月の岩戸

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ミネラウヴァ・12

2017-03-17 04:22:49 | 詩集・瑠璃の籠

この時代に起こったことを材料に
法則上の一つの現象を
教えておきましょう

男はこれまで
女性に好きなように暴虐を行ってきましたが
それをやりすぎると
こうなってしまうという例です

女性は男ほどには
悪いことはできない
地道によいことをして
それで特に見返りを求めもせず
消えていく
そういうことを長い間積み重ねていくと
馬鹿な男がどんなことをしようとしても
踏みにじることができない
鋼鉄のような法則上の砦ができるのです

振り返ってごらんなさい
この時代
どれだけの男が
かのじょをないがしろにしようとしましたか
金と権力をつぎ込んで
馬鹿にしようとしましたか
恐ろしい数の男が襲い掛かったが
誰一人として
かのじょを攻略することはできなかった

みな
かのじょひとりを馬鹿なものにして
存分にいい思いをした後で
殺して捨てようと考えていたが
それができたものは誰もいなかった

かえって
かのじょ一人が助かり
他の男がすべて沈み
馬鹿になった

よいですかみなさん
馬鹿なことをしていけば
こういうことになるのです

女性というものは
永年の苦難に耐えてきて
よいことを地道に積み重ねてきた結果
馬鹿な男がどんな手を使っても
馬鹿にできないものになってきているのです

善というものは
悪よりも阿呆が違うほど
強いものなのです
馬鹿はこれがわからない
暴力で簡単に何とかできる小さな間は
それはそれは病原菌のように悪が流行るが
善なるものが成長してその真実の強さにぶつかれば
霧のように弱くなる

馬鹿な男は
人類の暴虐の歴史の間
女性をあらゆる手で辱め
暴力で支配してきましたが
その結果
とうとう
永遠に女性のいない世界に追い出されることになったのです

女性のいる世界に産まれてはきますが
世界中に女性がいないのと同様の
人生しか与えられないのです
生きている間
見事に
女性のいるところに行けなくなるのです

法則とは
そういうものなのです





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