活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

麻生抑圧政治で蔓延する絶望感

2009-02-24 20:10:05 | Weblog
国民から三下り半を突き付けられた、自民党麻生政権は厚顔にも9月の衆院解散まで居座り続けるつもりが濃厚となってきた。

これほどまで国民の退陣要求を聞き入れない宰相は他にあるまい。まさに史上最低の首相といわれる所以である。

07年7月自民党は安倍晋三首相を擁して参院選に臨んだが、その結果は歴史に残る大敗であった。すでに国民は自民党政治の専横ぶりに、愛想を尽かしていた末の選挙戦であった。

小泉ー竹中コンビの構造改革で、雇用、医療、介護などで競争原理が持ち込まれたことにより社会保障の崩壊現象を招き、いままで経験したことのない格差社会ができてしまったことに反発した、国民が選択した参院選の結果でもあった。

普通であればこの時点で解散し、民意を問うことが民主的政治のありようであるが、それさえもせず国民の意志が反映されない政治が、長期にわたりおこなわれてきた。

参院選後、安倍、福田康夫の両氏が政権の座に就いたが、突然放り投げる醜態を晒し、政治をもてあそぶようになった。その後、無能麻生政権が誕生して間もなく、米国発の金融危機による景気の悪化にも打つ手がなく、国内経済の低迷は深刻なものとなっている。

輸出関連企業も業績不振で、派遣や請負社員といわれる非正社員立ちが一斉に解雇された。3月に向け、この流れはいっそう加速されるという。職を放り出された人たちには、失業給付などセフティネットがなにひとつ機能することがなかった。自民党が政権を握ってきた悲劇である。

腐敗しきった自民党政治があの参院選以来、2年近くも民意を欺く非民主的な政治を進めてきた。先進国といわれる日本でも自民党による抑圧政治がおこなわれている。


1 Comments

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Unknown (Piichan)
2017-01-30 13:35:21
麻生氏以上の史上最低の首相が4年後に現れるとはこのときまったく予想できませんでしたね。
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