月の岩戸

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アルギエバ・30

2017-01-25 04:52:15 | 詩集・瑠璃の籠

馬鹿は徹底的に痛めつけられる

甘えるのではない
まだ馬鹿だから許してくれと
何もできないとほざくものは
真っ先に地獄に落とされる

砂礫の暴れる嵐の中に
突き落とされるだろう
法則が
塊になって
頭に落ちてくるだろう

深更の闇が
おまえの遺伝子に住み着くだろう
馬鹿は消えはしない

最も大事な時に
ほとんど何もせず
美女をいじめることしかやらなかった
贅沢な怠惰の中に浸りこみ
神の肉を食べて
甘さにしびれて
いやなことしかやらなかった

そういう馬鹿は
馬鹿なことしかやらなかっただけで
世界を滅ぼした

言い訳はできない
何もしなかったから
罪などないはずだなどというのは
大きな馬鹿だ
何もしないことが
最も大きな罪なのだ

なぜならそれこそが
自己存在の本質を馬鹿にする
虚無だからだ
何もしない馬鹿ほど
いやなことをするものはない

馬鹿は見捨てられる
法則にいじめぬかれる
どんなに助けを願っても
神は来てはくれない

もはやそこまでなるほど
おまえたちは馬鹿になった
いやなことになった
思い知るがいい

我が名はアルギエバ
獅子の星である





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