ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『迷い婚 すべての迷える女性たちへ』

2006-04-20 19:40:38 | 新作映画
----『迷い婚』こんな言葉本当にあるの?。
「さあ、どうだろう。
少なくとも一発変換はできなかったな。
でも文字から想像つかない?
結婚に迷うってお話だよ」

----えっ?それってどういうこと?
「うん。なかなかユニークな設定なんだけどね。
主人公は恋人からのプロポーズに
『YES』と即答できないヒロイン、サラ(ジェニファー・アニストン)。
妹アニー(ミーナ・スバーリ)の結婚式に恋人ともに出席した彼女は、
そこで嘘のようなうわさ話を聞く。
それと言うのが映画『卒業』のモデルが
自分たち一家だと言うんだ 」

----(爆笑)。
ということはお母さんがキャサリン・ロスで
お婆さんがアン・バンクロフトってこと?
「あくまでもモデルだから
本人たちは映画の中でしか出てこないけどね。
それでもミセス・ロビンソンのモデルである
祖母キャサリンを演じるシャーリー・マクレーンが、
もうアン・バンクロフトそっくり。
タバコの持ち方とかの立ち居振る舞いは、
大爆笑ものだったね」

----あれっ、あの映画は確か
教会から花嫁をさらって逃げるところで終わっていたよね。
「うん。ところがこの映画によると
サラの父親はダスティン・ホフマンの方ではなくて、
さらわれた方の男性。
サラは自分の親の結婚式の日付を聞き、
もしかして父親はさらった方の男性ではないか、との可能性に気づく。
それが気になって仕方がない彼女は
凄まじい行動力で彼を探しあて、直に会いに行く。
この<可能性>に気づいた瞬間、バックに流れるのが…」

----分かった。サイモン&ガーファンクルの
『ミセス・ロビンソン』。
「その通り。
で、ダスティン・ホフマンが演じたベンの役を演じているのが
なんとケビン・コスナー」

----少しイメージ違うなあ。
「うん。それでも
最初現れたときは、少し猫背なところとか、
あの映画のダスティン・ホフマンを彷彿させた。
おそらく意識はしたんだろうと思う。
でも、だんだんカッコよくなっていく。
やはり二枚目の本質は隠せない。
そこがオールド・ファンにとっては残念だったな。
あの『卒業』は、大学を優秀な成績で卒業した男が無為感に襲われ,
その中でロビンソン夫人(アン・バンクロフト)の誘惑に負けてしまう。
でも彼女の娘であるエレン(キャサリン・ロス)のピュアな美しさに触れ、
生きる目的を取り戻すと言う流れ。
でも、この映画でのケビン・コスナーはカッコよすぎ。
なにせネット長者という設定だからね」

----ふうん。で、彼はほんとうに父親だったの?
「それを言い始めると、
すべて喋ることになるから
ストーリーはここで止めておくよ。
でもね、こちらはいわゆる
『卒業」のヒーローとヒロインをひっくり返した設定と思えば分かりやすい。
つまりサラは結婚することで
人生がそのまま決まってしまうことを恐れているってワケだ。
監督はロブ・ライナー。
相変わらずの名セリフのオンパレードに加え,
『I LOVE HOW YOU LOVE ME』など
スタンダードナンバーを多数散りばめて
懐かしさをたっぷりと盛り上げてくれていたよ」


         (byえいwithフォーン)

卒業 TCD-1001卒業 TCD-1001
※「サウンド・オブ・サイレンス」、キャサリン・ロスの涙。やっぱりいいなあ~。

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15 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
公開は・・・ジューンブライド? (にゃんこ)
2006-04-21 00:29:31
こんばんは~

おもしろい設定の映画で興味津々です(笑)

公開はいつになるんでしょうね?

やっぱり花嫁にぴったりなのは?6月かなぁ~・・・

シャーリー・マクレーンの様子 想像しちゃった(笑)

ダスティン・ホフマン→ケビン・コスナーの図式は

身長的にもかなり無理が^^;;;ありそうな(爆)

地方でも公開あれば、うれしいのですが~

返信する
■にゃんこさん (えい)
2006-04-22 00:41:32
こんばんは。



この映画、5月27日全国ロードショー。

やはりジューン・ブライドがらみですね。

でもどの程度の規模の「全国」なのか未確認です。





シャーリー・マクレーンは笑えますよ。

『卒業』ファンにはたまりません。

まだ観ていない人は先に観ておくことをおススメ。

せっかくのオモシロさが半減です。

返信する
日本語タイトル以外は (かめ)
2006-05-08 03:06:12
返TBありがとうございました。



面白い設定の恋愛ドラマなんですが、1つ1つのパーツを見ていくと、いたってオーソドックスなストーリーだと思いました。

相変わらずジェニファー・アニストンはキュートな役柄が似合いますね。

ケビン・コスナーもいい年のとり方を見せてくれました。

受けないところがあるとしたら、日本語のタイトルですね。

また、遊びに来ます。
返信する
■かめさん (えい)
2006-05-09 00:19:14
こんばんは。



このタイトルはないですよね。

いくつもの映画を前に、

さあどれを選ぼうかというときに、

これはかなり損をしていると思います。



なんか、もったいないなあ。
返信する
生きる意味は何か・・・・。 (ホトトギス)
2006-05-20 11:37:08


はじめまして。



人(私)はどこから来て

何のために生きて

どこへ向かっているのだろう・・・?。

この世界の終末はどうなるのか?



私は、若い頃から人生についていろいろ考え、

人間はどこから来て、何のために生きて

どこに向かって生きているのかを問い続けて来ました。



神の存在、人生の意味は何か、いのちと死の問題」など

について、初心者にも分かりやすくブログでキリストの福

音を書き綴っています。



どうか、時間のあるとき、ご訪問ください。



http://blog.goo.ne.jp/goo1639/



  
返信する
本当に、久々に凄いタイトルですね。 (bakabros)
2006-05-30 02:01:04
観る前にこちらの記事を読んでいたら良かった! とちょっと後悔しました。『卒業』を観ておくんでしたー!

観賞後、後ろの席で「つまらなかった」という母親は『卒業』を観ていて、「面白かった!」という娘は『卒業』を全然知らない世代。

「世代が違うのかしら~」と話していましたが、その母親は『卒業』にまた違った思い入れがあったのかな? とか思いました。

ダスティン・ホフマンとアン・バンクロフトのキャストで観てみたかったですね♪
返信する
■bakabrosさん (えい)
2006-05-30 23:58:12
こんばんは。



この映画『卒業』を知らないと、

意味が分からないところが多いと思います。

そう言う意味では観客を選ぶ作品とも言えるでしょう。

その「つまらなかった」と言ったお母さんは、

もしかして『卒業』に思い入れがあって、

その思い出が汚されたように感じているのかもしれませんね。
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卒業 (charlotte)
2006-06-02 00:40:48
こんばんは。

卒業、かなり忘れちゃってました。汗

えいさんの記事を拝見して、もう一度これから見たくなりました。

返信する
■charlotteさん (えい)
2006-06-02 01:22:33
こんばんは。



もしかしたら『卒業』は

ぼくが一番観ている映画かも。

ダスティン・ホフマンは

ケヴィン・コスナーほど

かっこ良くないですよね(笑)。



あの映画でもドジばかりやっていました。

(特にホテルのシーン)。
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[ (nikidasu)
2006-06-02 01:32:00
こんばんは。

「奥様は魔女」「イン・ハー・シューズ」に引き続きシャーリー・マクレーンおばちゃんにやられてしまいました。

とにかくどんどんキュートになっていくその姿を目にするだけで幸せです。
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