chuo1976

心のたねを言の葉として

「今こそ別れ」   ダウランド

2019-12-31 08:16:34 | 文学

「今こそ別れ」   ダウランド

 

今こそ、おお今こそ、別れねばならぬ
たとえ別れが不在の嘆きをもたらそうとも。
不在から喜びを得ることはできない
一度去った喜びが帰ってくることはない。

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面会に母がもて来し二貫目の柿は十日目に食ひはてにけり    牧岡秀人

2019-12-30 06:34:10 | 文学

面会に母がもて来し二貫目の柿は十日目に食ひはてにけり          牧岡秀人

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ⅩⅩⅩⅩⅩⅩⅩⅩⅡ「ウィリーが凱旋するとき」を見る聴く、  『エイガニッキ』 SASHI-ハラダ  2019/12/29

2019-12-29 05:59:12 | 映画

ⅩⅩⅩⅩⅩⅩⅩⅩⅡ「ウィリーが凱旋するとき」を見る聴く、  エイガニッキ』 SASHI-ハラダ  2019/12/29

 平穏な、アメリカの田舎町、何事も無く、長閑な一日、そこに日本軍の急襲のニュースが、かくて、若者たちはこぞって志願に駆けつける、一番乗りは主人公の青年、父もまた退役軍人、英雄気取りの老人、一番乗りの若者が市長ら街のボスと父と共に写真に、新聞記事に、かくて兵役に、隣のガールフレンドとも別れ、母と父とも別れ、列車に乗り込んでいく、戦争に出ていくというのに、何処かハイキング気分で、だが、これがアメリカの現実だったかも知れないのだが、ベトナムの始まりもこんな様子ではなかったか、飛行機乗り、なんとも、酷い操縦、格納庫を突っ走り、木々の間を走って翼を折り、上官を踏みつけにして、飛行機は炎上、だが、射撃は素晴らしい、演習が終わり、かくて最前線に、が、なんと、やって来たのは己の故郷、此処にもまた軍の基地が出来ていた、街では、英雄を迎えるごとき歓迎、歌い、ガールフレンドと踊る、同僚たちの皮肉、そうはいっても、何時最前線に、誇りと共に不安な主人公、家族、恋人、街の人々、だが、一向に主人公は旅立たない、この基地での教官としての任務ばかり、他のものたちが次々に、出ていくのに、ガールフレンドの幼い弟までも、最前線に、次第に、街の人々も、冷たい視線で、弱虫呼ばわり、父も苛立ち、怒り、母はそれでも息子が何時までも一緒に居るのだから、嬉しくて、ガールフレンドも次第に、別れのロマンから遠く離れて、居るのが当たり前の前の状態に、上へ、上へと上官に頼み込むが、一向に動きは無い、位は上がるが、何の実績も無い、それでいて、教官と云えども、最前線ではないと云えども、飛行機は落ちる、炎上する、しかし、街の人々はそんな事は理解しない、帰還したガールフレンドの弟、今や彼が英雄、宴、主人公は何処か仲間外れ、父親もまた、己の過去を語り、お前の話は実践では無いと素っ気ない、悲しみの主人公、更に上官に頼み込んでも如何とも、そこに、狙撃手が一人欠員、直ぐに飛行機を飛ばさなくては、こうして主人公が遂に最前線に、皆も、初めは信じない、やっと気付いて、周章てて出向く主人公は玄関のドアに頭をぶつける、これまでも、宴では邪魔者扱いで、子犬にも追い掛けられて、二度までも、飛行機に、乗り込み、飛び立つ、天候不順で目的地に向かえない、しかも、燃料が無い、他に降りる場所も無い、人員を死なせられないと、飛行機を捨てろとの命令、仕方なしに受け入れる操縦士、各員に連絡、だが、つかれて眠ってしまった主人公は、曖昧に返事、皆はパラシュートで脱出、一人残って気付いたときには、誰も、急いでパラシュートで落下、だが、敵地の中、大木にぶら下がり、民兵に捕まり連れ行かれる、ボスは美しい娘、笑みの主人公、彼等の尋問、アメリカ兵かどうか調べられて、クイズのごとき、アメリカ兵と判って、彼等の命令に従うことに、民兵らは、ドイツのロケット弾の発射の撮影に成功、新兵器なのだろう、この秘密情報をアメリカに連合軍に届けなくては、こうしてこの美しい娘と結婚式を挙げ、ドイツ兵を誤魔化して、主人公はその撮影フィルムをロンドンに、港からボートに、娘との別れ、ドイツ軍の相次ぐ爆撃、結婚式以来、誤魔化しのために酒を飲まされて、ボートでも、ボートから、バイクの疾走、やっと辿りついたロンドンの基地、将軍にまでも報告、次々に、上へ報告、その度に飲まされて、眠らされずに、今度は飛行機でアメリカに、またしても報告、飲まされて、やっとの事で、眠りのために病院に送られて、しかし、疑われたか、精神科に、溜まらずに、逃げ出して故郷に戻るのだ、ガールフレンド、両親、脱走したと思われて、真実を語っても誰も理解しない、そこに軍の人々が、捕まるのかと皆は不安、だが、主人公は真の英雄と判明するのだが、果たして、英雄とは、凱旋した人々の語りとは、怪しいのだ、主人公は翻弄されたばかりで、何もしていない、結果として英雄に、だから、最前線を気取って語る事の怪しさ、そんな絵に描いた英雄など何処にも居ないのだ、志願一番の写真同様に、何処か錯覚して、皆が戦争に酔いしれて、最前線は、そんなロマンなど何も無い、滑稽な愚かしい地獄なのだ、戦術も、戦略も、物量で勝ったばかりなのだ、アメリカも、かくて、英雄は、飛行機で、招かれた、タラップに、ドアが急に閉まって、物音が、きっと、顔を打ち付けたに違いない、お仕置きの如くに、何処までも、英雄とは思えない、愚かしい青年、戦争や、英雄に熱狂する、人々に対する揶揄なのだ、そう、だから、ラストの飛行機は、何処に辿りつくのか、また大きな馬鹿らしい巡りに連れ行かれるのかも知れない、いったい、誰の為、なんのため、若者たちは、振り回される、不毛なる空回りでしか無いのだ、何処までも、

 

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「14年後の『ダーウィンの悪夢』」 『ダーウィンの悪夢』その後1    関川宗英

2019-12-28 06:38:38 | ダーウィンの悪夢
「14年後の『ダーウィンの悪夢』」 『ダーウィンの悪夢』その後1    関川宗英
 
 映画『ダーウィンの悪夢』(2004 オーストリア 35mm 107分 フーベルト・ザウパー)を、2005年山形国際ドキュメンタリー映画祭で見た私は、大きな感銘を受けた。その感想を、つい先日(2019/12/13)このブログに載せた。https://blog.goo.ne.jp/chuo1976/e/619e6fa96d05f9ec91dbccd61932c6a5
 
 
 山形で上映されてから14年が経った2019年末、『ダーウィンの悪夢』を酷評するレポートをネットで見つける。(「映画『ダーウィンの悪夢』について考える(2)」阿部 賢一 2007年3月17日 http://eritokyo.jp/independent/abeken-col1031.html)
 このレポートは、当時のタンザニア大統領や外務大臣の『ダーウィンの悪夢』に対する抗議のコメントとともに、この映画にはタンザニアへの武器密輸の証拠は「どこにも出てこない」と非難する。
 
 
 キクウェテ・タンザニア連合共和国大統領の来日(概要と評価)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/tanzania/visit/0611_gh.html
 あの映画はタンザニアについての素晴らしい国際的なイメージとヨーロッパへの魚の輸出を傷つけるものであった。真実と現実について全くのでっち上げ(complete fabrication)であり、それらを裏付けるものはなんにもない。この国に対して好意的でない映画だ。あの映画は噴飯ものであり、事実を裏付けるものは少しも(a inch of)ない。ムワンザを魚の輸出で希望のない場所であるとして描いている。タンザニアのイメージを傷つけることを意図したストーリーを誤り伝えていることに憂慮している。 
 
 
 
 
 しかし、ムワンザ空港に「武器が運び込まれて紛争地に運ばれる」という証拠はどこにも出てこない。
 これに関してタンザニア外務大臣が反論したと現地紙が報じている*。
* http://www.darwinsnightmare.net/Foreign_affairs_hits_at_Darwins_nightmare.html
 その要旨は以下の通り。
 2006年8月13日、タンザニアの外務大臣は映画『ダーウィンの悪夢』を非難して次のように述べた。
 「この映画はタンザニアの海外に対する良好なそして実際のイメージを傷つけている。この映画には、タンザニア政府が合法的にせよ非合法的にせよ武器の輸送に積極的に関わったり、それらの動きを黙殺しているというような、ムワンザにおける武器の持込などについてのシーンはどこにも見当たらない。タンザニアはこれまで様々な局面で近隣諸国との和平対話を主宰してきた。その努力については関係諸国から称賛を得ている。タンザニアは調停者と(その反対の)妨害者の役割を同時に行うなどということは思いもよらないことである。」
 
 
 しかし、映画の中では武器がムワンザ空港持ち込まれているという証拠は登場する。
 ①町の画家、②新聞記事、③取材記者の三つのシーンが映画には盛り込まれている。
 YouTubeで、NHKBSの『ダーウィンの悪夢 アフリカの苦悩(前・後編)』が見られるので、確かめた。
 
https://www.youtube.com/watch?v=Dl_xCfHg3iY&t=5239s
 
 
①町の画家のシーン。
 
 
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酒のめばいとゞ寝られぬ夜の雪          松尾芭蕉

2019-12-27 07:48:47 | 文学

酒のめばいとゞ寝られぬ夜の雪          松尾芭蕉

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木星の色を転がし毛糸編む           山田真砂年

2019-12-26 05:07:38 | 文学

木星の色を転がし毛糸編む           山田真砂年

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まつ白いセーターを着て逢ひにゆく       伊藤政美

2019-12-25 06:28:24 | 文学

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一人身の心安さよ年の暮         小津安二郎

2019-12-24 08:48:12 | 文学

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年の瀬のうららかなれば何もせず        細見綾子

2019-12-23 08:29:40 | 文学

年の瀬のうららかなれば何もせず        細見綾子

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生まれたる子犬の真白クリスマス       牛田修嗣

2019-12-22 08:53:00 | 文学

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札幌国際芸術祭

 札幌市では、文化芸術が市民に親しまれ、心豊かな暮らしを支えるとともに、札幌の歴史・文化、自然環境、IT、デザインなど様々な資源をフルに活かした次代の新たな産業やライフスタイルを創出し、その魅力を世界へ強く発信していくために、「創造都市さっぽろ」の象徴的な事業として、2014年7月~9月に札幌国際芸術祭を開催いたします。 http://www.sapporo-internationalartfestival.jp/about-siaf