気になるキーワードや製品のコレクション(IT編)

メルマガ、新聞、雑誌などに登場する(増田悦夫の)気になるキーワード、製品を取り上げ、ITの進展をフォローします。

"サム・アルトマン(Samuel H. Altman、1985.4.22~)"とは

2023-04-26 23:02:52 | ビッグデータ・AI・利活用・サービス

米新興企業「オープンAI(※1)」のCEO(最高経営責任者、2015年~)です。1985年4月22日、ユダヤ人家系に生まれ、高校からスタンフォード大を(2005年に起業により)中退するまで、コンピュータ-サイエンスを学んだようです(Wikipedia)。

※1 対話型AIあるいはチャットボットのサービスである「チャットGPT(Generative Pre-trained Transformer)」の開発企業。2022年11月30日に、チャットGPTをプロトタイプとして公開し、注目や議論などが瞬く間に世界に広がっている。

現在、オープンAI社のCEOですが、それに至る経緯は、以下のようです(※2)。

※2 https://www.paloaltoinsight.com/2022/11/15/openai-ceo-sam-altman/

 2005年:位置情報SNSを運営する「Loopt」を共同起業
 2011年:投資会社「Yコンビネーター」に参加
 2012年:Looptを売却
 2014年:Yコンビネーターの代表に就任
 2015年:新たに設立されたAI研究機関「OpenAI」のCEOに就任
 2019年:OpenAIに注力するためYコンビネーターを退職

2022年11月にチャットGPTを公開後、2023年4月に、初めての海外訪問として日本を訪れ、4月10日の午前には岸田首相と面会し、午後には自民党の「AIの進化と実装に関するプロジェクトチーム」に出席したようです(注:来日に至る経緯については未確認です)。

後者の会合において、アルトマン氏は、塩崎彰久衆議院議員の4月10日付けのツイッター記事(※3)によると、日本がAI分野で世界のリーダーになるための項目として、以下のような7つを提案されたようです。即ち、①日本関連の学習データのウェイト引き上げ、②政府の公開データなどの分析提供等、③LLMを用いた学習方法や留意点等についてのノウハウ共有、④GPT-4の画像解析などの先行機能の提供、⑤機微データの国内保全のため仕組みの検討、⑥日本におけるOA社のプレゼンス強化、⑦日本の若い研究者や学生などへの研修・教育提供、の7項目です。

※3 https://twitter.com/AkihisaShiozaki/status/1645320688746762242

なお、アルトマン氏は、日本訪問後も、他の国への訪問を積極的に行っている/行う予定のようです。


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"配達予定日・時間帯を「翌々日」へ変更する区間の拡大(ヤマト運輸)"とは

2023-04-20 23:36:48 | 宅配便・輸配送(管理)サービス

ヤマト運輸が、2023年6月1日発送分より、宅急便や宅急便コンパクトなどのサービスにおいて、配達予定日・時間帯を「翌日・14時以降」から「翌々日・午前中以降」へ変更する区間を拡大する、という内容です。

翌々日・午前中以降への変更は、2022年10月より、関東~中国地方の一部(山口県)の区間で実施済ですが、今回、その区間を拡大するようです。理由は、来年4月から施行される予定の「働き方改革関連法」第36条の時間外労働時間の上限規制(いわゆる”2024年問題”※1)や道路工事による配達遅れへの対応、などです。

※1 下記の関連ブログ("物流の2024年問題"とは、2022.6.3)を参照

https://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/1835bf85165d20106b9ef26fd5d05e24)を参照

拡大される区間としては、例えば、関東(1都6県)+山梨県・新潟県~中国・四国地方の(山口県を除く)8県、です。具体的には、ニュースリリース(※2)を参照願います。

※2 ニュースリリース(2023.4.17)のサイトは、https://www.yamato-hd.co.jp/important/info_230417_1.htmlです。

日本全国の宅配便をカバーする企業として、増加を続ける宅配需要にも安定した品質での対応を継続できるようにと、2024年4月が近づきつつある、このタイミングに発表したものと思われます。


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"Green Beans(イオン、イオンネクスト)"とは

2023-04-07 23:58:23 | 電子商取引・小売り・リテイリング

イオングループが、デジタル化を目指して立ち上げたグループ会社”イオンネクスト”(2019.12.20設立、本社:千葉市美浜区)が、2023年夏にサービス開始予定の、「オンラインマーケット(※)」です。”グリーンビーンズ”と読みます。

※ 一般には、ネットスーパー、オンラインスーパーマーケットなどと呼ばれます。

サービスの提供に当たり、2019年11月に、英ネットスーパーの”Ocadoグループ”と提携したようです。Ocadoグループは、リアル店舗を持たずに、AIやロボットを活用して配送を効率化させるノウハウを持っているようで、上記サービスの提供に当たり、この種の配送センター(注:「顧客フルフィルメントセンター(CFC)」と呼ばれている)を千葉市緑区に建設したようです。イオンでは、このセンターを2023年夏に稼働させることにより、Green Beansのサービスを開始させるようです。

このオンラインマーケットは、上述のとおり、店舗を持たないセンターから出荷するタイプのオンラインスーパーマーケットで、まずは東京23区の一部、千葉市、川崎市のユーザーを対象とし、その後さらに広げ、5年以内に、1都3県にまで広げたいようです。扱う商品アイテム数は、新鮮な食料品や日用品など5万点で、配送の受け取りは7時~23時の範囲で1時間単位に指定可能とのことです。「スマートカート」機能など、過去の購入履歴やAIの活用により、商品を効率的に選べる工夫が盛り込まれているようです。

関連ブログは以下です。

(1)“楽天西友ネットスーパー(楽天、西友)”とは(2018.10.26)、https://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/786b7ce6cd0b56c4825ffb5c80f31664

(2)“セブン&アイ ネットスーパー西日暮里店(セブン&アイホールディングス)”とは(2015.8.28)、https://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/f35134208c6ef6f17c4f0c8c05e9ceb8

ニュースリリース(2023.4.4)のサイトは、https://www.aeon.info/news/release_45278/です。


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