気軽に洋書ミステリー

家にいてもすることがないおじさんは考えました。このままではボケる。そうだ!好きなミステリーを英語で読もう!英語力???

Last Man Standing by David Baldacci

2008-12-23 17:51:17 | 読書感想

**あらすじ**

FBIのHRT(Hostage Rescue Team)という急襲部隊に所属するWeb Londonは大掛かりな麻薬取引が行われるという現場を急襲すべく仲間とともに待機していた。しかし、突入命令が出たとたん、彼は身体が硬直して動けなくなっていた。
この麻薬取引の情報は 彼らHRTメンバーを全滅させるために仕掛けられた罠だった。 身体が硬直して身動きできないWebは 突入して行った仲間たちが銃弾で次々と殺されていくのを呆然と見つめていた。
メンバーのなかで一人だけ生き残ったWebは 同僚たちから臆病風に吹かれて仲間と共に突入しなかったと非難される。

Webは 何故、突然動けなくなったのか 精神科医のClaireの診療を受けながら 殺された仲間たちの無念をはらすために この罠を仕掛けた者が誰なのか 捜査を始める。

やがて、5年前にWebたちHRTが関わっていた学校人質救出事件の首謀者である 白人至上主義武装グループのリーダーであるFreeという男が 数ヶ月前刑務所を脱走していたことが分かる。
そして、HRTメンバー虐殺事件と相前後して、彼の裁判に関わった検事、裁判官、弁護士が次々と殺されている事件が発生していた。

Webは自分たちを罠にはめたのは 自分を刑務所に送り込んだことに対してのFreeの当時の関係者に対する報復だと考える。
当時の関係者の捜査を進めるWebは その事件で殺された女教師の夫もまた 数日前に殺されていることを発見する。

同じように その事件の時に殺された子供の家族の身が危ないと判断したWebは 亡くなった子供の両親が経営する牧場での張り込みを開始する。Webはこの救出作戦のとき 救出に失敗して 目の前でこの子供が殺されるのを見ていたという辛い思い出を持っており、彼ら両親に対して負い目を持っていた。

Webたちの予測どおり 夫の命を狙った爆弾が仕掛けられるが すんでのところでWebによって阻止される。

*** 感想 ****


他のバルダッチの作品と比べると 男ぽいというか暴力的な描写が多いな。Webと同僚の男の友情とか死んだ仲間達への復讐とか 映画によくあるストーリーだな と思って読んでいったら 途中からとんでもない展開になっていって面白かった。
ただ、女好きの僕としては 魅力的な女性が出てこなかったのが残念だった。

ストーリーはかなり複雑で 犯人グループの他に、事件現場でWebに命を助けられるが、その後、犯人グループに監禁されている少年。その少年の父親である麻薬王の男などがWebに絡んでくる。

犯人が人質事件の関係者を殺すのに使った小道具の意味が最後の最後になってわかる。よくできている。

Webが動けなくなった意味も途中でさっしがついたが えんえんとWebとClaireのやりとりが続くのは 読むのにちょと疲れる。

 


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