気になるキーワードや製品のコレクション(IT編)

メルマガ、新聞、雑誌などに登場する(増田悦夫の)気になるキーワード、製品を取り上げ、ITの進展をフォローします。

“iKuddle”とは

2020-01-11 23:24:52 | クラウドファンディング

iKuddle(アイカドル、米カリフォルニア州)が開発した自動洗浄機能を搭載した猫用トイレです。クラウドファンディングサイト「Kickstarter」(下記)などを利用して資金調達し、開発中(効果の程を確認中?)のようです。

https://www.kickstarter.com/projects/ikuddle-litter-box/ikuddle-auto-pack-litter-box-clump-disposal-made-e?lang=ja

「No more scooping. With a tap of a button, iKuddle cleans itself, packs the waste for you, and eliminates odors.」といった説明が付けられています。

箱型のシンプルなデザインのトイレで、猫の動きをセンサーで監視し、立ち去ると砂に排泄されたふんなどの固まりがかき集められ、その後、本体ボタンの操作かスマホによる遠隔操作で自動的に袋詰めできるようになっています。

2020年1月12日時点の上記Kickstarterサイトによると、資金調達率3511%で、3,566 人のバッカー(支持者)が、$1,053,305ドルの事前注文(プレッジ)をしています。

動画も含めた製品紹介サイトは、https://ikuddle.com/です。


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“CATFi”とは

2015-12-28 23:01:27 | クラウドファンディング

米国で開発された猫用の自動給餌器です。IoT(Internet of Things)製品の事例としても取り上げられています。

インディーゴーゴー(indiegogo)と呼ばれるクラウド・ファンディングのサイトを利用し、「BISTRO」という開発名称で資金調達を試み、10万$の目標金額に対して約24万$の資金調達に成功したようです。下記サイト参照。
https://www.indiegogo.com/projects/bistro-a-smart-feeder-recognizes-your-cat-s-face/#/

飼い主が不在中の昼間や、長期旅行中でもネコに餌を自動で与えることができる。

餌用と水用の2つのカートリッジを備え、それぞれ3.6~4.5kgの餌、5lの水を充当できます。猫が本体に乗ると餌や水が自動的にフィードされます。しかしながら、特徴的なのは、本体がネットにつながり、遠隔からでも猫の顔認識や健康管理が行える点です。

本体手前のトレイ部分に猫が乗り、給餌トレイ部分に顔を近づけると、内部に設置されたカメラが自動で起動し、猫の顔をクラウド上のデータと照合することにより、猫の識別が可能になっています。猫が餌を食べている間、その様子を動画でストリーミング配信してくれるようです。

また、猫が餌や水を摂る前のそれらの重量と摂った後の重量との差を計測して、データとしてクラウド上に自動的に記録するため、そのデータをスマホ・アプリから確認することもできるようです。その結果によって、与える餌の量を調節することもできるようです。

このような製品は、クラウドファンディング(crowdfunding)という資金調達の仕組みの存在によって登場し得たものと考えられ、かつインターネットとつながることによってその付加価値を高めている事例と言えます。

インディーゴーゴー上にアップされた製品紹介動画は、https://www.youtube.com/watch?v=Wiy8DRIuh9Uのようなものです。


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“Coolest Cooler(クーレスト・クーラー)”とは

2015-12-27 23:33:34 | クラウドファンディング

米クラウド・ファンディング(crowd funding)のサイト「キック・スターター(Kickstarter)」上で、史上で最もクールなクーラーボックスとして出資者を募り、多くの支援者から支援を得て開発された多機能装備のクーラーボックスです。開発者は、米オレゴン州在住のRyan Grepper(ライアン・グレッパー)氏です。

防水仕様でバッテリーを内蔵、蓋の上部にはブレンダーがついていてカクテルなどをすぐに作れます。スマホとも無線で連携しスピーカからスマホの音楽などを流せるようです。USB端子も持ちスマホの充電もOKです。その他、クーラーボックスを開けた時に内部をLEDで照らしてくれ、栓抜きもついていて、食器やナイフの収納も可能なようです。

あらゆる機能を詰め込んだクーラーボックスのように、どの程度の市場があるのか全くわからないようなモノの開発は通常の大手企業では不可能と考えられます。

デザインをサイト上に紹介し共感を得た大衆の支援者から資金調達を行う「クラウド・ファンディング」という仕組みにうまくマッチした製品開発例として紹介されたりしています。

クラウド・ファンディングは、東日本大震災時の募金集めなどにも効果がありましたが、需要見込みの不明な画期的な製品の開発においても、今後、注目が集まりそうです。

米クラウド・ファンディングサイト「キックスターター」上にアップされている「COOLEST COOLER」のプロモーション動画は以下です。
https://www.kickstarter.com/projects/ryangrepper/coolest-cooler-21st-century-cooler-thats-actually/description

クラウド・ファンディングの関連ブログは以下です。
http://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/6c07e9382b09351eabca5e0325a98b5e(2013.3.11)
http://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/2a950305cf995fcd7d989cbffddd9b3d(2015.3.28)


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“クラウドファンディング”とは

2015-03-28 23:07:05 | クラウドファンディング

英語のクラウド(crowd:群衆。雲のcloudではありません)とファンディング(funding:資金調達)とを結びつけた言葉です。別名、ソーシャルファンディングとも呼ばれます。

主にインターネット上で不特定多数の人が他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことを指しています。

例えば、映画を制作したいという人(起案者)がいて制作資金が足りないような場合、以下のような仕組みで資金が提供され、制作が実現される可能性があります。
1.まず、起案者はサイト上で制作しようとする映画の魅力などをWeb上で発信
2.この内容から制作された映画を見てみたいと思う(共感する)不特定多数の人(支援者)が現れる。
3.支援者は自分の裁量で資金を拠出する。支援者が多数になると大きな資金力となり得る。
4.集められた資金により映画の制作が完成する。
5.起案者は、支援してもらった資金額に応じて鑑賞券や出演させるなどの特典を支援者へ提供する。

クラウドファンディングに利用できるサイトとして、例えば、朝日新聞社の「A-Port」が知られています。以下のサイトです。
→https://a-port.asahi.com/


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