ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『青いうた ~のど自慢 青春編~』

2006-02-16 23:46:08 | 新作映画
----この映画、副題が付いているね。
あれっ『~のど自慢 青春編~』って、
監督は井筒和幸だっけ?
「いや、これが劇場用一般映画デビューとなる金田敬。
ピンク映画やVシネマはたくさん手がけているらしいけどね」

----前作の『のど自慢』との関連はあるの?
「うん。赤木麗子が出ているよ(笑)。
しかも持ち歌「おしどり涙」を『6年間新曲だ』なんて言う楽屋落ちまである。
井筒監督がプレスに寄せたコメントの中に
『日本中のどこにだって歌と人生はある。
だから、ボクは舞台となる次の場所を探してもう一度、
「のど自慢」を撮ってみたかった』と言うのがある。
つまり『のど自慢』をモチーフに、
いくつでも映画はできるということだね」

----前回は金子辰雄が司会だったけど今回は生方恵一だね。
「うん。舞台挨拶でも司会をやっていたよ。
そうそう、その中で斉藤由貴が
『この映画はソーダ水みたい。
一番下まで沈んだ泡が上まで来る間の
わずかな時間を描いた』と言うような詩的コメントをしていた」

----斉藤由貴も出ているんだ?何歌うの?
まさか『卒業』じゃないよね。
「それは映画の根本に関わるから言えないな。
彼女の役柄は亡き夫のデコトラを受け継いだトラック野郎(?)。
父の面影が忘れられない娘・恵梨香は、
母親が最近新しい男と親しくしているのが許せない。
映画は、その恵梨香を含む
青森むつ市に住む4人の少年少女の一年間を
名曲『ケ・セラ・セラ』を軸に進んで行く。
町工場で働く者、中華料理店に就職する者、
東京の高校へ進学する者。
恵梨香は昼間は美容院で働き、夜は美容学校へ通う生活。
この4人に、濱田岳、冨浦嗣郎、寺島咲の
『3年B組金八先生 Part7』の同期と落合扶樹。
さらに注目すべきことに
濱田岳、冨浦嗣郎の祖母を緑魔子が演じ、
ディープな下北弁を聞かせる」

----緑魔子!うわあ懐かしいね。
「あと、団時朗もシブい喉を聞かせるけどね」
----あ~あ、『帰ってきたウルトラマン』!
それで映画はどうだったの?
「タイトルどおり、青春の光と影を描いた映画。
思ったのは音楽は強いなと言うこと。
自分の知っている曲が流れるだけで、
観る者の心をほぐす力を持っている。
冷静な判断ができなくなってしまう。
一番感じたのは、斉藤由貴の役者魂。
彼女も久しぶりの映画出演だけど、
その老けメイクと津軽弁で最初は誰か分からなかった。
でも、最後はキチっと決めてくれるよ。
何を歌うかは言えないけどね」

----もう、しつこいニャあ(笑)
       (byえいwithフォーン)


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