chuo1976

心のたねを言の葉として

『エイガニッキ』 SASHI-ハラダ  2013/10/2

2013-10-03 05:57:01 | 映画
『エイガニッキ』 SASHI-ハラダ  2013/10/2


Ⅷ 「東電テレビ会議」を観る聞く
  インターネットで僅かに紹介されいるものを纏めた映像、主催者はこれは映画ではないのだと、映画といってはいけないらしい、作品では無いからか、東電の映像の公開だと、こんな駄目な日本でも、些細なものではあるが、こうして上映会が行われることは嬉しい、しかし、客が少ないよ、確かに東中野だから、百人あまり、補助席、立ち見席会わせて、やっと、それも、二回の上映なのだから、席が埋まって満員ではあるのだが、東中野を取り巻けよ、原発賛成、反対を越えて、なぜに皆見に来ない、広報が足りないか、確かに、何時だって、私たちは、最前線をあまりに何も知らない、現在は「テレビ会議」の全ての映像は東電内部で記者らに対しては、監視付きの中で観ること、、聞くことが可能なのだそうな、それでも、ぼやかしが、音声のカットが在るらしい、なぜに、全て自由に観ることが出来ないか、朝日の木村記者は、上映後に、この映像は私たち市民のものだと語っていましたが、それはその通り、3.11以降の経過も、改めて検証して、何時何が起こったか、爆破はそれぞれ個々に何であったのか、水素爆発か、原子爆発か、曖昧なままに、判らないのだ、いや、判っていないはずがない、1号機が、3号機が、4号機が、横に流れる1号機の白い煙、立てに黒く挙がる3号機の煙、管総理と東電、アメリカの50㎞圏退避命令の話、自衛隊のヘリからの水撒き、梯子車、上映の後、家に戻ってネットで、いろいろ観ていると、謎解きの様で、面白くなってしまって、こんなことおもしろがって何しているのだと、本末転倒、世間が皆楽しんでしまっているのだ、犯人捜し、東電が悪い、官邸が悪い、現場が悪い、マスコミが駄目だ、福島の住民だって恩恵を被ってきているのに今更なんだと、まずは、そんなことを離れて、映像をしっかり見詰めること、聞き止めること、本店、吉田所長、福島アウトセンター、官邸、私たちは直ぐに吉田所長が最前線の如くに思ってしまうが、福島第一に東電の人間はどのくらいいるのだ、最前線は、関係業者、言葉は悪いが、下請け、孫請けではないのか、本店と吉田所長の擦れ違いは、所長と最前線の擦れ違いでもあるのだ、大体において、所長など、己でバルブなど開閉に行かない、行ったことも無かろう、どこに具体的に在るのかすら知っているのだろうか、図面上は判っても、地下、天井裏の点検構内、シャフトの中、こんな、具体は決してこの会議からは見えない、所長に報告する人々も、誰なのか判らない、最前線は消されて、在る、そもそも爆発しているのだよ、原子力発電所が、何が出来るのだ、こんな誰にも何も出来ない装置の中に、私たちはあるのだ、「風立ちぬ」の飛行機、科学者、技術者はロマンチックに、戦闘機を作ってしまった、馬鹿な話さ、あの技術者と妻のロマンは、三島の「憂国」の様で、三島の絶対も空虚ならば、でも可愛い、己の空回りで、己の腹切りだからね、奥さんも己で自死するのだし、「風立ちぬ」の技術者もまた空虚、戦後の経済発展、原子力、ロケット打ち上げ、これも又、愚かしく空虚、私たちの日常のビジネスもまた、生活も、空回り、賃金に誤魔化されて、全てが絡まりついて逃れられなくて、大きな空虚な機械として巡っている、この機械に自覚的に、何とか自覚して蠢こうと、まず一歩、危うく挙げてしまったが、収まる場のない、一歩、クレショフの映画の如くに、「二人のブレディ」の親子の様に、芸人も動く、息子も動く、権力を乗り越えて、どこにでも、動き出す、成り変わる、逃れる、飛び出す、スピード、東電の、官邸の、技術の、科学の、内側にまでも、東京オリンピックどころではない、いや、世界を招いて、そこでフクシマが破裂するのだとも、恐るべき日本の野望に怯えないのですか、世界の人々よ、私たちはしっかり準備して待っています、最高のテロリスト、これが「風立ちぬ」に対する答えかもね、恐るべしニッポン、チャ、チャ、チャ、近代の振り出しに戻れ、戻れるのならばよいが、戻ることすらない、ハイキョ、世界のフクシマ化、東京オリンピック万歳、


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枯枝に烏のとまりたるや秋の暮   芭蕉

2013-10-03 05:48:06 | 文学
枯枝に烏のとまりたるや秋の暮   芭蕉
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札幌国際芸術祭

 札幌市では、文化芸術が市民に親しまれ、心豊かな暮らしを支えるとともに、札幌の歴史・文化、自然環境、IT、デザインなど様々な資源をフルに活かした次代の新たな産業やライフスタイルを創出し、その魅力を世界へ強く発信していくために、「創造都市さっぽろ」の象徴的な事業として、2014年7月~9月に札幌国際芸術祭を開催いたします。 http://www.sapporo-internationalartfestival.jp/about-siaf