期待と不安と入り混じりつつ、公開を待っていた『魍魎の匣』を見に行って来ました。
魍魎の匣
監督が亡くなったので、2作目は無いだろうと思っていたのですが、原田眞人監督で映画化。
私が今までで読んだ推理小説の中でも、一番好きな作品です。
前作を見た感想が、イマイチだっただけに、今度もあまり期待しないでおこう、と思いながら公開を待っていました。
で、見た感想ですが…
「原作とは別物」として見れば、それなりに面白かったです。
原作のエッセンスだけ使って、キャラもストーリーも大胆に再構成して「別の作品を作った」、という感じです。
パラレルワールドのような、似て非なる物語。
原作に比較的忠実に作られた実相寺監督の前作に比べると、思い切り変えちゃった分、諦めがつくと言うか…(笑)
原作と同じ部分を探す方が難しいくらいで。
そう割り切って見る事ができれば、所々コミカルな場面があったりするのも面白かったし、怖ろしい所はとことんグロテスクにしたりと、嫌いじゃない演出でした。
それでも、「○○(←ほぼ全キャラ)はそんな性格じゃないやい」とか「箱館はこんな感じじゃないよう」とか、「これはやりすぎてギャグになっちゃうよ」とか突っ込みたくなるのは、原作ファンとしては仕方ないですが…
大体、物語としても結構破綻してると思う
特にラストにかけてのドタバタ?は、「なんかもう無茶苦茶ですがな…」と思いました。
でも、いっそここまで突き抜けてやりきっちゃうと、(くどいですが、別物としては)アリかなぁ?と苦笑いしながら許せちゃうような。
一緒に誘った友人(私ほどの思い入れは無いようだけど京極ファン)も、随所で笑ってましたし(笑うところじゃなくても、あまりにも原作と違っていて笑えてしまう)、「結構面白かった」と言ってました。
批判してるんだか褒めてんだかよく分からない感想になってしまいましたが、いろんな意味で楽しめたし、「こんなんじゃなーいっ」と怒らなかっただけでも良しとします。
ただ、この映画を見て、原作を未読の方に、「これが『魍魎の匣』かぁ」、と思われちゃうと、悲しいなぁ。
これは、ぜひ先に原作を読んでから見に行って欲しいし(そうしないと、たぶん話についていけないと思う)、もう見ちゃった人も、ぜひ原作を読んで欲しいです。
「えっこんなに違うの」とビックリしますよ
さて、大掃除を中断して今日はお出かけだったので、明日も掃除をしなければ
(あ、日付変わってますね。「今日」だ。)
魍魎の匣
戦後間もなくの東京。元女優、陽子の娘が行方不明になり、探偵・榎木津が捜査を依頼される。
一方、作家・関口と記者・敦子は、不幸を匣(はこ)に封じ込める謎の教団の陰謀を掴むべく調査していた。
更に巨大な箱型の建物の謎を追う刑事・木場。
全ての事件は、複雑に絡まり、一つに繋がっていた。それぞれの謎を解くため、彼らは古書店・京極堂の店主、中尊寺のもとに集まった。
監督が亡くなったので、2作目は無いだろうと思っていたのですが、原田眞人監督で映画化。
私が今までで読んだ推理小説の中でも、一番好きな作品です。
前作を見た感想が、イマイチだっただけに、今度もあまり期待しないでおこう、と思いながら公開を待っていました。
で、見た感想ですが…
「原作とは別物」として見れば、それなりに面白かったです。
原作のエッセンスだけ使って、キャラもストーリーも大胆に再構成して「別の作品を作った」、という感じです。
パラレルワールドのような、似て非なる物語。
原作に比較的忠実に作られた実相寺監督の前作に比べると、思い切り変えちゃった分、諦めがつくと言うか…(笑)
原作と同じ部分を探す方が難しいくらいで。
そう割り切って見る事ができれば、所々コミカルな場面があったりするのも面白かったし、怖ろしい所はとことんグロテスクにしたりと、嫌いじゃない演出でした。
それでも、「○○(←ほぼ全キャラ)はそんな性格じゃないやい」とか「箱館はこんな感じじゃないよう」とか、「これはやりすぎてギャグになっちゃうよ」とか突っ込みたくなるのは、原作ファンとしては仕方ないですが…
大体、物語としても結構破綻してると思う
特にラストにかけてのドタバタ?は、「なんかもう無茶苦茶ですがな…」と思いました。
でも、いっそここまで突き抜けてやりきっちゃうと、(くどいですが、別物としては)アリかなぁ?と苦笑いしながら許せちゃうような。
一緒に誘った友人(私ほどの思い入れは無いようだけど京極ファン)も、随所で笑ってましたし(笑うところじゃなくても、あまりにも原作と違っていて笑えてしまう)、「結構面白かった」と言ってました。
批判してるんだか褒めてんだかよく分からない感想になってしまいましたが、いろんな意味で楽しめたし、「こんなんじゃなーいっ」と怒らなかっただけでも良しとします。
ただ、この映画を見て、原作を未読の方に、「これが『魍魎の匣』かぁ」、と思われちゃうと、悲しいなぁ。
これは、ぜひ先に原作を読んでから見に行って欲しいし(そうしないと、たぶん話についていけないと思う)、もう見ちゃった人も、ぜひ原作を読んで欲しいです。
「えっこんなに違うの」とビックリしますよ
さて、大掃除を中断して今日はお出かけだったので、明日も掃除をしなければ
(あ、日付変わってますね。「今日」だ。)
お手伝いが必要な時はすなふ家へ・・・
来年もよろしくお願いしますね。
良いお年をお迎え下さい。
映画化というと、1つのビジネス、コマーシャリズムとしてのパフォーマンス、エンターテイメントだから、見るとしたら、切り離した次元から、観賞したいですね。
でも、それは、それなりに、面白い方向性を持った企画だと思います。監督によって、ニュアンスも変わってくるから、その方の個性がでますよね。
私、BLOG記事で、一番始めに閃きで描いた水彩画の猫をアップしました。暇ができた頃、批評お願いし
ます。
猫の喜ぶネズミ年です。ネズミには、可愛そうですが。いい年にしたいです。
BONNE ANNEE!(ボンナネー!)
2008!
私も本が好きでよく読みますが、読んだ本が映画化
されても、見に行く事はあまりありません。
自分でイメージを作り過ぎるのでしょうか、映画が
良かった・・と思った事がないんですヨ
でもこの本は読んでみますネ
ひなにゃんこさん 来年もよろしく~。
今年も宜しくお願い致しますっ<お辞儀。
年末に見に行ってらしたんですね~!「魍魎の匣」気になりつつ、前作のこともあって二の足を踏んでいたのですが、これなら少しは期待を持って見ても大丈夫そうですね。近いうちに見に行きたいと思いますっ
3にゃんは、ちゃんと手を貸してくれるんですね
ユズはもっぱら大掃除の邪魔をする方に忙しかったようです
今年もどうぞよろしくお願いします
実物をご覧になったら、きっと驚かれますよ
それだけの話の量を、2時間程度の映画にしたのですから、大幅に変えないと収拾がつかなかったのでしょうね
今年もどうぞよろしくお願いします
原作に思い入れがあると、映像化にはガッカリする事がほとんどですよね
それでも怖いもの見たさで、懲りずに見てしまうのです
この本、かなり分厚いので、人に薦めにくい本なのです。
本屋さんでビックリされるかも…でも、もし良かったら読んでみてくださいね
今年もどうぞよろしくお願いします
あれは…ねぇ
今作も、原作とはかけ離れているので、相当落胆したり、お怒りになる人もいらっしゃるようです。
あくまでも、「別物」と割り切ってご覧くださいね
特に後半、激しくB級C級の匂いが(笑)
最後のカットなんて、「ギャグ?」と思いました
今年もどうぞよろしくお願いしますね