リンカンライムたちの今度の相手は 中国人を米国へ密入国をさせようとしているGhost(ゴースト)といわれているスネークヘッド。ライムはゴーストが密入国しようとしている海岸を特定して 彼の船を待ち伏せするが ゴーストは密入国者もろとも船を爆破して警察の手を逃れる。
爆破した船から脱出した中国人たちがいることを知ったゴーストは 彼らの抹殺を図るべく行動を起こす。ライムたちもゴーストの手がかりを得るために脱出した中国人の行方を捜す。
密入国した中国人たちが頼ったのは チャイナタウンにいる同郷の仲間。ゴーストは彼を拷問して 密入国した中国人の居場所を聞き出し 彼らを殺しに向かう。一方、ライムたちも密入国船に潜入捜査官として乗っていた中国の警察官ソニーリーの情報と遭難現場に残されていた血痕から 中国人一家の居場所を探り出し、ゴーストを逮捕すべくその場所に向かう。
とにかく、最後ははらはらどきどきさせます。とくに アメリアサックスの行動にはひやひやします。
読んでいて気になるのが アメリカに密入国させることを目的としているゴーストが 爆破させた船から脱出した中国人たちを なぜ執拗に追っかけまわすのか?別に ほっといても 不法に入国した彼らが警察に行く心配はないだろうに・・・・と思っていたら ちゃんと殺す理由がありました。
中国人一家の夫Sam Changは、生き様が立派。爆破された船から脱出するとき、彼らが脱出しようとしているのを見たゴーストが 彼らを殺そうとして接近してくる中、家族だけでなく他の生存者も助けようとする、海岸から離れるときに 店に侵入して商品を盗むがあとでお金を送ろうと考える、このままでは家族の命があぶないと思った彼は 逆にゴーストに罠をしかけて家族を守ろうとする。
中国人警官のソニーリー:ライムたちの科学捜査にたいし、昔風のじみちな聞き込み調査でゴーストに迫っていく。ライムたちの捜査と好対照。彼は、密入国した中国人が誰を頼るかを考え、チャイナタウンの聞き込みを行っていく。コロンボなみの推理力で ライムたちも一目置くほどの勘でゴーストにせまっていく。
ゴーストの正体についてビックリ、あと、ゴーストは密入国者を見張るためにスパイを密入国者のなかに入れていた。はたして 生存者の中国人の中にゴーストのスパイがいるのかどうかも気になった。
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