![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/8c/5c8b6b36c1438e7f8f730c041540dbe1.jpg)
(原題:Black Snake Moan)
----この映画って予告編が話題になっているんでしょ?
「うん。クリスティーナ・リッチが
サミュエル・L・ジャクソンに半裸で鎖に繋がれた映像と、
リッチとジャスティン・ティンバーレイクとの激しいラブ シーンの一部が入っている。
このシーンはジャスティン・ティンバーレイクの元恋人を激怒させ、
破局を迎える原因の1つとなったという噂が流れたんだ」
----そのジャスティン・ティンバーレイクはともかくとして、
なぜクリスティーナ・リッチが鎖で繋がれているの?
「じゃあ、簡単に話そうかな。
舞台はアメリカ南部の田舎町。
サミュエル・L・ジャクソンが演じるのは、
かつてはブルースを愛し、ブルースに愛された初老の黒人ラザラス。
彼は最近、妻に逃げられている。
しかもその相手が自分の弟と言うのだからたまらない。
そんなラザラスが運転中に道ばたで見つけたのがセックス依存症の女レイ。
その裏には彼女のある哀しい過去があるんだけど、
男と見れば誰彼の見境なく抱かれてしまう彼女の心の闇を払おうと、
ラザラスはリッチを鎖で部屋に繋ぎとめている、
と、こういうわけだ」
----ニャるほどね。
てっきり『完全なる飼育』のアメリカ版かと勘違いしていた。
「いやいや。
ラザラスは敬虔なクリスチャン。
映画は、ここにジャスティン・ティンバーレイク演じるレイの恋人ロニー役の
エピソードを加えることで、
物語に広がりと奥行きを持たせていく。
と言うのも彼は彼で不安神経症を抱えているんだね。
後半、ロニーが大きなトラックに挟まれるシーンがあるんだけど、
ここでのティンバーレイクの恐怖演技は実にリアルだったね」
---と言うことは、本作の見どころは、
俳優たちの演技のコラボ?
「うん。クリスティーナ・リッチは
プラスチックの鎖でなく本物の鎖を身につけることを望み、
両手は水ぶくれになったという。
裸足で逃げるシーンもあるし、足は出血したようだ。
一方のジャクソンも映画のために
ブルース・ギターを身につけている。
しかもこれがなかなか聞かせてくれるんだ。
声もいいしね。
その中で歌う曲のひとつが
タイトルにもなっている『ブラック・スネーク・モーン』。
元はブラインド・レモン・ジェファーソンの曲で
“黒い蛇”というのは“襲いかかる闇”の喩えとなっているらしい。
実際、この映画は基調となる音楽をロックやラップでなく、
ブルースにしたのが効いている。
物語の底に流れているのは
自分一人では、
そこから逃げ出したくても逃げることができない
それぞれの“moan=うめき”だからね。
映画は西部劇の古典を参考にしたということらしいけど、
ワイドスクリーンをめいっぱいに使ったその映像も効果的。
逃げ出そうとするレイを引き戻す長い鎖、
その関係をスリリングに写し出していたよ」
----ニャんだかほめすぎてニャい?
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「でもフォーンには刺激が強いニャあ」![もう寝る](http://image.space.rakuten.co.jp/lg01/05/0000123905/21/img93e72f79wp5h8e.jpeg)
※ブルース・ギターがむせび泣く度![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/eto_mi.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/eto_mi.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/eto_mi.gif)
人気blogランキングもよろしく![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_thank.gif)
☆「CINEMA INDEX」☆「ラムの大通り」タイトル索引
(他のタイトルはこちらをクリック→)
![猫ニュー](https://image.space.rakuten.co.jp/lg01/05/0000123905/79/img1e1ea6d547fh3g.gif)
※画像はアメリカ・オフィシャルより。
----この映画って予告編が話題になっているんでしょ?
「うん。クリスティーナ・リッチが
サミュエル・L・ジャクソンに半裸で鎖に繋がれた映像と、
リッチとジャスティン・ティンバーレイクとの激しいラブ シーンの一部が入っている。
このシーンはジャスティン・ティンバーレイクの元恋人を激怒させ、
破局を迎える原因の1つとなったという噂が流れたんだ」
----そのジャスティン・ティンバーレイクはともかくとして、
なぜクリスティーナ・リッチが鎖で繋がれているの?
「じゃあ、簡単に話そうかな。
舞台はアメリカ南部の田舎町。
サミュエル・L・ジャクソンが演じるのは、
かつてはブルースを愛し、ブルースに愛された初老の黒人ラザラス。
彼は最近、妻に逃げられている。
しかもその相手が自分の弟と言うのだからたまらない。
そんなラザラスが運転中に道ばたで見つけたのがセックス依存症の女レイ。
その裏には彼女のある哀しい過去があるんだけど、
男と見れば誰彼の見境なく抱かれてしまう彼女の心の闇を払おうと、
ラザラスはリッチを鎖で部屋に繋ぎとめている、
と、こういうわけだ」
----ニャるほどね。
てっきり『完全なる飼育』のアメリカ版かと勘違いしていた。
「いやいや。
ラザラスは敬虔なクリスチャン。
映画は、ここにジャスティン・ティンバーレイク演じるレイの恋人ロニー役の
エピソードを加えることで、
物語に広がりと奥行きを持たせていく。
と言うのも彼は彼で不安神経症を抱えているんだね。
後半、ロニーが大きなトラックに挟まれるシーンがあるんだけど、
ここでのティンバーレイクの恐怖演技は実にリアルだったね」
---と言うことは、本作の見どころは、
俳優たちの演技のコラボ?
「うん。クリスティーナ・リッチは
プラスチックの鎖でなく本物の鎖を身につけることを望み、
両手は水ぶくれになったという。
裸足で逃げるシーンもあるし、足は出血したようだ。
一方のジャクソンも映画のために
ブルース・ギターを身につけている。
しかもこれがなかなか聞かせてくれるんだ。
声もいいしね。
その中で歌う曲のひとつが
タイトルにもなっている『ブラック・スネーク・モーン』。
元はブラインド・レモン・ジェファーソンの曲で
“黒い蛇”というのは“襲いかかる闇”の喩えとなっているらしい。
実際、この映画は基調となる音楽をロックやラップでなく、
ブルースにしたのが効いている。
物語の底に流れているのは
自分一人では、
そこから逃げ出したくても逃げることができない
それぞれの“moan=うめき”だからね。
映画は西部劇の古典を参考にしたということらしいけど、
ワイドスクリーンをめいっぱいに使ったその映像も効果的。
逃げ出そうとするレイを引き戻す長い鎖、
その関係をスリリングに写し出していたよ」
----ニャんだかほめすぎてニャい?
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「でもフォーンには刺激が強いニャあ」
![もう寝る](http://image.space.rakuten.co.jp/lg01/05/0000123905/21/img93e72f79wp5h8e.jpeg)
※ブルース・ギターがむせび泣く度
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/eto_mi.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/eto_mi.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/eto_mi.gif)
人気blogランキングもよろしく
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_thank.gif)
☆「CINEMA INDEX」☆「ラムの大通り」タイトル索引
(他のタイトルはこちらをクリック→)
![index orange](https://image.space.rakuten.co.jp/lg01/05/0000123905/53/img7a48e94d47gc36.gif)
![猫ニュー](https://image.space.rakuten.co.jp/lg01/05/0000123905/79/img1e1ea6d547fh3g.gif)
※画像はアメリカ・オフィシャルより。
コメントありがとうございます
これ、良かったですー、
サミュエルが鎖を持ち出してからどうなっちゃうの!?って思ったけど、いい作品に仕上がっていましたね★
あれは本物の鎖だったなら相当大変ですよね、クリスティーナ。
クリスティーナリッチがサミュエルにしがみついてブルースをせがむようにして聴くシーンが印象的ですごく好きです
お返事遅くなりました。
この映画、ぼくも好きです。
うまく言えないのですが、熱がある映画だと思います。
音楽にブルースを持ってきたところが正解。
これが他の音楽だったら、
こうはうまくハマらなかったと思います。
誰でも心に「うめき」を抱えているのかもしれないですね。サミュエルが出演しているというだけで映画館へ脚を運ぶ私ですが、彼の歌声は初めて聴いた気がします。演奏も吹き替えなしなんですかね、凄い凄いー
クリスティーナ・リッチは、さすがでした。彼女みたいなアクの強いキャラが多い女優さんて、ごく普通の女性といった役どころは逆に演じるのが難しいと聞きますが。『モンスター』で演じた普通の可憐な乙女の役もとても良かったと記憶しています。若いのに器用で意欲的な女優さんとして改めて一目おきました。
それにしてもgooの絵文字は楽しくて素敵ですね。
実はぼくは『モンスター』で
クリスティーナ・リッチが演じた役がとても怖かったクチです。
あの少女は、あの映画の中で無垢を装っていて
実はしたたか。
いわゆるファム・ファタールですね。
彼女との出会いがなければ、
シャーリーズ・セロンに、あのような結末はなかった、
そう捉えています。
gooの絵文字は増えましたよね。
でも、もう少し映画の中身を伝えやすいものがあればなあ、と、いつも思うんです。