※カンの鋭い人は注意。※映画の核に触れる部分もあります。
鑑賞ご予定の方は、その後で読んでいただいた方がより楽しめるかも。
----『イルマーレ』って確か『リメンバー・ミー』と
同じ頃に韓国で映画が作られたんだよね。
どちらも<時を超えた愛>がモチーフだっけ?
「うん。『リメンバー・ミー』は
日本の山川直人が『時の香り~リメンバー・ミー~」として
吹石一恵主演でリメイク。
で、こちらの『イルマーレ』はなんとハリウッドでリメイクされたわけだ」
----確か主演は『猟奇的な彼女』のチョン・ジヒョンだよね。
「うん。それとイ・ジョンジェ。
彼がこの後に主演した『純愛譜』もそうだけど、
まだ、この頃の韓国映画って
いわゆるい<韓流>とは違って、
感情丸出しのけたたましい感じではなく
もっと抑えた静かな印象があった。
この『イルマーレ』だって
パステル・タッチの美しい映像が印象に残っている。
そう、どちらかと言うとハリウッドよりかはフランス向きの気がしたね。
クロード・ルルーシュとか……」
----なかなか、今回の映画について話さないね。
「あまりにも違う映画になっていたから、
どこから手を付けていいのか……」
----えっ?設定は同じなんでしょ?
「元々『イルマーレ』と言うのは
イタリア語で<海辺の家>。
ところが、今回この言葉はレストランの名として使われ、
ふたりが住む家はレイクサイドにある。
オリジナルでは、このイルマーレの郵便受けを通して、
2年の時を隔てた男女が手紙を交換し、
愛を育んでいく。
この基本設定は同じなわけだけど、
一番の大きな違いはヒロインの設定。
韓国版ではウンジュは失恋して、
その痛手から想い出に溢れた家を去る。
また青年ソンヒョンも幼い頃に
高名な建築家の父から捨てられたという記憶を持つ。
このふたりが、手紙によってお互いを慰め励まし合う……。
ところがハリウッド版はそんな繊細さはない。
ヒロイン(サンドラ・ブロック)には彼がいるどころか、
その彼が結婚を持ち出すのがウザくてたまらない。
主人公(キアヌ・リーヴス)にも彼女(らしい女性)がいるし、
さらには出来のいい弟もいる。
この二人が恋に落ちるきっかけと言うのも
正直ぼくにはあまりよく分からなかったな。
ただ、クライマックスへの持っていき方など、
ハラハラとさせるところは
さすがハリウッドとは思ったけど…。
でもこれはオリジナルとは別の映画として観た方がいいだろうね。
タイトルも『THE LAKE HOUSE』になっているし」
----大丈夫じゃないの?
オリジナルが公開された頃には、
それこそ<韓流>という言葉もなかったし、
あまり観ている人もいないんじゃニャいかなあ。
「あらら……」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「オリジナルとはまったく別ものニャのだ」
The Perfect Collection イルマーレ DZ-144
※いつ観てもみずみずしい映画です。
※ハリウッドも韓国に目を付けた度
人気blogランキングもよろしく
☆「CINEMA INDEX」☆「ラムの大通り」タイトル索引
(他のタイトルはこちらをクリック→)
※画像はアメリカ・オフィシャルサイトの壁紙です。
鑑賞ご予定の方は、その後で読んでいただいた方がより楽しめるかも。
----『イルマーレ』って確か『リメンバー・ミー』と
同じ頃に韓国で映画が作られたんだよね。
どちらも<時を超えた愛>がモチーフだっけ?
「うん。『リメンバー・ミー』は
日本の山川直人が『時の香り~リメンバー・ミー~」として
吹石一恵主演でリメイク。
で、こちらの『イルマーレ』はなんとハリウッドでリメイクされたわけだ」
----確か主演は『猟奇的な彼女』のチョン・ジヒョンだよね。
「うん。それとイ・ジョンジェ。
彼がこの後に主演した『純愛譜』もそうだけど、
まだ、この頃の韓国映画って
いわゆるい<韓流>とは違って、
感情丸出しのけたたましい感じではなく
もっと抑えた静かな印象があった。
この『イルマーレ』だって
パステル・タッチの美しい映像が印象に残っている。
そう、どちらかと言うとハリウッドよりかはフランス向きの気がしたね。
クロード・ルルーシュとか……」
----なかなか、今回の映画について話さないね。
「あまりにも違う映画になっていたから、
どこから手を付けていいのか……」
----えっ?設定は同じなんでしょ?
「元々『イルマーレ』と言うのは
イタリア語で<海辺の家>。
ところが、今回この言葉はレストランの名として使われ、
ふたりが住む家はレイクサイドにある。
オリジナルでは、このイルマーレの郵便受けを通して、
2年の時を隔てた男女が手紙を交換し、
愛を育んでいく。
この基本設定は同じなわけだけど、
一番の大きな違いはヒロインの設定。
韓国版ではウンジュは失恋して、
その痛手から想い出に溢れた家を去る。
また青年ソンヒョンも幼い頃に
高名な建築家の父から捨てられたという記憶を持つ。
このふたりが、手紙によってお互いを慰め励まし合う……。
ところがハリウッド版はそんな繊細さはない。
ヒロイン(サンドラ・ブロック)には彼がいるどころか、
その彼が結婚を持ち出すのがウザくてたまらない。
主人公(キアヌ・リーヴス)にも彼女(らしい女性)がいるし、
さらには出来のいい弟もいる。
この二人が恋に落ちるきっかけと言うのも
正直ぼくにはあまりよく分からなかったな。
ただ、クライマックスへの持っていき方など、
ハラハラとさせるところは
さすがハリウッドとは思ったけど…。
でもこれはオリジナルとは別の映画として観た方がいいだろうね。
タイトルも『THE LAKE HOUSE』になっているし」
----大丈夫じゃないの?
オリジナルが公開された頃には、
それこそ<韓流>という言葉もなかったし、
あまり観ている人もいないんじゃニャいかなあ。
「あらら……」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「オリジナルとはまったく別ものニャのだ」
The Perfect Collection イルマーレ DZ-144
※いつ観てもみずみずしい映画です。
※ハリウッドも韓国に目を付けた度
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※画像はアメリカ・オフィシャルサイトの壁紙です。
両方見ちゃってるんだけどねぇ、、、
フォーンちゃん
猫はどーしたらいいのぉ?(笑)
『イルマーレ』は結構好きな感覚の作品ではあるのですが
キアヌとサンドラだもの・・・やっぱり別物なんですね~
(-.-)
今、読んでしまったこの記事は、湖の底に沈めて
鑑賞後に再度引き上げることといたしましょう(ぉ
家湖に建てるのかよ~という三村的ツッコミ。
まず、あのシチュエーションからして
好きだったのに・・・。
テレビでちょこっと見たのは
となりのトトロみたいに
急成長する木。(笑)
どんな展開でそれみて「ありがとう」になるのかさっぱりわかりませんでしたが。
スピードのコンビじゃ年齢も上がるし、
あのピュアな感じはちょっとちゃうような。
・・でもガンダムといっしょでやっぱり
ぶつぶつ言いながら公開されたらきっと
行くんだろうなと。?(^ー^; )
『リメンバー・ミー』好きなんですよね。
まじ、泣いちゃいました。
それだけに、日本版はいただけなかった。
というか、にゃんこさん、日本版もご覧になっているんですか?
さすがですね。
『イルマーレ』、こういうのを換骨奪胎と言うんでしょうね。
■Agehaさん
そうなんです。
ぼくも後で知って驚いたのですが、
この映画、アメリカでも秋公開なんですね。
日本だと当たると言うことで、
試写も早めたのかも。
「急成長する木」、あれは納得もできるし、
ツッコミもできると言う感じです。
この映画は、鑑賞予定です。
もう、ご覧になったんですね、
えいさんの感想は、あまり良くなかった感じですか?
この作品の、ポスト越しに愛を育てる設定、予告で観て、何だかちょっと違和感、少し無理があるかな~。って思ったのですが、
えいさんの、あまり分からなかったポイントも、愛の育み方なのでは~、なんて、勝手に予測しています。(笑)
えいさんのレビューさ、安心感だったのは、オリジナルとは別物の言葉。(*^^)
実は、、、韓国映画は苦手です。。。
あまり期待せずに観た方がいい作品かもしれないですね。(*^^)
ハリウッドの味付けにしないでほしい。
オリジナルのまま放っておいてほしい作品だったので。
「イルマーレ」が好きなので複雑です。
もし観るとしたら、リメイクという言葉は忘れて観ます。
>実は、、、韓国映画は苦手です。。。
これって、<韓流>が苦手と言うことなのでしょうか?
それとも韓国映画全般ですか?
韓国映画の中にも、けっこうハードだったり、
あるいは叙情的だったり、
いいのあるんだけどなあ。
隠れたおススメは『子猫をお願い』です。
■じぇいるばーどさん
こんばんは。
>ハリウッドの味付けにしないでほしい。
ぼくは逆にこの映画を観て、
あっ、リメイクとはこういうことなんだと思いました。
つまり、基本設定だけ借りて全く別のものにしてしまうこと。
だったらタイトルも別のものにすればいいのに……
と思ったら、やはり変わっていました。
日本でオリジナルと同じにしたようです。
韓国版のような繊細さがなかったですー
2人が惹かれあうのが早かったのにおどろきでした
私は韓国版を日曜に観たばっかりなのですが、
なんだかまた観かえしたくなっちゃいました
ハリウッドがどんなリメイクをと思ったら、
やはり全然違いましたね。
『イルマーレ』そのものが、
韓国映画にしては異例の抑えた映画。
その雰囲気は捨てがたいです。
それをどれくらい気にいってて
次を見たのかで大概は後から見たほうを
ケチョンケチョンに言っちゃうほうなんですが。
あかん、キアヌには甘い。(爆)
ヨーロピアンとアメリカンの違いというか、
同じテーマや設定を使っても
うちらはこないするねん、こういう行動に出るねんというのが
すごく違うんですね、当たり前かもしれないですが。
あと、手紙のやりとりのはずなのに
まるで「携帯のメールを見ている」ような
感覚になりました。
なんていうか「待つ」という状態じゃない、
「ため」がないというか・・・。
韓国映画はどっちかいうと苦手なんですが
住むおしゃれさはあっちが断然上でした。
家とその風景が1枚の絵のようでうっとりしたし。
レイクハウスにしたほうが
アメリカではなじみ(キャンプ地?)かもしれないけど
風情がないのね、悲しいくらい・・・。
なるほど。
待つという<ため>がなく携帯みたい……というのは、
この映画とオリジナルの根本的な相違かも。
今振り返るに
『イルマーレ』(オリジナル)そのものが、
韓国映画の中でも異質な作品だった気がします。
アツくないし、ベタじゃないし…。