Jonathanはかって彼が所属していた、アメリカ軍の精鋭中の精鋭部隊Unit のRollins大佐から、UNIT所属のDylan Nasbe(通称Boomer)がアフガニスタンの任務から戻った後、行方をくらまし、その後同じ任務に従事していた仲間の特殊工作員を殺し、さらに国家の秘密事項を諸外国に売ろうとしていると告げられる。今、すべての国家機関が生死に関わらず彼を逮捕しようとしていることも。
RollinsはJonathanにBoomerは精神的に病んでいると話し、彼と話し合う必要があると言い、Jonathanに彼の所在を突き止め生きて連れ帰るよう要請する。JonathanはBoomerとは彼がUNITを去る前に、作戦行動を共にしたことがあり、Bommerの人柄を熟知しており、そのようなことをするには理由があるはずと考え,彼からその理由を聞こうと彼の行方を突きとめることを承諾する。
JonathanはBoomerの性格を分析して彼が南米のVenezuelaにいると推測し、彼の妻にJonathanとBommerだけがわかるある場所で自分達と会うようメッセージを託す。そしてその場所でBoomerと出会ったJonathanは、彼がUnitの仲間が彼を探しに来るのを待っていたと告げられる。そして、彼は現大統領政権を覆そうとする計画が進められているのを発見したと言い、最近起きた下院議員Blaineの暗殺事件、上院議員Haynesの暗殺未遂事件を彼らの仕業と断定し、Jonathanたちに協力を求める。Jonathanは彼の話を信じるが、彼の友人のFBI長官に連絡するには証拠が希薄として当面は自分達だけでこの計画を阻止すべく全力をあげることを決意する。
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この本を読みたいと思ったのは、優秀な特殊工作員が突然、3人の仲間の特殊工作員を殺し始める。なぜなのか面白そうに見えたので。
しかし、先を読もうとする意欲がなかなか起きなかった。このJonathan Graveのシリーズは本作で7巻目、シリーズの最初の頃は誘拐された人を救出するという緊張感があってかなり面白かった。しかし、この本は軍隊による政府転覆。しかも、相手は軍隊経験がない若者の寄せ集め。相手として物足りない。
何かひねりがあるかと思いきや、だらだらとbadguysとgoodguysの様子が綴られていく。また、いつものように彼らに銃を向けたものは容赦なく殺す。戦闘能力を奪えば良いと思うのだが
読み終わった後、これでおわりなの?と拍子抜けしてしまう。
★ Kindle版 紙の本の長さ 512ぺーじ
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