ミカンの皮から動物を生み出す

1週間くらい前の朝日新聞の「ひと」の欄でミカンの皮から動物
を生み出す工芸作家の岡田好弘さんが作品とともに紹介されて
いました。ミカンの皮にカッターで切れ目をいれ、破れないように
丁寧にむくと、エビ、カニ、トナカイ等があらわれる。余るところ
は一切ないそうです.ミカンの皮の軟らかく、剥きやすいところが
生かされています。岡田さんのミカンの消費量はひと冬で50 kgにも
なるそうです。


今年もブンタンが届きました。この皮は硬いので別の活用方法が
あります。


どうもミカンの需要と価格の低迷が続いているようです。原因は
家計からの果実への出費を減らしている、小玉傾向で売れ行きが
伸びない、店頭に並ぶ果実の種類が増えた事などによるそうです。
ミカンの栽培面積（11年）は4万5000 haと5年前に比べて1割減少
しましたが、ミカン以外のカンキツ類（10年）は2万3000 haと6割
増加しています。新しい品種の方が珍しく高値で取引されやすい
ので、ますます新しい品種は増加していくことでしょう。