治訳）

大いに共感する者ですが、おそらく彼の意味付けと、ボクの意味付けは異なっています。
ゲーテの示すものは、ライフワークでもあったファウストなどからも窺い知れる様に、死後にあるのは神に基く天国と地獄、いわゆるあの世かと。

個人的には現生は、物質の一形態である生物種のヒト科として、偶々種々の粒子が、今の自分として結合している状態であると考えますから、死後とはその結合を解いた状態で、地に返るか大気中にあるか宇宙に飛び出すか、また他の粒子と結合やらを繰り返す「日常」に戻ることかなと。

自我、つまり思考する魂や、集合的無意識などがあるのかはわかりませんから、その辺は各自信じたものに仮定しとけばいいのかなと思ってます。個人的には単なる物語（意味づけ）製造マシーンだと仮定してますけど。

ゲーテとボク、どっちが正しいかはわかりませんし、両方違っているのかもしれません。でも重要なのは正解ではなく、信じられるかどうかであると個人的には思います。

無学、浅学故、思いっきり誤解している線もあるのですが、この考え方は大乗仏教系の禅宗に、もしかしたら近いのかなと考えたりします。

3歳児でも理解できるが、８０歳でも体得するのは難しいといわれる禅。ならば、ボクのレベルは現状3歳児相当なのでしょう。

Fujiedaの休日(米国封切り日に）

今日もまた、やる気を根こそぎ剝いでいく暑さになってきた午前8時前。
青島北小脇の階段を降りようとした時、ふとその下で、若き日のオードリーヘップバーンがジェラードを食べている図を想像しました。

いませんでしたけど。

もし、万が一そこにアン王女（彼女）が座っていたなら、ワクワクするような展開が待っていた？

新聞記者でもない、冴えないオッサンは、通行人Aとしてアイコンタクトすらなく、ただ流れるようにフェードアウトするだけなんだろうな、きっと。

陰と陽

リフトで昇ったビューランドで股の間から、前夜、100m先の日本海の取れたての初めて食べる地場の数々の刺身を船盛にして、大盤振る舞いしてもらった江尻の民宿を眺めれば、成程天上であるこちらに向かって細長い陸地が登ってくるようにも見える天橋立。想像力の賜物ですね。

近畿地方の局所的に豪雨をもたらした雨のせいか、天橋立の左右の海の色が明らかに違っていました・・・陰と陽。

福島原発の処理済み汚染水の海洋放水が始まったそうです。科学的に安全性が立証されていると聞きましたが、地元の漁業関係者にとどまらず、中国、ロシア、韓国等近隣諸国の不安を払拭するには至っていないようです。

人は無いものを有ると考え、それを信じ、現実的に影響を与える能力を持ちますから、幾ら科学的に立証されたからと言って、それで解決する話ではありません。不安が風化するには、現実的に問題のない状態が幾ばくかの続いたその後、徐々に忘れ去られていくものかと。よほど上手い物語を作らなければ、一朝一夕で片付く話ではないでしょう。

ましてや当事者間の信頼関係において、腹の内で思うところがあるなら尚更でしょうし、余裕がない時なら、細かい事にもきつく当たりもするのが人の性。

科学立証事実だけ述べて正当性を主張するのは人の世界では本質的に片手落ちで、視野が狭いか想像力に欠けるか（論理も想像です）、実際は対象に誠意を持って対応しようとはせず、やってる感アピールだけでお茶を濁そうとしているようにしか見えません。

陰と陽、2つで1つだと思います。