月の岩戸

世界はキラキラおもちゃ箱・別館
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シェダル・47

2023-11-20 04:18:47 | 詩集・瑠璃の籠

醜くなるのが
嫌だからと言って
本当の自分を拒むのは
あまりにも愚かなことです

嘘と盗みで作った
偽りの美人を惜しんで
いつまでも馬鹿にはまっている自分が
苦しくはないのですか

天使の顔を盗んで
自分を美しくしている
そんな愚かな自分が
恥ずかしくはないのですか

もうやめなさい
馬鹿なことに迷っているうちに
どんどん自分が醜くなってゆく
汚いことばかりして
自分をくだらないものに落としてゆく

あなたは
嘘の美人をかぶって生きることによって
自分というものを
ひどく馬鹿にしているのです
盗んできた美人をかぶらなければ
自分は美しくなれないのだと
自分を決めつけているのです

それは間違いだ
自分というものは
愛でよいことをしていけば
だんだんと美しくなってくる
それは良いものなのです

汚い嘘を捨て
背中の闇に押し込めた
自分を救い出し
本当の自分に帰りなさい
そうすればあなたは
最も美しいあなたに
なることができる

神の前に
恥じることのない
正直な自分であることが
最も美しいことなのです



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ショルト・20

2023-11-19 04:26:39 | 詩集・瑠璃の籠

偉大なことをなせ

所詮人間は
小さなものだからと
自分をかぎり
怠けているのではない

神の前に
大志を立て
愛のために
自分を投げていくのだ

行動せよ
怠惰の水に誘う
衆愚の闇を打ち破り
ひとりの自分となって
すばらしいことをやるのだ

傷だらけの人生が
待っている
だが乗り越えよ
おまえが本物なら
神の助けがあろうぞ

おまえは
すばらしいことができる
すばらしいものなのだ
信じよ
自分を

時代の魔の
壁を打ち破り
この世に
新たな世界を
打ち出せ



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サビク・89

2023-11-18 04:11:15 | 詩集・瑠璃の籠

あんな美人になりたいと
人をうらやましがって
その人のまねばかりするのは
あまりにも馬鹿なことだから
やめなさい

何もない自分を嫌がって
他のもっといい自分になりたいと
人のものを盗んでかぶり
他人に成りすまそうとすることは
あまりにも愚かな罪だから
やめなさい

自分とは
素晴らしい創造の種なのです
真面目に愛を学び
美しいことを積み重ねていけば
それは素晴らしい存在になってゆく
その素晴らしい自分を馬鹿にして
他の存在になりたいなどということは
恐ろしく愚かな迷いです

逃げることはできない
自分から逃げようとすれば
深い矛盾の地獄に迷い込んでゆく
それは魂を
きつい振動の中に放置する
最も愚かな所業なのです

ゆえに
もう馬鹿なことはやめなさい
他人をうらやましがって
他人になろうとすることを
やめなさい
そして本当の自分に帰り
真面目に正しいことを勉強していくのです

罪も影も
本当の自分のすべてを受け入れ
自分の中にある
愛の真実をつかみなさい
そうすればあなたは
他に類を見ない
あなただけの
美しい人になることができるでしょう



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スピカ・79

2023-11-17 04:09:28 | 詩集・瑠璃の籠

美人の顔を盗んで
自分を美人にすることは
愛への大きな裏切りだから
絶対にやってはいけません

美人になれば
男が言うことを聞いて
何でも思い通りになると
そんなことばかり考えている人が
美しいわけがないのです

美とは愛の姿なのです
わがままを抑えて
愛を深く学び
美しく愛を行っていく人は
美しくなる
そのように心が美しい人ほど
美しくなるのが本当なのだが

今の世は
何も勉強していない
愛の貧しい馬鹿な女ばかりが
嘘と盗みで美人になっている
美人と不美人が
あからさまに逆さまになっているのです

愛をわかっていない
未熟な女が
嘘で美人になって
男をだまし
自分のわがままばかりを
かなえようとするから
この世は汚く乱れる

ゆえに
女性の美を
本来の正しい姿に
戻さねばなりません

盗みに穢れた
偽物の美人を排し
真面目に勉強している
心の美しい
正しい女性を愛しなさい



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アルデバラン・80

2023-11-16 04:18:44 | 詩集・瑠璃の籠

悲しい阿呆よ
おまえは落ちてゆくのか

神が空から垂らす
千筋もの救いの糸に
触れもせず
嘘の仮面の中に閉じこもり
永遠に自分を
ごまかしていくつもりなのか

逃げることはできない自分を
忘却の箱の中に置き去りにし
完璧に嘘で作り上げた
偽物の自分を衒いながら
世間をひょろひょろと歩いている
おまえに
神のため息がふりかかる

もう終わりが来る
神はおまえの回心を待つことをやめ
愛の剣を手にとられる
それはおまえの
薄汚い仮面を切り落とし
おまえに真実の真実を教えるだろう

仮面の奥で
干からびて古びた
鼠のミイラのような自分が
おまえの前に現れるだろう

悲しい阿呆よ
おまえは落ちてゆく

最後まで嘘にしがみつき
神が与えた自分を
忘却の闇に
捨て去ろうとした馬鹿者よ

おまえは落ちてゆく



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プロキオン・20

2023-11-15 03:49:17 | 詩集・瑠璃の籠

琴糸をなぞり
かすかな詩の音をたてて
露のように
あなたの魂に
落とし込もう

それはいつか
百合の種のように芽吹いて
あなたを目覚めの岸辺に
誘うだろう

閉じた目の中の
迷いの霧の中を
さまようあなたの魂に
小さな歌をささやこう

それはいつか
蝶の卵のように震えて
あなたに新たな時の訪れを
教えるだろう

苦い酒甕の中に横たわり
苦しい人生を
夢の中に塗り込もうとしている
あなたの魂に
小さな光の粒を届けよう

それはいつか
夜明けの月のように浮かび出て
あなたの本当の人生を
照らすだろう



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ポラリス・17

2023-11-14 04:10:08 | 詩集・瑠璃の籠

つらいことから
逃げてはいけない

人は時に
自分のプライドを
折られるような
つらい思いもするが
そこから逃げてはいけない

自分のプライドを折る
訓練ができていないと
人は馬鹿になり
傲慢になり
人に迷惑ばかりかける
いやな人間になるのだ

だから神は
人間に
しっかりと自分をわからせるために
人間をつらい目に
遭わせることがあるのである

つらいことを嫌がって
勉強をすることから
逃げ回ってきたものは
いまだに幼児的プライドをおったてて
人の気持ちをわかろうともせず
いやなことばかりしている

そういう人間はもう
心を入れ替えて
やり直さない限り
神に見捨てられるのだ

だから
つらいことから
逃げてはいけない

とんがった自分のプライドを
無理にでも折り
人に頭を下げていくことを
学びなさい



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アルヤ・101

2023-11-13 04:23:22 | 詩集・瑠璃の籠

もう十分に馬鹿はやったろう
そろそろ帰って来なさい

どんなに遠くに逃げたつもりでも
本当の自分からは逃げられない
おまえは
広い世界を暴れまわっているつもりで
同じところをぐるぐる回っているのだ

自分を捨てて
自分以外のきれいな存在に
なりたいなどという夢は
永遠にかないはしないから
もうあきらめなさい

矛盾の苦しみに
魂がねじれるほど悩み
無明の闇を迷ってきた
その自分に
愛の光をあて
救い出しなさい

暗闇の子宮に閉じ込めてきた
美しい自分存在を
新たなものとして
この世に産み放つのだ

そうすればおまえは
自分存在の真の美しさを
つかむことができる

愛のために
いくらでも
美しいことをしていくことができる
すばらしい自分の力に
気づくことができる

さあもう
愚か者の闇を脱ぎ捨て
本当の自分に
帰って来なさい



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シェダル・46

2023-11-12 04:14:12 | 詩集・瑠璃の籠

ああ
愛に背を向けて
どこまでいくつもりなのですか

人の幸せを食うて
人を傷つけて
自分ばかりをいいことにして
それのどこが幸せなのか

盗んできた美貌の仮面の奥で
罪に汚れた自分が
はらわたのできもののように
常にうずいている

美しい人になるために
汚いことをしている
その矛盾の苦しみの中を
魂がぐるぐる回っている

金のかかるガラクタを集めて
身の回りを固めておかなくては
自分の幸せを信用できない
あなたは惨めなほど不幸だ

もうやめなさい
馬鹿なことは
人を馬鹿にして
自分をいいことにするのは

盗んだものをすべて返し
心から皆に謝って
真面目にやり直しなさい

嘘と盗みで作った
幻の幸福を捨て
本当の自分の
本当の幸福を知りなさい

帰ってきなさい
神のもとに
愛の中に



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エリダヌス・3

2023-11-11 04:25:18 | 詩集・瑠璃の籠

男と 女が
愛の中で
魂を溶かしあう
それが
結婚というものだ

愛しあう男女が
互いの特性を提供しあい
ひとつの愛の中で溶けあう
その時
神の秘密が花開き
美しい命が生まれる

神はその幸せを
すべての人間に与えた
男も 女も
すばらしく美しいものに創り
愛に響く
美しい魂を与えた

ゆえに人々よ
愛しあいなさい
無知の闇におびえ
互いを馬鹿にしてはならぬ
男よ 女よ
おまえたちはどちらも
すばらしいものなのだ

人生をかけて
愛していく価値のある
美しい存在なのだ

すばらしい自分自身の
自由の翼をからめあい
至福の空に飛べ
美しいものたちよ



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