月の岩戸

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ミンタカ・4

2017-08-20 04:16:59 | 詩集・瑠璃の籠

乗り超えられるかどうかは
あなたがが自分を信じて
何をしていくかにかかっている

馬鹿なことをしましたね
大切にしなければ
最も愚かなことになる愛を
言うことをきかないからいやだと
すべて消してしまいましたね

愚かなこどものわがままとは
どういうものかということが
少しはわかりましたか

子供というものは
ほとんど自分のことしか
考えていないものだ
食べ物を食べさせてくれないと
始終文句を言っているものだ

あなたがたは
腹をすかせたひな鳥のように
大いに騒いで
あの美しい愛を
肉のように食いたいと言ったのです
それですべてをだめにしたのです

大きな一つの愛が消えてしまえば
その代償は大きい
あなたがたは一つの愛を消したことによって
恐ろしいほど大きなものを失った
だが
あなたがたは消えていきはしない

あなたがたの存在は永遠に続いていく
これからなしていくことな何なのかと
考えなさい

できるかできないかなどと
考えてはならない
簡単に乗り越えることのできないものとは
わかっていつつ
すべては何とかなるものということを信じて
今から自分にできる何かをやりなさい

運命はあなたの意志に導かれていく
馬鹿なことをした自分を
自分でさえ見捨てたらどうなるか
あとは果てしなく醜い忘却の試みを積んでいくだけなのだ
そればかり永遠にしていくという
馬鹿になるのです

もはや遅すぎることはたくさんある
だがすべてを失ったわけではない
自分は何をやるのか
自分には何があるのか
まずはそこから考えなさい




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