昼下がりのコーヒー豆のあくび アーリーアフタヌーンコーヒー日記

静岡県藤枝市藤枝市南駿河台5-4-21  054-639-5711
コーヒー豆屋のちょっとだけゆっくり流れる時間

時鳥

2020-05-31 12:51:20 | 日記
大声で連呼する「てっぺんかけたか」で起こされた、まだ仄暗い早朝。

「なんでやめるんですか!ぼくらならどんなに意気地がないやつでも、のどから血が出るまで は叫ぶんですよ!」

あ~はいはい、君らはカッコウの仲間だったよね

「ラジオ(テレビ)体操」また頑張ります。
明日から。

二つ名

2020-05-30 10:39:43 | 日記
イヤやっぱり、女性の年齢を聞くのはハードル高いっスよと言うと、「それは君が野暮ったいからであって、スマートに聞けばなんてことないさ。たとえばね」

古代神道でも使われているように数字には不思議な力が宿っています。貴女の今後の運勢を上昇させるために3問の簡単な割算をしていただきます。各奇数(貴数)それぞれが司る3(健康)、5(人間関係愛情含)、7(金銭)。これでご年齢を割っていただき、それぞれの「余り」の数のみ教えていただければ結構です。

・・・これでOk。3,5,7それぞれで割った余りをa,b,cとすると
【(a×70)+(b×21)+(c×15)】÷105で出た答えの余りが年齢になる。

えーと、52歳としてa=1,b=2,c=3で、157÷105=1…52・・・ホントだ。
ところで、運勢上昇させる方法は?

「は?ひょっとしてお馬鹿さん?知ってたけど。それはテキトーに答えときゃいいんだよ」

さすが「口車の〇ウ〇チ!」って言ったら「そんなん言うの君だけでしょ」
ははは・・・友達にはならんとこ。






眼で聞く

2020-05-27 11:18:06 | 日記
今年の藤枝花火大会は中止だそうで、ここに限らずあちこちで、少し寂しい夏になりそうです。

ホイッスラーのノクターンシリーズの「青と金のノクターン」は、バターシーの木造古橋の橋脚を中心に据え、橋下の花火を覗き込む構図。水面の舟、遠景の街灯の配置等浮世絵の影響を感じさせます。が、日本の「たまや~」的ノリとは正反対で、メランコリックでさえあります。

さて好評だったノクターンシリーズですが、高値が付いた「黒と金のノクターン落下する花火」をある批評家が「まさか人の顔に絵の具壺を投げつけて法外な金銭要求するとは」とケチをつけて、法廷闘争にまで発展します。

細部の仕上げを重視するラファエル前派を指示していた「視覚至上」の絵画批評家にとって、浮世絵同様音楽も愛した画家の「ハーモニーの美しさ、つまり音楽を聴く耳を持たない人には私の絵の魅力を説明出来ない」そんな絵画は理解できなかったのかもしれません。(イメージはショパンのノクターンとか)象徴主義の時代、昨日触れたヴェルレーヌとドビュッシー等、五感と思考の融合は進みます。

音楽はNGかもしれない禅宗でも云われる「眼で聞く」とは若干毛色が違うようですが、事象の把握手段が、個の内面において総合的である点は似ている気がします。

珊瑚集

2020-05-26 13:29:47 | 日記
2月遅れで耳にした旧い知人の訃報に際し
その他大勢として1度だけ伺ったことのあるご自宅の
西日に包まれた古いピアノを思い出しました

「薔薇色と灰色の混じる夕暮れの中に淡く光る」か
「おぼろげに染まる薄薔薇色の夕べに輝く」か

小節ごとルフランする音のない「誰もが忘れてしまった曲」は
僅かに開いている窓から静かに零れ落ちているでしょうか

ご冥福をお祈りいたします