昨年7月からの半年で250冊読んだのに、今年は1月から数えてようやく122冊(コミック除く)。やっと半分に届こうかといったところだ。
昨年のペースが異様過ぎたのは確かだが、今年のペースが悪いのも間違いない。読みたい本自体はまだまだいっぱいあるのにそれが消化しきれていないわけだ。
特にライトノベルは積読状態のものが溜まってしまって深刻な状態となっている。置き場所の問題もさることながら、今年は2冊も持っている本を買ってしまうというミスを犯した(古本でだけれど)。
本は読み出すまでが大変だ。一度ページをめくり始めれば、たいていの本は最後まで読み切れる。
しかし、もちろん例外はある。読み始めたはいいが、途中で読むのが苦痛になる本だ。
この1年余りで読むのが苦痛だった本を分類してみよう。
1. 分厚い本
講談社ノベルズの分厚いミステリーにワクワクした頃もあったが、今は本の厚さでページをめくる手が止まってしまう。最近の傾向では400ページを越えると危険だ。
一番最近では綾辻行人『Another』を数ページ読んだだけで返却してしまった。館シリーズなど昔は結構読んだ作家だが、『暗黒館の殺人』も挫折した。
他にも、井上夢人『魔法使いの弟子たち』や古川日出男『アラビアの夜の種族』などが厚さの壁によって読めずにいる。
2. 重い本
この「重い」は本自体の重さではなく、物語の重さだ。とはいえ、エンターテイメントを基本としているのでそんなに重い本はそもそも読もうと思っていない。
また、実は重さ自体は苦痛になっていない。
では、何が苦痛なのかと言えば、その重さの描き方にある。
川上未映子『ヘヴン』はいじめが題材なので重いのは覚悟していたけれど、いじめの描き方が腑に落ちなくて読み進められなかった。
川原礫『ソードアート・オンライン4 Alicization』も分厚さ以上にその世界観における罪のあり方に違和感を覚えて止まってしまった。
3. 辛い本
からい本ではなくつらい本。なぜ辛いか。イライラするからだ。
いわゆる「ゼロ年代男性主人公」の本。平穏を望み(成長を望まず)、誰にでも優しく(八方美人で)、周囲に甘えているだけの主人公。代表は、野村美月”文学少女”シリーズ。
他にも西尾維新”戯言”シリーズや杉井光『さよならピアノソナタ』などがある。主にライトノベルにあるパターン。
4. つまらない本
これ以上に真っ当な理由はないとも言える。
エンターテイメントとしては最初が肝心なのだが、中には最初はつまらなくてもだんだんと面白くなる本もある。だが、我慢して読み続けるにも限界がある。
佐藤亜紀『バルタザールの遍歴』は私にとってはそういう本だった。
5. 入りにくい本
世界観に入るまでに時間が掛かる本がある。海外SFなどが顕著。
先に述べた最初はつまらないがだんだんと面白くなる本が多いが、それが分かっていてもなかなか読み進めるのに苦労する。
読まなきゃと思うのに止まってしまっているダン・シモンズ『ハイペリオン』はその典型。
読みやすい本ばかり読んでいてもつまらないので、時々挑戦することになるがなかなかクリアできないでいる。
やはり、モチベーションが大切。たとえそれが「つまらなかった」と述べるためであっても。その意味ではブログに感想を書かなくなった影響は小さくないかもしれない。書く時間を削って読むというのは意外と成り立たないのかも。
昨年のペースが異様過ぎたのは確かだが、今年のペースが悪いのも間違いない。読みたい本自体はまだまだいっぱいあるのにそれが消化しきれていないわけだ。
特にライトノベルは積読状態のものが溜まってしまって深刻な状態となっている。置き場所の問題もさることながら、今年は2冊も持っている本を買ってしまうというミスを犯した(古本でだけれど)。
本は読み出すまでが大変だ。一度ページをめくり始めれば、たいていの本は最後まで読み切れる。
しかし、もちろん例外はある。読み始めたはいいが、途中で読むのが苦痛になる本だ。
この1年余りで読むのが苦痛だった本を分類してみよう。
1. 分厚い本
講談社ノベルズの分厚いミステリーにワクワクした頃もあったが、今は本の厚さでページをめくる手が止まってしまう。最近の傾向では400ページを越えると危険だ。
一番最近では綾辻行人『Another』を数ページ読んだだけで返却してしまった。館シリーズなど昔は結構読んだ作家だが、『暗黒館の殺人』も挫折した。
他にも、井上夢人『魔法使いの弟子たち』や古川日出男『アラビアの夜の種族』などが厚さの壁によって読めずにいる。
2. 重い本
この「重い」は本自体の重さではなく、物語の重さだ。とはいえ、エンターテイメントを基本としているのでそんなに重い本はそもそも読もうと思っていない。
また、実は重さ自体は苦痛になっていない。
では、何が苦痛なのかと言えば、その重さの描き方にある。
川上未映子『ヘヴン』はいじめが題材なので重いのは覚悟していたけれど、いじめの描き方が腑に落ちなくて読み進められなかった。
川原礫『ソードアート・オンライン4 Alicization』も分厚さ以上にその世界観における罪のあり方に違和感を覚えて止まってしまった。
3. 辛い本
からい本ではなくつらい本。なぜ辛いか。イライラするからだ。
いわゆる「ゼロ年代男性主人公」の本。平穏を望み(成長を望まず)、誰にでも優しく(八方美人で)、周囲に甘えているだけの主人公。代表は、野村美月”文学少女”シリーズ。
他にも西尾維新”戯言”シリーズや杉井光『さよならピアノソナタ』などがある。主にライトノベルにあるパターン。
4. つまらない本
これ以上に真っ当な理由はないとも言える。
エンターテイメントとしては最初が肝心なのだが、中には最初はつまらなくてもだんだんと面白くなる本もある。だが、我慢して読み続けるにも限界がある。
佐藤亜紀『バルタザールの遍歴』は私にとってはそういう本だった。
5. 入りにくい本
世界観に入るまでに時間が掛かる本がある。海外SFなどが顕著。
先に述べた最初はつまらないがだんだんと面白くなる本が多いが、それが分かっていてもなかなか読み進めるのに苦労する。
読まなきゃと思うのに止まってしまっているダン・シモンズ『ハイペリオン』はその典型。
読みやすい本ばかり読んでいてもつまらないので、時々挑戦することになるがなかなかクリアできないでいる。
やはり、モチベーションが大切。たとえそれが「つまらなかった」と述べるためであっても。その意味ではブログに感想を書かなくなった影響は小さくないかもしれない。書く時間を削って読むというのは意外と成り立たないのかも。