ある産婦人科医のひとりごと

産婦人科医療のあれこれ。日記など。

体重管理Ⅰ

2012年03月20日 | ダイエット

昨年は久し振りの受験生生活(周産期専門医試験)を送り、ほとんど運動もせず受験勉強に明け暮れて、自分自身の体重管理を完全におこたっているうちに、気がついたら1年間で10kgほど体重が増えており、いつの間にか生涯最高体重にまで達しておりました。『このままでは定年退職まで健康に働ける筈がない、いつ倒れても不思議ではない、何とかしなくては』などと自分でも感じていた時に、日本医大・勝俣範之教授が半年間で85kgから25kg減量したという新聞記事を読んで、私も急に思い立ってダイエットを開始しました。とりあえず最初の1か月間で5kgほど減量しました。BMI=22の標準体重にするためには、あと15kgほど減量する必要があります。途中で挫折しないように続けたいと思います<wbr></wbr>。

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(以下、新聞記事からの引用) 

****** 朝日新聞、2012年2月21日

がん予防も運動から

勝俣範之さん(腫瘍内科医、日本医大武蔵小杉病院腫瘍内科教授、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医、がんの内科的な治療が専門、趣味はフルマラソン)

 日本人のがんによる死亡は1960年代から増え続けています。がん統計によると、2005年の患者数は67万人、死亡数が34万人(09年)と、約半数の方が亡くなっている。

 74歳までにがんになる確率は47%で、74歳までにがんで死亡する確率は21%。2人に1人はがんになるということだ。

 米ハーバード大の有名な研究では、がんの要因はたばこが30%を占め、食事や肥満など生活習慣による影響も大きい。日本人では、たばこによるがんは、年間約9万人に上る。

 そして肥満もがんのリスクになる。私も14年ほど前は、不摂生で体重が85キロぐらいあった。血圧も180ぐらいで、コレステロール値も300近く。思い立ってダイエットを開始。約半年間で25キロ減らし、今もその体重を維持している。

 その方法は、低炭水化物ダイエット。海外の論文を読んでこれだと考えた。徐々にご飯、パン、麺類を減らしておかずをメーンにするもの。カロリーはたんぱく質で取った。自分で自分を褒めながら続けた。ジョギングを始め、マラソンにも挑戦している。

 がんを防ぐにはまず、適度な運動に加えて、禁煙、健康な食事、検診だ。日本のがん検診受診率は2割を切る状況で、先進国で最低だと言われている。

 ただ、それでもがんになってしまう人は多い。その時は、医師とコミュニケーションをよくとって信頼できる情報を得て、自分を責めず、頑張りすぎず、あきらめないで欲しい。

(以上で引用終わり)