DK大衆食の旅3

路麺好きがそんな感じで巡る大衆食の旅。

赤城屋@加須

2017年10月04日 | そばうどん
加須うどん旅も始めて3年半となる。

でも、ここんトコ同じ店ばかり行ったりとか怠りモードで^^;



なので今回は未訪店巡り。
赤城屋ってお店へ。群馬出身なのかな?なーんて思いながら



もりうどん450おなしゃすー。と暫し待つ。

すると隣卓の老婦人2人組の、うどんを啜りながら話す声が漏れ聞こえてきた。



あらおいし。
でしょ?こちらお味がよろしいのよ。
ホントね、ワタクシいつもはだいたいホニャララ(聞き取り失敗w)に行くんだけどねえ。




ふううん。と同時に。へえええ。となった。



これだけうどん店が存在する加須。
それは何も旅する自分の様に、あちこちを食べ歩きする為に在るのではない。
生活範囲の中で暮らす人々の為のうどん屋が在る。てそれだけのコトだ。

そう、実はうまいとかこだわりとかはさて置きコンビニエントな存在。
それは東京の路麺も町蕎麦屋もそうだ。

だから、慣れ親しんだ味。子供の頃から擦り込まれた味。みたいなのが生まれる。
それが、そばうどんの世界であり、大衆食である所以なのだ。



と同時に、近くだけど行ったコトのないうどん屋に友達に誘われ、あらココはお味がよろしいわね。なんてコトもある。

それが行過ぎれば、行列のできる店なんてのも生まれて来ちゃうワケで。
でも、加須では未だそゆ姿を見たコトない。そこが素晴らしい。程よい領分が守られた町なのである。

もちろん加須のうどんがもっと知られて末長く続くコトを願ってはいるけど、その程よい領分を踏まえた盛り上がりであって欲しいなと思う。
それこそが今の世にない貴重な価値だと感じるから。



最後になったけど、こちら出汁がしっかりと効いた加須でも出色の汁だと思った。
この後、老婦人の発した、お味がよろしいのよ。に大きく頷き、汁を完飲させていただいた次第である(笑)





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