外苑茶房

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「ニューオリンズ」

2011-02-12 02:31:49 | 音楽
先日まとめ買いしてきたDVDの一枚が「ニューオリンズ」。
1947年制作の作品で、1917年のニューオリンズを舞台にして始まる音楽映画です。
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港町ニューオリンズの盛り場ベイスン・ストリートにある酒場で、黒人ミュージシャンたちによって演奏されていたラグタイム・ミュージック。
あくまでも、ギャンブル場併設の黒人酒場で飲む客たちが楽しむ音楽でした。

そのバンドマンたちが、人種差別も絡む事件のとばっちりを受けてニューオリンズを追い出されて、移った先がシカゴ。
そこで、ホンキートンク・ミュージックなどの影響も受けながら、ダンス音楽として白人たちにも広く親しまれるようになりました。

映画の中では、シカゴの酔客が"Jass it up!"(Jassは性行為などの意味)と叫んだことをヒントに、JAZZと呼ばれるようになったとされています。

そして、最後にはクラシック音楽専用であった格調高いホールでも、ジャズ演奏が許されるまでに。
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この映画の最大の見どころは、ルイ・アームストロングが全編に渡って準主役で登場して唄と演奏を聴かせてくれること。


そして、ビリィ・ホリデー、ウディ・ハーマン楽団も登場して、絶頂期の歌声と演奏を披露します。



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とにかく唄と演奏が素晴らしいので、一度ディスクをプレーヤーにセットすると、いつも何回か繰り返して観てしまいます。

先日、このDVDを書店で見つけた時は、他の古い名画と一緒に並んでいて、何と390円(販売元:永岡書店)で売られていました。
この値段で、最高のジャズ演奏を、目でも耳でも楽しむことができるとは。

騙されたと思って、買ってみてください。

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