気になるキーワードや製品のコレクション(IT編)

メルマガ、新聞、雑誌などに登場する(増田悦夫の)気になるキーワード、製品を取り上げ、ITの進展をフォローします。

“スマートキーとリレーアタック”とは

2019-01-31 23:07:07 | モバイル・ワイヤレス通信技術/サービス

「スマートキー」とは、キーを差し込まなくても車のドアの施錠や解錠、さらにはエンジンの始動が可能な仕組みです。

スマートキーを持って車に1m程度に近づきドアノブに触れるとキーのID情報が車に認識されてロックが解除されたり、車から降りドアノブに触れただけでロックを設定できます。また、キーを差し込むことなくエンジンのスタートボタンを押すだけでエンジンをかけられます。

通常、車の周囲約1m以内にキーが近づかなければ、キーのID情報が認識されず、ロックの解除やエンジンの始動は行われないのですが、最近、キーが1mよりも離れた所にあるにもかかわらず車のロックが解除されたのではないかという事件(*)がおき、心配されています。この事件の原因と考えられているのが、「リレーアタック」と呼ばれる手口です。

(*)2018年5月(守口市)、9月(東大阪市)、2019年1月(茨木市)、大阪府で発生しているようです。

リレーアタックとは、犯行グループのひとりが、車から離れた運転者(注:スマートキーを所持)に近づき、スマートキーが常時発する微弱な電波を特殊な装置(特殊な中継器)で受信・増幅し別な仲間に送信、このような中継を繰り返し、車から約1m以内の仲間に伝わると、その仲間がロックを解除できたり、エンジンを始動できたりしてしまうということです。

海外では既にこの手口による被害が確認されているようですが、日本でも今後が心配です。

 

 

 

 


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“α6400(ソニー)”とは

2019-01-29 23:38:30 | PC・カメラ・他デジタル機器

ソニーが2月22日に発売予定の、ミラーレス一眼カメラです。有効画素数は約2420万です。

『世界最速0.02秒のAFを実現するAPS-Cセンサー搭載』、『「リアルタイム瞳AF」「リアルタイムトラッキング」など高精度・高追従AFと高画質性能を小型軽量ボディに凝縮』といったフレーズが付けられています。

最新の画像処理エンジンの採用により0.02秒という短さのオートフォーカスを実現した点が特徴のようです。 これは、プレスリリース時点で、APS-Cサイズセンサー搭載のデジタル一眼カメラとして世界最速とのことです。

また、人や動物の瞳の位置を自動検出し、動く被写体を高精度に認識し追尾し続けるリアルタイムトラッキングができるようです。

オープン価格ですが、本体のみで11万円前後(税抜)と想定されています。

プレスリリース(2019.1.16)のサイトは、https://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/201901/19-0116/です。

メーカの製品紹介サイトは、https://www.sony.jp/ichigan/products/ILCE-6400/?s_tc=aff_012_0_10_51141&utm_medium=aff&utm_source=001です。

 


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“車載ソフトウェアのコード量”とは

2019-01-13 23:17:11 | 道路交通の高度化

車両1台あたりのソフトウェアが占めるプログラム規模(コード行数)のことです。

車両の電装化(即ち、自動車に搭載されるエレクトロニクス機器や電子部品が増加すること)が急速に進み、コード量が桁違いに増加しつつあるようです。

2000年代初頭に車両1台あたり200~300万行だったものが、現時点では1億行にも達しているとのことです。今後も、ADAS(Advanced Driving Assistance Systems、先進運転支援システム)の高度化や自動運転機能の搭載により、さらに増加し、2025年頃には6億行にも達するとの試算が出ているようです。

ちなみに、現時点で、スマートフォンのOSが1200万行、最新鋭戦闘機のF35が2500万行であり、F35の4倍が車両1台のコード量となっています。

今後、車載ソフトウェア開発技術者の確保や増強、効率的開発手法の確立が課題となりそうです。

 

 

 

 


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“ピクセル3XL(グーグル)”とは

2019-01-12 23:56:01 | スマホ・モバイル機器

グーグル製のスマートフォンです。グーグル、NTTドコモ、ソフトバンクが2018年11月1日に発売しました。

AIを活用した、「グーグルレンズ」と呼ばれる機能が搭載されています。即ち、このスマホのカメラを被写体に向けた時、画面に映ったその被写体が自動検索されるというものです。名前の分からない動物や鳥、植物などを検索して簡単に調べることができますし、外国語を自動的に翻訳したりできます。

その他、AIの活用により、色々な自動撮影が可能となっているようです。

対話AIで知られている「グーグルアシスタント」は、本体の下の方を軽く握るなどにより簡単に起動できるようです。

また、おサイフケータイ機能(フェリカ)に対応している他、急速充電機能(15分充電で最長7時間利用可能)や耐水・防塵性能の備わっているようです。

その他、OSはAndroid 9.0、画面は6.3型(解像度2960×1440)、メモリ容量はRAMが4GBでROMが64GBまたは128GB、搭載カメラの画素数は背面が1220万で前面が800万、バッテリー容量がは3430 mAh、本体サイズは158× 76.7× 7.9mm、重さは184gなどです。

Google ストアでの販売価格(税込み)は、ROM容量64GBモデルが119,000円、同128GBモデルが131,000円となっています。

グーグルの製品紹介サイトは、https://store.google.com/jp/product/pixel_3です。

ドコモの報道発表資料(2018.10.10)のサイトは、https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2018/10/10_00.htmlです。

 


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“サイバーショットDSC-HX99(ソニー)”とは

2019-01-11 23:56:13 | PC・カメラ・他デジタル機器

ソニーが、2018年11月9日に発売した、コンパクト型ディジタルカメラです。DSC-HX90V(2015年発売)の後継で、高倍率の「サーバーショットHX・WX」シリーズの最上位機種とのことです。有効画素数が1820万、光学28倍のズームレンズ搭載です。

「世界最小ボディに24-720mmの高倍率ズームレンズを搭載」「広大な風景や遠くの被写体もカバーし、軽快な撮影が楽しめるサイバーショット」「4K動画の対応に加え、最新の画像処理エンジンを搭載」などのフレーズが付けられています。

望遠撮影ができるコンパクト型カメラの中では最小レベルとのことです。超望遠撮影ができるようです。また、4K(3840×2160/30枚)の動画撮影もできるようです。

その他、最大10コマ/秒の高速連写が可能、情報量が多く後で加工可能なRAW画像形式での記録が可能、構図を確認しながら自分撮りが可能な180度チルト液晶(3.0型)を装備、などです。

外形のサイズは、102.0 x 58.1 x 35.5mmです。

オープン価格ですが、6万5000円前後と想定されています。

プレスリリース(2018.10.26)のサイトは、https://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/201810/18-1026/です。

 


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“ワイヤレス型固定ブロードバンド”とは

2019-01-04 23:55:31 | モバイル・ワイヤレス通信技術/サービス

固定ブロードバンド(即ち、固定された場所からインターネットへアクセスする際のブロードバンド回線)をワイヤレス通信で代替するサービスです。

ソフトバンクが提供している「Softbank Air」と呼ばれるサービス(*)は、このサービスに該当するようです。「モバイルルータ」を携帯し、スマホ~(Wi-Fi)~「モバイルルータ」~(携帯回線)~インターネット、のような接続でインターネットがよく利用されていますが、「モバイルルータ」部分を家庭内の適当な場所に置き、インターネットアクセスを行うようなイメージです。

この種のブロードバンド回線の契約数が、最近、急速に拡大しているとのことです。有線ブロードバンドの光回線(FTTH)サービスに比較し、工事不要で利用開始できる点が受けているようです。

MM総研の調査によると、FTTHの契約数の増え方は鈍化傾向にあり(即ち、2017年度上半期の純増数64万8千件に対し2018年度上半期は44万2千件)、ワイヤレス型固定ブロードバンドの契約数の増え方の方が大きくなっている(即ち、2018年度上半期の純増数は54万件)とのことです。MM総研の予測では、2018年9月時点でのワイヤレス型固定ブロードバンドの契約数273万件は、2023年3月末には841万件まで増える見込みとのことです。

(*)Airターミナルと呼ばれる専用機器を家庭のコンセントに差し込むだけで利用できます。スマホやPCとAirターミナルはWi-Fiで接続され、ターミナルとインターネットとは4Gの携帯電話回線を利用して接続します。利用イメージの動画サイトは、https://www.youtube.com/watch?time_continue=90&v=mCa21DNHN98です。

 

 

 


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“NOID(アイリッジ)”とは

2019-01-02 23:58:10 | AI(人工知能)

ネットサービスの企画・開発を行うアイリッジ(iRidge、東京都港区)が、9月4日に公開した、プログラミング不要でスマートスピーカーのスキル(注:スマートフォンのアプリのような位置づけのもの)を開発できるクラウドサービス、即ちスマートスピーカー向けアプリの開発プラットフォームです。ノイドと読みます。

現在は、AmazonのAI「 Alexa」を搭載したスピーカー「Echo」のみのスキルを開発可能となっています。即ち、WebブラウザからNOID管理画面にアクセスし、画面に従って、ユーザーのどんな呼びかけ(input)に対して、音声アシスタントに何をさせるか (output)、をマウスで操作するかテキスト入力することにより、スキルの作成からストアへの公開までをワンストップに行えるようです。なお、ストアへの公開には、amazonの審査を通過する必要があります。

今後は、Google Homeにも対応するようです。

利用には会員登録(無料)が必要で、サービスプランとしては、無料の「フリープラン」(ストレージ5MB、ストリーミング流量0.1GB、リクエスト数100回)と有料の「ライトプラン」「プロプラン」が用意されているようです。

無料プランは、自分用のスキルを作りたい個人から商用スキルのテスト開発を行いたい法人まで幅広い利用を目指しているようです。一方、有料プランは、企画力やシナリオ作成力の高いプロクリエイターや制作会社による利用を想定しており、開発コストや納期を減らし高品質なスキルを効率的に作成してもらおうとして提供されています。有料プランは、10月16日に提供が開始されています。下記のプレスリリースを参照。

プレスリリース(2018.9.4)のサイトは、https://iridge.jp/news/201809/22765/です。

プレスリリース(2018.10.16)のサイトは、https://iridge.jp/news/201810/23070/です。

 


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“CPaaS”とは

2019-01-01 23:59:15 | 情報技術・情報処理技術・サービス

クラウドサービスの一種で、Communication Platform as a Serviceの略です。

クラウドサービスとしては、SaaS、PaaS、IaaSといった分類の仕方が広く知られていますが、CPaaSは米国などで徐々に浸透しつつあるようです。組織内や組織間でのコミュニケーションを円滑にして業務改善を図ることを狙いとして提供されています。

あらゆるモノがインターネットにつながるIoTでは、モノに付けられた色々なセンサーからの情報がクラウドの方へ収集されますが、CPaaSでは、それらの情報に加えて人間の行動や会話などの情報も収集し、それらをベースにして業務効率化を図る(人手介在によるムダを省く)ようにしている点が特徴のようです。

このサービスは色々な分野へ応用できるようです。企業のオフィスの来客対応、医療・介護施設における患者異変時の連絡、その他色々です。

日本でも、最近、NECネッツエスアイがこの種のサービスを開発し、販売開始したようです。また、KDDIウェブコミュニケーションズと米トゥイリオ(Twilio)社が連携してこの種のサービスを提供しているようです。

NECネッツエスアイのニュースリリース(2018.11.30)のサイトは、https://www.nesic.co.jp/news/2018/20181130.htmlです。

KDDIウェブコミュニケーションズのサービス紹介のサイトは、https://twilio.kddi-web.com/です。

 


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