(原題:Public Enemies)
----『パブリック・エネミーズ』。
これって直訳すると“社会の敵”だよね。
ということは、主役のジョニー・デップは悪役ってこと?
「そうだね。
彼が演じているのは、FBI史上初の
“社会の敵ナンバーワン”に指名された犯罪者デリンジャー。
彼は“汚れた金しか奪わない”というポリシーを持っていて
当時の大衆の心をつかんだ、いわば義賊。
そう、これは実話を基にしたピカレスク・ロマンってヤツかな」
----日本で言えば鼠小僧?
「う~ん。カッコよさで言えば、まだ『GOEMON』の方が近いかな。
実は、かつてジョン・ミリアス監督が
その名もズバリ『デリンジャー』として
同じ人物を映画化。
デリンジャーを演じているのはウォーレン・オーツ。
確か、彼を悩ませるベビー・フェイス・ネルソンを
リチャード・ドレイファスが演じていた。
映像的にはノスタルジックな色調で、
でもクラシック・カーによるアクションも記憶に残っている」
----ウォーレン・オーツとはまた渋いニャあ。
「でしょ。それを先に観ているせいか、
ジョニー・デップはイメージがあまりにも違いすぎる。
しかも今回は、デリンジャーが愛した女性に
『エディット・ピアフ 愛の賛歌』のオスカー女優マリオン・コティヤール。
映画としてもふたりの愛を前面に押し出している。
『愛した女は最後まで守る』『愛したのは、たった一人の女』というようにね。
ただ……」
----ただ?
「監督が、ずっと男の世界を描き続けてきたマイケル・マン。
本来ならば、デリンジャーを執拗に追うメルヴィン捜査官(クリスチャン・べイル)との対決が
映画を牽引していくという描き方になるはず。
ところが今回は、それが分散してしまった。
そこが、今いちぼくがこの映画にノレなかった理由」
----ニャるほど。
だから、なかなか話をしてくれなかったわけか…。
今になって納得。
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「最近のクリスチャン・ベイル、なんとなく損している気がするニャ」
※この手のノワールなジョニー・デップは『フェイク』がおススメだ度
人気blogランキングもよろしく
☆「CINEMA INDEX」☆「ラムの大通り」タイトル索引
(他のタイトルはこちらをクリック→)
お花屋さんもよろしく。
※画像はアメリカ・オフィシャル(壁紙ダウンロードサイト)より。
----『パブリック・エネミーズ』。
これって直訳すると“社会の敵”だよね。
ということは、主役のジョニー・デップは悪役ってこと?
「そうだね。
彼が演じているのは、FBI史上初の
“社会の敵ナンバーワン”に指名された犯罪者デリンジャー。
彼は“汚れた金しか奪わない”というポリシーを持っていて
当時の大衆の心をつかんだ、いわば義賊。
そう、これは実話を基にしたピカレスク・ロマンってヤツかな」
----日本で言えば鼠小僧?
「う~ん。カッコよさで言えば、まだ『GOEMON』の方が近いかな。
実は、かつてジョン・ミリアス監督が
その名もズバリ『デリンジャー』として
同じ人物を映画化。
デリンジャーを演じているのはウォーレン・オーツ。
確か、彼を悩ませるベビー・フェイス・ネルソンを
リチャード・ドレイファスが演じていた。
映像的にはノスタルジックな色調で、
でもクラシック・カーによるアクションも記憶に残っている」
----ウォーレン・オーツとはまた渋いニャあ。
「でしょ。それを先に観ているせいか、
ジョニー・デップはイメージがあまりにも違いすぎる。
しかも今回は、デリンジャーが愛した女性に
『エディット・ピアフ 愛の賛歌』のオスカー女優マリオン・コティヤール。
映画としてもふたりの愛を前面に押し出している。
『愛した女は最後まで守る』『愛したのは、たった一人の女』というようにね。
ただ……」
----ただ?
「監督が、ずっと男の世界を描き続けてきたマイケル・マン。
本来ならば、デリンジャーを執拗に追うメルヴィン捜査官(クリスチャン・べイル)との対決が
映画を牽引していくという描き方になるはず。
ところが今回は、それが分散してしまった。
そこが、今いちぼくがこの映画にノレなかった理由」
----ニャるほど。
だから、なかなか話をしてくれなかったわけか…。
今になって納得。
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「最近のクリスチャン・ベイル、なんとなく損している気がするニャ」
※この手のノワールなジョニー・デップは『フェイク』がおススメだ度
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(他のタイトルはこちらをクリック→)
お花屋さんもよろしく。
※画像はアメリカ・オフィシャル(壁紙ダウンロードサイト)より。
イマイチでショック(笑)
>ところが今回は、それが分散してしまった。
私はベイルも好きなので、二人の対決に期待ししていたのですが・・・そういう感じでもないんですね(^^ゞ
う~ん、あまりラブロマンスは期待してなかったなあ(あっ!焼きもちじゃないですよ・笑)
鑑賞後に、またお邪魔致します♪
あらら、読まれてしまいましたか。
この監督の作品は
どっしりと構えられているので、
ぼくは好きな方なのですが、
いかんせん、この映画に関しては
それが拡散していた気がしました。
『デリンジャー』という傑作があるだけに、
これは分が悪かったです。
正直、悪なのに魅力的という"悪"の部分が感じられませんでした・・・。
クリスチャン・ベイルは演技上手いのですが、何となく埋没してしまうんですよねぇ・・・
その他のキャストも地味だったので、全体的に重厚感が足りなかった気がしました。
"男の美学"は感じられたのですが、えいさん同様ノレませんでした。
残念・・・(涙)
ジョニーファンの私にとっては、思わずため息♪の映画でしたが、最初から最後までジョニーを愛でる映画ってかんじでしたね。
愛を描きたいのか、FBIとの攻防を描きたいのか、ちょっとどっちつかずでしたね。
ジョニー・デップが役に合っていなかったかどうかは
自信ないのですが、
映画としてあまりはじけていなかった気がしました。
監督は重厚な作風の人なので、
軽快になるわけもありませんが…。
なんか引き込まれなかったなあ。
こちらは『かいじゅうたち~』とは違って、
ほとんど予備知識なし。
てっきり、FBIとの抗争に重きを置いていると思っていただけに
どうもすっきりしませんでした。
自分の体調もあったのかなあ。
特にタバコに火をつけながら、ジョン・デリンジャーの映画の好みをさらりと言い当てる渋さは格好よかったですもん。
どうもあたしも今一つな感じがしちゃいました。
ジョン・デリンジャーと言う人の魅力は伝わってきましたが、
映画としての面白味には少し欠けていましたかね。
免疫?ができていて(笑)作品に、そうショック受けませんでした(笑)
えいさんが言われていた分散してるって、すっごくわかりました!
ストーリーに面白さは感じませんでしたが(^^;
そこはジョニーファンの私(笑)ひたすらカッコイイジョニーに溜息で(爆)
ノルウェーまだむ~さんも言われてますが、
ジョニーを愛でる作品だと思います(^_-)-☆
ムードはとても好きな映画で、マンらしさも出てるだけに、ちょっともったいない気がしました。
でもデップのデリンジャーはウォーレン・オーツとは違った魅力がありました。