充実果樹園生活(つくば展開地ぶどう園)

来て!見て!食べて!! つくば展開地(てんかいち)ぶどう園

あきづきを収穫する

2011-09-30 | ナシ(梨) pera
栃木県で開発された連続式ポット栽培のような盛土式
根域制限栽培の「あきづき」を収穫しました。あきづき
は中~晩生の赤ナシで、豊水と新高の間に収穫されます。
大きさは500gくらいあり偏円で美しい姿をしています。


ニホンナシのカラーチャート

ナシの場合は表面色と地色を熟度の参考にします。糖度
14%という値どおり大変おいしいナシになっていました。
この盛土式根域制限栽培法を取り入れると従来10年程度
かかって成園になるところを、「2年成り育成法」により、
植え付け2年目から2t/10a程度の収量がえられるそうです。
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同じ品種でも違いはいろいろ

2011-09-29 | ブドウ(葡萄)品種 raza
岡山のニューピオーネをご馳走になりました。現在はピオーネ
はほとんど種なしですが、まだ種なしが広まっていなかったころ
から、岡山は種なしにこだわってニューピオーネという名前で
差別化をはかってきました。果粒は20mmくらいありそうです。


マニキュアフィンガー、ピオーネ、ロザリオビアンコ

同時に別な産地のマニキュアフィンガー、ピオーネ、ロザリオ
ビアンコをいただきました。同じ品種のピオーネ、マニキュア
フィンガーでも糖度、酸度、果汁の量、渋味等の組み合わせで
評価がわかれます。いろいろな人が作ったブドウを食べてみる
と面白いですね。

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先輩のブドウ

2011-09-28 | ブドウ(葡萄)品種 raza
先週末に岡山で園芸学会が開かれました。その会場に
今年4月から岡山県真庭市の農事組合法人清藤に就職した
先輩が顔をみせたそうです。そのお土産が紫苑でした。
昨年10月、清藤を見学したときに試食に出されたブドウ
です。肉質は塊状で、果汁がたっぷりなので、清藤では
「チュッチュラー紫苑」という売り方をしています。


紫苑

清藤も先日訪れた「浅間園」と同じでお客様が「来て楽しい
ことをする」のを経営の方針としています。小中学生の
農作業体験、都市住民との交流に積極的に取り組んでいます
が、このとき農業以外の就業経験をもつ就農者の方々が
活躍しているようです。

関連記事 2010/10/09 カテゴリー 新規就農 「 新新規就農(清藤)方式」 
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落ち始めたクルミ

2011-09-27 | クルミ
台風の影響があったのかもしれませんがそろそろクルミが
落ち始めています。収穫の時期のようです。


地上のクルミ

クルミの食べ方は簡単にそのまま食べるというのもありますが
東北のほうではクルミ和えがよく登場します。柚餅子などの
なかにはいっているのもすきです。やはり甘味をつけるのが
消費を増やすポイントのようです。

ナッツのはちみつ漬け
クルミ、アーモンド、ヘーゼルナッツ、カシューナッツなど
をフライパンで炒るか、オーブン(180℃、5分)で焼き、荒熱
をとったナッツを瓶に入れ、はちみつをひたるくらいにいれて
1週間くらいなじませる。


トーストしたパンにのせると美味しい

飯田順子 フランス仕込みの手作りコンフィチュール 世界文化社
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台風は過ぎていきましたが

2011-09-25 | 自然災害とその対策
台風はやきもきさせながらすぎていきましたが、翌朝の
果樹園は大騒ぎです。多くの人が被害を確認に出かけて
いきます。防風林の倒れた木のために通行ができなくな
った箇所もありました。さっそく、電動ノコで伐採して
運搬していきました。


倒木が防鳥網用の棚に

ブドウは収穫も終わり被害は少なかったのですが、これから
収穫のリンゴはかなり落果がありました。ナシは枝が棚に
ついていましたので、被害はありませんでしたが、モモは
弱っていた枝が折れました。

コメント (2)
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試みてみましたジャムと干しブドウ

2011-09-22 | 6次産業化
昨年訪問した石原果樹園で「最後の一粒まで売り尽くす」
という言葉は忘れられずに残っています。全部が素晴らしい
房というわけではありません。試みにブドウのジャムと干し
ブドウを作成してみました。安芸クイーンのジャム(右)は
果粒糖度が20%というのを考慮せず、果粒を半分に切り砂糖と
レモンをくわえて1度加熱しました。果皮を取り除いて2度目
の加熱。ジュースと果肉に分離して、ジュース部分を1/3
くらいまで濃縮。濃縮ジュースに果肉を加え加熱して完成。
甘すぎて、果肉中に結晶(酒石)のようなものを感じます。
ピオーネ(左)の糖度も20%くらいありますので、こちらは
砂糖を添加せずに作成しました。感想①干しブドウのようで
このみでない。それなら自分用にします。


安芸クイーン(上、少し赤味)とピオーネ(下、濃い色)

安芸クイーン、ピオーネ、藤稔と試みましたが、藤稔は
作成中に果汁がかなりしたたり落ちます。その他はうまく
いきました。


山梨のおみやげ ピオーネの干しブドウ



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秋の管理

2011-09-21 | ブドウ(葡萄)栽培
今年は地震、津波をはじめとして台風など災害が多い
年です。通勤路の田んぼはほぼ稲刈りを終了しています
のでよかったのですが、青森のリンゴの水害等まだ木に
実がついている果樹は心配です。ブドウ畑は防鳥網も収納
して、枝を棚に固定しておきました。


まだ余力が

棚を見回ると、結構小さなブドウの房が目につきます。
小さな副梢に立派な果粒がついていたりします。せっかく
光合成で作り出した栄養分が無駄に使われてしまうので、
貯蔵養分にまわるように、まだ副梢の管理をしています。
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ヒメスズメバチを捕獲

2011-09-20 | オープンガーデン憩いの森・鉢形
ブドウの仕事があったりで、なかなか憩いの森・鉢形に
出かける機会がありませんでしたが、久しぶりに行って
きました。竹藪の竹を刈り取ってくれる業者があって
かなり見通しがよくなっていました。モモもせっかく
袋をかぶせたのですが、収穫は少なかったそうです。
新しく土壌や植物の本を持ち寄って文庫ができていま
した。文庫で生理障害やバーク堆肥の本を読んでいま
したらスズメバチが侵入してきました。昆虫担当者が
ヒメスズメバチを無事捕獲。ヒメスズメバチの標的は
アシナガバチだそうです。


スズメバチのトラップ

春先から森のあちこちにスズメバチを捕獲するトラップを
さげておいたので、現在は例年よりスズメバチの出現頻度
が低いそうです。

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福島からの高尾

2011-09-18 | ブドウ(葡萄)品種 raza
いつものように、福島から高尾が送られてきました。
今年は3月から心配していました。収穫はできるの
だろうか?と。放射能の測定もすんでいるそうです。
立派な高尾になっていました。


高尾

毎年、お世話になっている方々にこの素晴らしい高尾
を食べていただくのが、わたくしたちの喜びでしたが
今年は喜んでいただけるかがわかりませんでした。
高尾の摘粒した跡をみて、ブドウはただ花穂を大きく
するだけで、あのように素晴らしい房になることはなく、
人の手が素晴らしい房にしていることに気がつきました。
これがブドウ栽培をはじめるキッカケです。
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太白からあきあかり

2011-09-16 | ナシ(梨) pera
ナシの育成を担当している部門で、収穫と評価の実習が
ありました。圃場から育成中のナシを収穫してきて、果重
測定、外観評価、水平に切って、蜜症等の果肉障害の有無
を確認、硬度、糖度、酸度を測定、味の判定を繰り返します。
育成中の品種ですので一日で美味しいナシにあたることは
あまりありません。写真トップはあきあかりです。幸水と
豊水の間に収穫されるナシです。(新高×豊水)×平塚17号
(雲井×幸水)ですが、条溝が深く外観がやや劣ります。


太白

太白は1900年ごろの千葉県原産の古い品種です。20世紀ナシ
に負けて市場から姿をけしました。しかし、菊水(太白×20世紀)
の親となり、菊水から幸水が、幸水からあきあかりにつな
がっています。生き続けています。
コメント (2)
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