chuo1976

心のたねを言の葉として

ⅩⅩⅩⅩⅩⅩ「ツバメ号とシジュウカラ号」を見る聴く、   『エイガニッキ』 SASHI-ハラダ  2018/2/13

2018-02-13 05:20:13 | 映画

ⅩⅩⅩⅩⅩⅩ「ツバメ号とシジュウカラ号」を見る聴く、      『エイガニッキ』 SASHI-ハラダ  2018/2/13

  川、船、搬送船、二艘の船、親方と妻とその妻の妹の三人で、川を下り、登り、国境を越えて、物を運ぶ、しがない生活、風景の素晴らしさ、ドキュメント、川面、橋、町、田園、羊、人々、生活、日常、食事、買い物、街中、一人の船頭が辞めて、新しい男を捜す親方、斯くて、どこかに誘いを掛けていたか、朝食の時に現れた新しい男、海の男、親方は直ぐに打ち解けて、相棒の如くに、妹も惹かれる、妻ばかりはどうも受け入れられずにつれないままに、だが、こうして四人の仕事が生活が始まる、仲の良くなった、打ち解けた妹と新人、親方も笑みで見詰める、町の写真館、様々な乗り物の絵の前で、乗っている如くの写真撮影、四人で、二人で、家族写真、町の祭り、盛大な山車、楽隊、どこまでも、こうして、旅が続く、何の変哲も無い日常、暮らし、船の上の暮らし、だが、彼ら、親方夫婦と妹には秘密が、生活のため、宝石の密輸、闇の取引、そして刺繍の織物、こんなものらを密輸して生活の糧にしているのだ、次第にフランスの国境が近づき、妹と新人の男は恋に、キス、抱擁、親方はいつ結婚するのだとまで、妻は受け入れがたい顔をしているが、男は妹に何となく、お宝の隠し場所はどこだと、密輸品があるだろうと、それは言えないと笑みの妹、内緒なのだと、そんなある日、親方と妻が隠し場所の梶に取り付けた箱を確認していると、男が伺って見てしまう、誰もが、こんな事をしているのだろう、だから、男もこの仕事に就いた、何も無い平然とした暮らしの中に、皆が、秘密を、闇を、裏を持って生きている、あの美しい風景の中、貧しいのだ、妻の男に対する疑い、主人に話すが受け付けない、だが、主人は妹を連れて買い物に、実は、その前に男が怪我をしているのだ、甲板での作業で、腕を斬って妻に手当して貰って、故に主人と妹が買い物に、これもまた男の狙い、出て行ったのを見届けて、男は妻に言い寄る、誑かして、お宝を手にしようと、だが、直ぐに主人らは戻るのだ、慌てる二人、妻は主人に語るが、主人は相手にしない、これは素振りか、芝居か、斯くて、男は主人を町に連れ出す、飲み屋、女将を知って居るのか、目配せ、主人に飲ませるのだ、酔いつぶす算段、女も横に座らせて、夜の女、酔っ払って、飲まされて、寝込んでしまう主人、これを見て、チャンスとばかり、直ぐに一人船に向かう、が、主人も実は酔っ払ってなど居なかった、彼もまた芝居をしていたのだ、間を置かずに後を追う、何も知らない男は梶の箱を外に引き上げる、そこに後を付けてきた主人、妻は知ってか起き出して、妹は何も知らずに寝たままに、宝石の箱に手を伸ばす男、後ろから川に落とす主人、そして、槍の如く、梶を操作する棒で突き刺して川の中に沈めるのだ、斯くて、何事も無かった如くに、国境を越える、妹ばかりは、急に消えた男を思って、項垂れているばかり、妹のロマンはどこに、川縁の長閑な日常が続く、素晴らしい、だから、怖い、この日常、生活、ここにこそ、恐怖が、貧しさが、闇商売が、殺しが、女が、男が、裏切りが、騙しが、国境が、見えない、索漠とした、多様な境目の線が、主人と使用人の男、妻と男、妹と男、それぞれのこれらの関係の線が、見えない線が、張り巡らされている、主人らはこの密輸で金を手に為る、あるいは、警察に掴まる、妹はまた違った恋に落ちる、妻は誑かされる、主人もまた夜の女に言い寄られる、無事に済んでも、また次なる男が船に乗る、そして、川を下り、登り、時には綱で引きながらの船の移動、力仕事、また違った秘密が、個々に、それぞれに、在り続ける、

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札幌国際芸術祭

 札幌市では、文化芸術が市民に親しまれ、心豊かな暮らしを支えるとともに、札幌の歴史・文化、自然環境、IT、デザインなど様々な資源をフルに活かした次代の新たな産業やライフスタイルを創出し、その魅力を世界へ強く発信していくために、「創造都市さっぽろ」の象徴的な事業として、2014年7月~9月に札幌国際芸術祭を開催いたします。 http://www.sapporo-internationalartfestival.jp/about-siaf