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感想:ヒロイック・エイジ 第18話「勝利の日」

2007年08月08日 22時36分45秒 | 2007春アニメ
青銅の種族の母星へ侵攻した鉄の種族。銀の種族はその戦いに手を出すことなく戦いは人類の勝利となった。しかし、その母星は青銅の種族の育成のための星に過ぎず、母星での戦いは一方的な虐殺となる。銀の種族が鉄の種族の行動の意図を理解し得ないように、鉄の種族である人類も銀の種族の意図を理解し得ないでいる。そして、銀の種族もディアネイラも黄金の種族の意思を改めて問い続けるのだった。
宇宙での戦いは互いに熾烈な戦いだったが、母星での戦いとなると殺戮に見えてきた。演出の意図がはっきりしていて上手いと感じた。バカ兄貴たちの使い方も巧みで、彼らがノリノリになると人類側ではなく敵側を応援したくなる。迷い悩む者たちの中でエイジだけはディアネイラを信じている。それは時に危うさになりそうなものだが、この作品の中ではむしろ救いとして描かれている。契約の熾烈さはそれが明示されたときに感じたことだが、少なくともエイジはそれを苦難と思っていない。それは他のノドスとの違いでもあり、今後生かされてくる演出になりそうだ。