ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『127時間』

2011-03-30 00:04:35 | 新作映画
※少しネタバレもあります。
でも、すでに知ってられる方もいるかも




(原題:127 Hours)

----この映画、
今年のアカデミー賞に
何部門もノミネートされていたよね。
監督が『スラムドッグ$ミリオネア』ダニー・ボイル
「うん。
最初、そのタイトルからして
『28日後…』の流れを汲んだ
ゾンビ映画のシリーズ第3弾かと…。
でも、そうじゃないことはすぐ分かったけどね。
これは、落石に右腕を挟まれ、
谷底から一歩も動けなくなった若者アーロンの
極限状態における絶望との戦い、
その127時間を描いたもの。
登場人物は、ほぼアーロンひとり。
それだけに、この映画が成功するか否かは、
アーロンを演じる役者次第と言ってもいい」

----そのアーロンをジェームズ・フランコ
演じているんだよね。
「そう。
これがモデルとなっているアーロン・ラルストンと
どことなく似ているんだ」

----えっ。これ実話ニャの?
「そうなんだ、
それだけに、この映画のクライマックスとなる
ある

----でも、こういう時期だけに、
極限状態だの脱出だのという映画は、
延期とか公開中止とかになりそう。
「ぼくもちょっと、そこが気にはなったところ。
たとえば、途中、大洪水に見舞われるシーンとかあって…。
そのあまりの水の勢いに、
どうしても今回の津波を連想してしまう。
だけど、最期まで観ていて分かったこと。
この映画が言っているのは、
人と人の絆。
主人公アーロンは、
回想にも出てくるように、
どちらかというと、自分中心の生き方をしている。
このキャにオンにもひとりでやってきていて、
だれにも行き先を告げていない。
そんな彼を支えたのは、
多くの人の想い出。
そして、そこから彼の再生が始まる。
彼は悟るんだ。
人はひとりでは生きられないと…。
だからこそ脱出に成功した彼は、
力の全てを振り絞って人の助けを借りる。
『HELP!』とね。
これは、明日への希望と勇気を
人と人のつながりの中で描いた映画。
決して公開をためらう必要はない。
そう思うよ」



               (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「それでもあの“決断”は目を開けていられないのニャ」もう寝る

※腕を切るときの効果音が、鋭い痛みを感じさせる度

コトリ・ロゴこちらのお花屋さんもよろしく。

こちらは噂のtwitter。
ツイッター
「ラムの大通り」のツイッター



blogram投票ボタン

ranking.gif人気blogランキングもよろしく

☆「CINEMA INDEX」☆「ラムの大通り」タイトル索引
(他のタイトルはこちらをクリック→)index orange
猫ニュー


最新の画像もっと見る

14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (悠雅)
2011-04-01 22:11:28
こんばんは。
これはたぶん6月ごろ、近くでも上映があるらしく、予告を観ながら楽しみに待ってるところなんですが、
期待できそうですね。

最近、Twitterを始めたのでフォローさせてもらったのですが、
わざとHNを使ってないので、気づいていただけないかも。
でも時折、「返信」でお邪魔させてくださいませ。
渾身の演技 (ノルウェーまだ~む)
2011-04-06 19:14:08
えいさん、こんにちは☆
127時間がんばったご本人もすごいですが、ほぼたった一人でがんばったジェームスくんも凄かったですね。
私レッドカーペットで会いましたが、イケメンだけじゃないいい役者に育っている感じがします。
■悠雅さん (えい)
2011-04-07 21:53:01
ご連絡ありがとうございます。

この映画はおススメ。ぜひ!
ツイッターの方、発見いたしました!!
さっそくフォローさせてもらいました。
これからもよろしくお願いいたします。
■ノルウェーまだ~むさん (えい)
2011-04-07 21:54:30
こんばんは。
ジェームズ・フランコ、
まさにひとり舞台でしたね。
この主人公が生き残れた理由、
その大きな要因である彼の人間性を
見事に表現していました。
ジェームズ・フランコ! (bakabros)
2011-06-16 10:08:36
えいさん、こんにちは♪
久しぶりにブログを更新したので、TBさせて頂きました。
題材と、ダニー・ボイル監督、そしてジェームズ・フランコ主演という事で、とても期待していた作品です。
アーロン・ラルストンの生命力、精神力、行動力にただただ感服しました。
痛みには強い方だけど、自分で…、というのは無理そうだなと、見ていて段々自分が生き抜く自信を失っていきました(苦笑)
■bakabrosさん (えい)
2011-06-16 23:02:52
こんにちは~。
もう、ほんとうにお久しぶりで嬉しくなっちゃいます。
(ツイッターでは時々、お見かけしますが…)。
子育ての方で大変な時期ですよね。

ぼくは痛みには、からっきしダメで、
あの神経を斬っている感じを出している音で、
もう、こちらの神経もおかしくなりそうでした。
それだけに解放感は素晴らしかったです。

これからもよろしくお願いします。
Unknown (悠雅)
2011-06-18 16:34:49
こちらには再度のお邪魔です。やっと本日公開、早速観に行ってきました。
冒頭から引き込まれる映像と音楽、
あんな状況を描いても(だからこそ?)映像はあくまでもかっこよくて、
流石にダニー・ボイル監督だと改めて唸る思いでした。
状況の説明を聞くだけで、余程の奇跡がなければ脱出方法は1つだけ…
それを、映画にするんだから絶対そのシーンはあるぞ、と
観る前からそれだけは覚悟を決めてましたが、
やっぱりあれは辛い・・・
でも、あのシーンがなければ、説得力に欠けますものね。
ジェームズ・フランコの演技もまた素晴らしくて・・・語ると長くなりそうです。
■悠雅さん (えい)
2011-06-18 18:16:53
こんにちは。

あれっ。ぼくはその脱出法を知っていたんだっけ?
早々と、それを試みていたので、
どちらかは忘れました。

でも、あの切るときの音がたまらなく…。
並のホラーよりよっぽど怖かったです。
こんにちわ (にゃむばなな)
2011-06-21 17:15:39
奇遇にも助けを求める相手が家族連れというのがいいですよね。
そこにも運命みたいなものを感じましたよ。
■にゃむばななさん (えい)
2011-06-23 18:49:06
こんにちは。

そうなんです。
あそこでいかにもという
ごく普通の家族を登場させるところが上手い。
事実がどうかは分かりませんが、
なんとなく、創作の匂いもします。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。