ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『食客』

2009-03-02 23:59:03 | 新作映画
(英題:Le Grand Chef)

----このキャッチコピー、スゴいニャあ。
「宿命の対決! 韓国至高の味が今ここに甦る」。
ん?でも、どこかで聞いたことある。
「宿命の対決に、至高。
ぼくが思うに、
このコピーは『美味しんぼ』
映画の中の一つのエピソードも
やはりあの漫画で聞いたことがあるような…」

----それって、どんな話?
「食事を全くしなくなった偉い人に、
あるスープを作って出したところ、
涙を流しながらそれを飲んだという、
確かそんな話だった。
この映画では、それを故事---と言っても
主人公の祖父の時代にもってきて、
そこから続く因縁話を中心に、
日本と韓国の悲しい歴史を交え、
しかも、お互いの料理の中に
それぞれの国の国民性を織り込んでいる」

----それはまた、あれもこれも
よく詰め込んだものだニャあ。
「実は、こちらも原作が韓国の漫画。
それだけに物語も劇画チック。
冒頭、いきなりのフグ対決。
主人公はその毒処理を完全にはしなかったということで、
とある高級料亭(『雲岩亭』)を追われてしまう。
この料亭が、料亭というより道場みたいなところで、
まあ、“料理版虎の穴”って感じ。
その失態により、この料亭を追われ、
姿を消していた男が、ひょんなことから
先ほど話した、日本人と日韓の歴史が絡む
料理対決に引きずり出されるというもの」

----いわゆる「包丁比べ」ってヤツだニャ。
「うん。この手の対決話は漫画に多い。
『ミスター味っ子』というのもそうだったような…。
さてこの対決が
単なる料理にとどまらず、
牛を捌いたり、炭のよしあしを競ったり。
そしてそれぞれに、ドラマを持たせるんだから
もう、おなかいっぱい。
たとえば、その裁かれる牛というのが
主人公がずっとかわいがっている牛」

----ひぇ~っ。まるで、『ブタがいた教室』だ
「そう。
それに炭を競う話では、
炭つくりの名人の母と子の悲しい過去のエピソードまで。
そうそう。あと名セリフも多かったね。
『親の数だけ料理がある』だったかな」

----ところで主演は誰ニャの?
「主人公ソン・チャンは、キム・ガンウ
ライバル、オ・ボンジュにイム・ウォニ
紅一点のTVレポーターで、
主人公に心寄せるキム・ジンスにイ・ハナ

----ニャるほど、ロマンスもあるニャか。
「うん。監督がチョ・ユンス
『僕の、世界の中心は、君だ。』だもの。
あって、しかりだろうね>」


     (byえいwithフォーン)


フォーンの一言「魚のテーマが気になるニャあ」もう寝る

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