ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『臨場 劇場版』

2012-05-10 15:19:59 | 新作映画

----『臨場 劇場版』『外事警察』
最近の東映って、こういうテレビ発の警察モノ多いよね。
「うん。
『相棒』が当たったことから、
その路線を開拓していこうということじゃないかな。
しかし、この2本を観て思ったのは、
警察という機構は、ほんとうに裾野が広いというか
いろんな部署があるんだなってこと。
『臨場』は検屍官・倉石義男(内野聖陽)の物語。
プレスによれば、
“刑事訴訟法に基づき、変死体の状況捜査を行う司法警察員”とある。
この映画では、巧妙に証拠を隠蔽された殺人を、
遺体とその現場に残されたあらゆる事象の中から、
死に隠された

----ちょ、ちょっと…。
想像した通り…って?
「いや、いま言ったことがすべて。
テレビを観ていないから断言はできないけど、
このケースでも、
一件落着で終りそうな<死>を、
彼がそうじゃないだろう?と
組織の枠にとらわれず、追求していく。
そのバリエーションのひとつだね。
テレビシリーズの門外漢のぼくには、
なぜ彼だけ、検屍のときに
前ボタンを締めないラフな服装でいられるのか、
合同捜査の席で好き勝手なことをやっているのか、
あまりよく理解できなかったけど、
まあ、それも<お約束>ということなのかもね。
この映画は、そういう一匹狼の渋さを表に出しているんだろうし…」

----ニャるほど。
そういうことか…。
「あんまり素直に納得されても拍子抜けするけど、
裏(?)テーマ的には、
刑法第三十九条、いわゆる心神喪失時に犯した事件が絡んでくる」

----それってこれまでにもいくつかあったよね。
「うん。
それが詐病ではないのかという問題提起も含めてね。
この映画では、さらにそれを一歩進めて
彼を無実にした精神鑑定人、
そして弁護士のあり方にまで言及している。
と、見どころはこのあたりかな。
そうそう、冒頭の通り魔事件が凄惨。
犯人を演じているのは柄本佑。
『誰も守ってくれない』では弟の柄本時生が似たような役を。
このふたり、少しキャラかぶるよね」




                    (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「監督は『探偵はBARにいる』 橋本一なのニャ」身を乗り出す
※原作は『クライマーズ・ハイ』横山秀夫だ度

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