気になるキーワードや製品のコレクション(IT編)

メルマガ、新聞、雑誌などに登場する(増田悦夫の)気になるキーワード、製品を取り上げ、ITの進展をフォローします。

“レノボ スマートクロック(レノボ・ジャパン)”とは

2019-07-16 23:57:11 | AI(人工知能)

レノボ・ジャパンが、7月9日に予約販売を開始し、7月19日から出荷開始予定の、人工知能(AI)を搭載した目覚まし時計で、ベッドサイドでの利用を想定した製品です。Lenovo Smart Clockと綴ります。

米グーグルの独自AI「グーグルアシスタント」が採用されていてアラームのセットなどが音声によって操作できるようです。グーグルアシスタント対応のスマート家電のコントロールも行えるようです。

また、4.0型の液晶ディスプレイが搭載され、アラーム設定時間の30分前から徐々にディスプレイを明るくしていく「めざましディスプレイ機能」、画面をタップすることでアラームを止められる「タップ機能」などがついているようです。

さらに、事前に設定すると、「おはよう」の一言で、その日のニュースや天気、スケジュールをチェックできたり、「おやすみ」の一言で、グーグルアシスタント対応の照明をオフにし、スマートフォンをマナーモードに設定し、リラクゼーションサウンドを再生させるなどができる、とのことです。

スピーカーにもこだわっていて、音楽やインターネットラジオ、オーディオブックなどを高音質で楽しめ、Bluetoothスピーカーとしてスマートフォンの音楽の再生も可能なようです。

本体のサイズは、113.88×79.2×75.0mm、重さは328gです。

直販価格は、9100円(税抜)です。

本製品の関連サイトは、例えば、https://kakakumag.com/av-kaden/?id=14066、製品紹介の動画サイトは、例えば、https://www.youtube.com/watch?time_continue=16&v=NojoRYyO67I、です。


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“BiTA”とは

2019-07-13 23:56:58 | ブロックチェーン

2017年8月に設立された、米国の運輸業界向けブロックチェーン連盟です。フルネームはBlockchain in Transport Allianceです。

BiTAの目的はブロックチェーンの標準化策定や技術導入の推進となっています。

設立以来、急速に発展し、現在では世界最大の商業用ブロックチェーン連盟に成長しているようです。メンバーには、輸送、物流、サプライチェーン、貨物運送、テクノロジー、およびブロックチェーンの各業界における企業組織が含まれ、他のメンバーとして、サプライチェーンにシステムとITを提供する世界的なハイテク企業のMicrosoft、SAP、Googleなどの他、Daimler、FedEx、UPS、Panalpinaなどの海運業界の巨大企業も含まれているとのことです。特に、世界最大の小口貨物運送会社UPSが加入したのは2017年11月です。

会員数は、2019年4月時点で約500社にも上っていて、どのメンバーも年間総売上が1兆$を超えているようです。

メンバー企業は、標準フレームワークの開発、ブロックチェーンアプリケーション市場での教育、そしてブロックチェーンアプリケーションの使用の奨励が共通のミッションとなっているようです。

BiTAのサイトは、https://www.bita.studio/です。

 


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“ブロックチェーンのブロック”とは

2019-07-09 23:28:07 | ブロックチェーン

「ブロックチェーン」のブロックとは、文字どおり、チェーンによって繋がれた個々のブロックのことです。

このブロックには、一定時間内に行なわれた(複数の)トランザクションが保存されています。

トランザクションとは、取引記録などの意味がありますが、データベースなどに関するソフトウェア処理の分野では、「処理単位としてひとまとめにして扱われる関連性のある複数の処理」のことを指します。例えば、データベースに対するレコードの検索、レコードの更新などは、それぞれがトランザクションと呼ばれます。特に、ネットワーク経由で行なわれる場合、オンライントランザクション処理(OLTP:Online Transaction Processing)などと呼ばれます。

時間軸上で、一定時間毎に生成されたブロックが、次々に繋がって構成されたものが、ブロックチェーンとなります。

その際、前後のブロックがどのように繋がっているかですが、通常のソフトウェアで採用されているような、ポインターという次のブロックの先頭アドレスを保持するような方法ではなく、ブロックチェーンの場合、前のブロックに保存された(複数)トランザクションのデータをー方向ハッシュ関数によって圧縮した「ハッシュ値」(注:一方向関数なのでハッシュ値から前のブロックのデータ内容を導くことは困難)を保存することにより関連づけています。

即ち、各ブロックには、(1)「当該時間内の(複数の)トランザクション」と(2)「前ブロック内(複数)トランザクションデータのハッシュ値」が含まれています。

さらに、トランザクションデータのハッシュ値を求める過程で使用される(3)「ナンス(Number used Once)」と呼ばれる数が含まれます。ナンスは、ハッシュ値が予め決められた条件を満たすものとなるまで、ひとつひとつ数字を当てはめてハッシュ計算を繰り返し、条件を満たしたところの数がそのブロックのナンスとして採用されます。なお、ナンスを求めることはマイニングと呼ばれ、求める人や組織はマイナーと呼ばれます。ハッシュ値の条件を満たすようなナンスの値を解析的に求めることが一方向関数という特徴から困難であることを考慮し、あえてこのような処理を強制することで、データの改ざんが容易に受付けられないことを担保するようにしています。ビットコインのような誰もが利用できるパブリック型のブロックチェーンでは、セキュリティを高める等のために「ナンス」と呼ばれる数の導入が意味をもつことになります。


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