月の岩戸

世界はキラキラおもちゃ箱・別館
コメントはゲスト・ルームにのみお書きください。

ベネトナシュ・12

2016-11-26 04:14:48 | 詩集・瑠璃の籠

植物というものは
すべてが人間より進化した魂ですが
動物というものは
ほとんどがまだ
人間より幼い魂です

ほんの少し
人間より進化した魂がやっている
動物もあります
また
鹿や蛇などの中には
まれに特別な魂がやっているものがあり
それは神のように敬わねばならず
決して殺してはなりません

魂のない生き物などありません
ほんの小さな虫の中にさえ
確かに何かがいる
生きることを感じている
美しいものがいる
それは
あなたがた人類が
恐ろしく少なかったころの
姿でもあるのです

魂というものはすべて
かつてああいうものであった
そんな頃があったのです
馬鹿にしてはいけません

殺してもよい動物がいるのは
まだそれを許されているからです
殺してもまだ彼らには
死ぬということがよくわからないからです

しかし
あまりにむごく殺しすぎてしまうと
獣というものも
その悲しみを覚えてしまう
もうそうなれば
あなたがたはその動物を
殺して食べることはできません

獣や鳥という存在の
魂の姿を見つめ
存在というものの美しさを学び
神がどのような苦労をなさって
自分たちを育ててきてくださったのかを
深く知りなさい




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« エルナト・26 | トップ | ベラトリックス・17 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

詩集・瑠璃の籠」カテゴリの最新記事