しろくま

軟い雑感、とりとめなく。

会津っぽ

2013-01-13 | TV, 映画, DVD
八重の桜、
だいたい大河は観ない*が、これは観る。

最初から嵌った。
歴史、人物は知らない**。テレビ逆引きでもいいだろう
アメリカ南北戦争の戦場と鉄砲構える八重のシーンを重ねたプロローグ・オープニング。綾瀬はるかが凛々しい。
嘉永4年、会津藩、昔ながらの質実な気風。論語と武芸。子供も什(じゅう)の掟(藩のしつけみたいなもの)を口ずさむ。
朴直で好奇心の塊、一途さ。幼少時代の子役がとてもいい(演出・演じさせ方もあるのだろう)
幕末、世はめまぐるしい。
西欧から鉄砲や先進技術が入ってきて、長兄覚馬はそれを学びに江戸に出る。
同時に黒船、開国、国(の自立)の意識も高まり、佐久間象山は志を同じにする者を集め講じていた。
最初門前払いだった覚馬だが、意気ごみを汲んだ象山に学ぶことを許される。
一方八重は、どうしても鉄砲がやりたい。夜、こっそり、鉄砲に見立てた棒を構え、的を撃つ。
陰で見ていた鉄砲指南の父が「ならぬことはならぬ」

綾瀬もいい。癒し/脱力系でなく
俵担ぎ(力比べ)で男勝り、元気だが(年の分)“残念そうな”憂いもある。
ある日、「鉄砲教えてほしい」父の前で頭を下げる。
八重はこっそり鉄砲を描き続けていた。
江戸帰りの兄に父がその画を見せる。「やむにやまれぬ」

あと、時期的にディファレンス・エンジンにかぶっているのも、個人的に気に入っている。

*大河というと長いし、重たいしで、苦手が先に立つ。
**山嵐(『坊ちゃん』漱石)とラーメンしか浮かばなかった。

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