5月4日に名護市民会館で行われた鳩山由起夫首相と稲嶺進名護市長の会談のテープを起こしたものを、資料として以下に紹介したい。
当日はガラス越しに会談を見守る市民から終始、稲嶺市長への声援や鳩山首相への批判の声が上がった。特に鳩山首相の発言の時には、激しい抗議で騒然となり、会談の場にも怒号が届いて、ただでさえ力のない鳩山首相の声が聴き取りにくいほどだった。そのせいもあって、意味がどうしてもつかめなかったところは(一部不明)としてある。
【鳩山首相と稲嶺市長の会談全文】
稲嶺市長:こんにちは。鳩山総理大臣、自ら名護市にお越しいただいたことについて、名護市長として敬意を表します。ようこそお出でいただきました。
本日は普天間飛行場の移設問題についての政府の考え方を、鳩山首相自らお聞かせいただける場を設けていただきましたが、今日の日を迎えるまで、名護市民は期待と不安、不信が交差する中で、疑心暗鬼の日々を過ごしてまいりました。
私は先ほどの昼食懇談会でも申し上げました通り、去る1月24日の市長選挙において、辺野古の海はもとより、陸上にも新たな基地は造らせないと訴え、当選することができ、その信念を貫き通していきたいと考えております。
名護市長選挙の結果や4・25県民大会の成功は、県内移設NO!の意思をはっきり示したものであると認識しております。知事との会談や基地所在市町村長との意見交換会の場での内容は、すべての県外移設は難しい、沖縄の皆さまにまたご負担をお願いしなければならない、というふうに『号外』で報道をされております。このことは、辺野古を意味するものであるなら、到底、受け入れるものではありません。
2000日以上も座り込みを続けて、反対を貫き通してきた辺野古のおじー、おばーたちに、これ以上つらい思いはさせたくありません。大勢の名護市民の見守る中ではありますけれども、そのことをしっかり斟酌していただきたい、そのように考えております。
なお、私のほかに、親川副市長、山里企画総務部長、玉城政策推進部長、及び岸本基地対策室長も同席をさせていただいております。どうぞよろしくお願いをいたします。
鳩山首相:私の方から、お礼かたがた、稲嶺市長さんはじめ皆さま方に、このような場をお作りいただいたことに、まず心より感謝を申し上げたいと存じます。
先ほど、私も辺野古の海を改めて拝見をしてまいりました。とても干潮ではありましたけれども、きれいな海でございました。何度かこちらにお邪魔をしてまいりました。かつても(一部不明)ございまして、(一部不明)座り込みが2000日も続いたとありましたが、辺野古の海を汚してはならない、という一念で頑張っておられるおじいちゃん、おばあちゃんに、激励にお邪魔をしたこともございました。いま改めて稲嶺市長からそのお話を伺いながら、思い出しておったところでございます。
今日も美しい海を眺めながら、この海を汚したくはないという思いが、当然のことながら、人間ですから私の心の中にも、大変強く存在しております。そのことも正直に申し上げたいと思います。
そして、選挙の時に申し上げた言葉の重みも、理解をしているつもりでもございます。県民の皆さんが4月25日に、最低でも県外だと、国外が望ましい、という大集会を開かれたことも、よく存じ上げております。
一方で先ほど、普天間の第二小学校の所で、住民の皆さま方との対話集会を行ってまいりました。その席でも、一方では、普天間の早く基地を移してもらいたいと、難聴になって大変だ、という騒音の問題も含めて、危険の除去に対しては、一刻も早く行わなければならない、これを13年も14年も延び延びにしてしまっている政治の、政府の責任というものを痛感をいたしたところでございます。
ただ、同時に、その方々の要望の中には、必ずやはり県外、最低でも県外を実現していただきたいというお話も、聞かせたいただいたところでございます。それが両立でき得れば、当然のことながら鳩山自身としても、その道を模索してまいりたいと思いますし、そのことを実現してまいりたいと、今でも思っております。
今日から日米で、ご案内の通り、協議が始まっておりまして、私どもとすれば、政府の主張というものを、しっかりとアメリカ側に伝えて、日米同盟というものを確かなものにしていくためにも、沖縄の皆さん方の過重な負担をできるかぎり軽減をさせていただくことが大事なんであると、いうこともその中で議論を進めていきたいと考えておるところでございます。
ただ、私ども、将来的にいつになるかということになると分かりませんが、将来的にはグアム・テニアンへの完全な移設ということも、あり得る話かとは思っておりますが、現在の北朝鮮をはじめとする、いわゆる北東アジア情勢、あるいはアジアの情勢を鑑みたときに、やはり、日米同盟を維持していく中での抑止力の観点から、沖縄の皆さん、あるいは沖縄の周辺の皆さま方に、引き続いてご負担をやはり、お願いをせざるを得ないという状況になってきておることも、それは政府としての考え方として、申し上げなければなりません。
その意味で、私どもとして、県外をさまざま模索をしてまいったところでございますが、やはり陸上部隊との共同訓練、あるいは共同行動というものの保証が、どうしても必要だという議論が先方からなされている中で、あまり遠い所に移設地を求めるということができないという事実も、私どもの交渉の中で出てきているところでございます。
私は今日ここで、辺野古の海を見させていただいて改めて、この海を汚したくないという思いに駆られております。でき得れば、従いまして、できる限り環境というものに配慮していくことは、言うまでもありませんが、海というものを汚さないような形での決着というものがないものかどうか、ということを模索してまいることも、非常に重要なことだと考えておりますが、しばらくの間、沖縄の県民の皆さま方に、まだ、この抑止力の観点からの、基地に対するご負担を一部お願いをせざるを得ないという状況も、これは仲井真知事はじめ皆さま方にも、申したところでもございます。
今日は名護市長、稲嶺市長さんが、選挙の時に公約とされたことをお思いなさるということは、政治的に正しいご主張だということも、十分に存じております。その思いも十分に学ばしていただく中で、できる限りトータルとしての、沖縄の県民の皆さま方のご負担が、軽減される道はないものか、ということを、交渉の中で求めてまいりたいと思っておりまして、今日は基本的には、市長さんのお気持ちを学ばしていただく場という形で、お邪魔を申し上げたところでございます。そのことにもご理解をいただく中で、しばらくの間、稲嶺市長さんはじめ、名護市の皆さま方のご見解もうかがわせていただければ、大変に有り難いと思っております。
すでに市長さんからは、海も、さらに陸の部分も、不可能だという話もいただいておりますので、そのお気持ちのお話をいただくということになろうかと思っておりますが、改めて市長さんに私からも、今の政府の立場というものを、どうしてもまだ不十分ではございますが、ご説明を申し上げたいという思いで、今日は名護市にお邪魔をいたしたことを、どうかご容赦を願えればと思っております。
いろいろと、今日も、反対の…、反対というか、市民の皆さん方の気持ちが、そこで伝わってまいります。そのことも、私としても、しっかりと胸に受け止めておかねばならないことだという理解はいたしておりますことも、付言させていただきとうございます。どうぞよろしく。
稲嶺市長:すみません、まだ、えー、これからちょっと座らせて、お話をさせていただきますが、先ほど首相から、沖縄県民の負担軽減のお話がございました。その負担軽減が、片一方ではまた負担の増になる、このようなことがあってはいけない、というふうにこう思っております。
さらに、抑止力のことも仰っておりましたけれども、抑止力ということでありますならば、それは日本国民全体を守る、日本国土を守る、ということでありますならば、そのことについては、日本国民全体で、そのことを考えていただくという環境をお作りになっていただかないと、私たちこんなに小さな島に、これ以上の新しい基地ができるということは、もう、これは、限度を超えている。
また、これ以上、そこに新しい基地を持ってくるということになりますと、これは県知事さんからもありましたけれども、一つには、沖縄に対する差別でもあるのではないかと、こんなお話もありましたように、私ども沖縄県民は、ほんとにこれ以上の基地の負担は、もう認められませんというのが、4月25日の県民大会の思いでありますし、それから、今日ここに集まっている名護市民の思いでもあります。
しっかりと、首相ご自身の目でごらんになった海、そして、ご自身の耳で名護市民の声を聞いていただいて、そのことが、しっかりと県外移設、県内移設はダメですよ、ということにつながるように、選挙で公約をされたことをしっかりと実現できるように決断を、ご英断をお願いしたい。このように思っております。どうぞよろしく、お願いをいたします。
鳩山首相:確かに抑止力の話は、日本国民すべてにとってのメリットの話でありますし、日本の平和を守るためでありますから、当然のことながら沖縄の皆さま方ばかりにご負担をお願いすることは筋違いであることは、よく理解をしております。その通りだと思っております。従って、極力、沖縄の皆さま方の負担を、(一部不明)の時の環境よりも、かなり負担を軽減させていくことは、それは当然、物事を進めていくうえで不可欠なことだと思っておりまして、その思いはなんとしても、実現を申し上げたいと思っておりまして、このたびの中での、ご負担の軽減というものは、なんとしてもさせてもらいたいと思っております。
まだ、政府として最終的な考え方をまとめているという状況ではございませんので、これ以上のことを申し上げる術がないことを情けなく思っておりますが、従いまして今日は、いま外で活動しておられる方々の思いというものも、勉強させて、拝見させていただきながら、政府がアメリカとしっかりと交渉できる体制を作る資料にしてまいりたいとも考えております。
稲嶺市長:以前に首相が申し上げたことに、辺野古の案はなくなりました、ていうような内容のお話もございました。最近、マスコミでは、くい打ち桟橋方式などというようなことが出たりすることで、名護市民はほんとに、不安の中で過ごしている状況であります。いかなる施設であっても、これ以上の基地負担は受け入れられないというのが、名護市民の切実なる思いでございます。
また辺野古に戻って来るというようなことが、絶対にあってはならない、っていうふうに名護市民は強い思いでございます。ぜひ、首相におかれましては、最後まで、県外、国外を模索する、あるいは、そのことを導き出すように、ご努力をしっかりお願いをしたい。このようにこう思っております。よろしくお願いしたいと思います。
鳩山首相:いまの市長のお気持ちは、よく(一部不明)。
稲嶺市長:ぜひ、最後にもう一度お願いいたします。辺野古に戻ってくるようなことが絶対あってはならない。このことだけは、しっかりと、お引き取りいただきたい。こう思っています。よろしく、お願いをいたします。
鳩山首相:有り難うございました。
当日はガラス越しに会談を見守る市民から終始、稲嶺市長への声援や鳩山首相への批判の声が上がった。特に鳩山首相の発言の時には、激しい抗議で騒然となり、会談の場にも怒号が届いて、ただでさえ力のない鳩山首相の声が聴き取りにくいほどだった。そのせいもあって、意味がどうしてもつかめなかったところは(一部不明)としてある。
【鳩山首相と稲嶺市長の会談全文】
稲嶺市長:こんにちは。鳩山総理大臣、自ら名護市にお越しいただいたことについて、名護市長として敬意を表します。ようこそお出でいただきました。
本日は普天間飛行場の移設問題についての政府の考え方を、鳩山首相自らお聞かせいただける場を設けていただきましたが、今日の日を迎えるまで、名護市民は期待と不安、不信が交差する中で、疑心暗鬼の日々を過ごしてまいりました。
私は先ほどの昼食懇談会でも申し上げました通り、去る1月24日の市長選挙において、辺野古の海はもとより、陸上にも新たな基地は造らせないと訴え、当選することができ、その信念を貫き通していきたいと考えております。
名護市長選挙の結果や4・25県民大会の成功は、県内移設NO!の意思をはっきり示したものであると認識しております。知事との会談や基地所在市町村長との意見交換会の場での内容は、すべての県外移設は難しい、沖縄の皆さまにまたご負担をお願いしなければならない、というふうに『号外』で報道をされております。このことは、辺野古を意味するものであるなら、到底、受け入れるものではありません。
2000日以上も座り込みを続けて、反対を貫き通してきた辺野古のおじー、おばーたちに、これ以上つらい思いはさせたくありません。大勢の名護市民の見守る中ではありますけれども、そのことをしっかり斟酌していただきたい、そのように考えております。
なお、私のほかに、親川副市長、山里企画総務部長、玉城政策推進部長、及び岸本基地対策室長も同席をさせていただいております。どうぞよろしくお願いをいたします。
鳩山首相:私の方から、お礼かたがた、稲嶺市長さんはじめ皆さま方に、このような場をお作りいただいたことに、まず心より感謝を申し上げたいと存じます。
先ほど、私も辺野古の海を改めて拝見をしてまいりました。とても干潮ではありましたけれども、きれいな海でございました。何度かこちらにお邪魔をしてまいりました。かつても(一部不明)ございまして、(一部不明)座り込みが2000日も続いたとありましたが、辺野古の海を汚してはならない、という一念で頑張っておられるおじいちゃん、おばあちゃんに、激励にお邪魔をしたこともございました。いま改めて稲嶺市長からそのお話を伺いながら、思い出しておったところでございます。
今日も美しい海を眺めながら、この海を汚したくはないという思いが、当然のことながら、人間ですから私の心の中にも、大変強く存在しております。そのことも正直に申し上げたいと思います。
そして、選挙の時に申し上げた言葉の重みも、理解をしているつもりでもございます。県民の皆さんが4月25日に、最低でも県外だと、国外が望ましい、という大集会を開かれたことも、よく存じ上げております。
一方で先ほど、普天間の第二小学校の所で、住民の皆さま方との対話集会を行ってまいりました。その席でも、一方では、普天間の早く基地を移してもらいたいと、難聴になって大変だ、という騒音の問題も含めて、危険の除去に対しては、一刻も早く行わなければならない、これを13年も14年も延び延びにしてしまっている政治の、政府の責任というものを痛感をいたしたところでございます。
ただ、同時に、その方々の要望の中には、必ずやはり県外、最低でも県外を実現していただきたいというお話も、聞かせたいただいたところでございます。それが両立でき得れば、当然のことながら鳩山自身としても、その道を模索してまいりたいと思いますし、そのことを実現してまいりたいと、今でも思っております。
今日から日米で、ご案内の通り、協議が始まっておりまして、私どもとすれば、政府の主張というものを、しっかりとアメリカ側に伝えて、日米同盟というものを確かなものにしていくためにも、沖縄の皆さん方の過重な負担をできるかぎり軽減をさせていただくことが大事なんであると、いうこともその中で議論を進めていきたいと考えておるところでございます。
ただ、私ども、将来的にいつになるかということになると分かりませんが、将来的にはグアム・テニアンへの完全な移設ということも、あり得る話かとは思っておりますが、現在の北朝鮮をはじめとする、いわゆる北東アジア情勢、あるいはアジアの情勢を鑑みたときに、やはり、日米同盟を維持していく中での抑止力の観点から、沖縄の皆さん、あるいは沖縄の周辺の皆さま方に、引き続いてご負担をやはり、お願いをせざるを得ないという状況になってきておることも、それは政府としての考え方として、申し上げなければなりません。
その意味で、私どもとして、県外をさまざま模索をしてまいったところでございますが、やはり陸上部隊との共同訓練、あるいは共同行動というものの保証が、どうしても必要だという議論が先方からなされている中で、あまり遠い所に移設地を求めるということができないという事実も、私どもの交渉の中で出てきているところでございます。
私は今日ここで、辺野古の海を見させていただいて改めて、この海を汚したくないという思いに駆られております。でき得れば、従いまして、できる限り環境というものに配慮していくことは、言うまでもありませんが、海というものを汚さないような形での決着というものがないものかどうか、ということを模索してまいることも、非常に重要なことだと考えておりますが、しばらくの間、沖縄の県民の皆さま方に、まだ、この抑止力の観点からの、基地に対するご負担を一部お願いをせざるを得ないという状況も、これは仲井真知事はじめ皆さま方にも、申したところでもございます。
今日は名護市長、稲嶺市長さんが、選挙の時に公約とされたことをお思いなさるということは、政治的に正しいご主張だということも、十分に存じております。その思いも十分に学ばしていただく中で、できる限りトータルとしての、沖縄の県民の皆さま方のご負担が、軽減される道はないものか、ということを、交渉の中で求めてまいりたいと思っておりまして、今日は基本的には、市長さんのお気持ちを学ばしていただく場という形で、お邪魔を申し上げたところでございます。そのことにもご理解をいただく中で、しばらくの間、稲嶺市長さんはじめ、名護市の皆さま方のご見解もうかがわせていただければ、大変に有り難いと思っております。
すでに市長さんからは、海も、さらに陸の部分も、不可能だという話もいただいておりますので、そのお気持ちのお話をいただくということになろうかと思っておりますが、改めて市長さんに私からも、今の政府の立場というものを、どうしてもまだ不十分ではございますが、ご説明を申し上げたいという思いで、今日は名護市にお邪魔をいたしたことを、どうかご容赦を願えればと思っております。
いろいろと、今日も、反対の…、反対というか、市民の皆さん方の気持ちが、そこで伝わってまいります。そのことも、私としても、しっかりと胸に受け止めておかねばならないことだという理解はいたしておりますことも、付言させていただきとうございます。どうぞよろしく。
稲嶺市長:すみません、まだ、えー、これからちょっと座らせて、お話をさせていただきますが、先ほど首相から、沖縄県民の負担軽減のお話がございました。その負担軽減が、片一方ではまた負担の増になる、このようなことがあってはいけない、というふうにこう思っております。
さらに、抑止力のことも仰っておりましたけれども、抑止力ということでありますならば、それは日本国民全体を守る、日本国土を守る、ということでありますならば、そのことについては、日本国民全体で、そのことを考えていただくという環境をお作りになっていただかないと、私たちこんなに小さな島に、これ以上の新しい基地ができるということは、もう、これは、限度を超えている。
また、これ以上、そこに新しい基地を持ってくるということになりますと、これは県知事さんからもありましたけれども、一つには、沖縄に対する差別でもあるのではないかと、こんなお話もありましたように、私ども沖縄県民は、ほんとにこれ以上の基地の負担は、もう認められませんというのが、4月25日の県民大会の思いでありますし、それから、今日ここに集まっている名護市民の思いでもあります。
しっかりと、首相ご自身の目でごらんになった海、そして、ご自身の耳で名護市民の声を聞いていただいて、そのことが、しっかりと県外移設、県内移設はダメですよ、ということにつながるように、選挙で公約をされたことをしっかりと実現できるように決断を、ご英断をお願いしたい。このように思っております。どうぞよろしく、お願いをいたします。
鳩山首相:確かに抑止力の話は、日本国民すべてにとってのメリットの話でありますし、日本の平和を守るためでありますから、当然のことながら沖縄の皆さま方ばかりにご負担をお願いすることは筋違いであることは、よく理解をしております。その通りだと思っております。従って、極力、沖縄の皆さま方の負担を、(一部不明)の時の環境よりも、かなり負担を軽減させていくことは、それは当然、物事を進めていくうえで不可欠なことだと思っておりまして、その思いはなんとしても、実現を申し上げたいと思っておりまして、このたびの中での、ご負担の軽減というものは、なんとしてもさせてもらいたいと思っております。
まだ、政府として最終的な考え方をまとめているという状況ではございませんので、これ以上のことを申し上げる術がないことを情けなく思っておりますが、従いまして今日は、いま外で活動しておられる方々の思いというものも、勉強させて、拝見させていただきながら、政府がアメリカとしっかりと交渉できる体制を作る資料にしてまいりたいとも考えております。
稲嶺市長:以前に首相が申し上げたことに、辺野古の案はなくなりました、ていうような内容のお話もございました。最近、マスコミでは、くい打ち桟橋方式などというようなことが出たりすることで、名護市民はほんとに、不安の中で過ごしている状況であります。いかなる施設であっても、これ以上の基地負担は受け入れられないというのが、名護市民の切実なる思いでございます。
また辺野古に戻って来るというようなことが、絶対にあってはならない、っていうふうに名護市民は強い思いでございます。ぜひ、首相におかれましては、最後まで、県外、国外を模索する、あるいは、そのことを導き出すように、ご努力をしっかりお願いをしたい。このようにこう思っております。よろしくお願いしたいと思います。
鳩山首相:いまの市長のお気持ちは、よく(一部不明)。
稲嶺市長:ぜひ、最後にもう一度お願いいたします。辺野古に戻ってくるようなことが絶対あってはならない。このことだけは、しっかりと、お引き取りいただきたい。こう思っています。よろしく、お願いをいたします。
鳩山首相:有り難うございました。
「沖縄を踏みつけてる、その足をどけろ!」
日時:5月15日(土)18:00~
会場:アゼリア大正(大阪市大正小林東3-13-20)
参加費:1500円 学生1000円
一部:ライブ 佐渡山 豊さん
二部:シンポジウム「沖縄と自己決定権」
パネラー:熊野勝之さん(弁護士)
関西各地域の代表と沖縄から
問い合わせ先:関西沖縄文庫
http://okinawabunko.hp.infoseek.co.jp/20100515_omote.pdf
http://okinawabunko.hp.infoseek.co.jp/20100515_ura.pdf
関西在住の方は是非ご参加を!
詳しくは関西沖縄文庫のホームページをご覧下さい。
http://peacephilosophy.blogspot.com/2010/05/power-of-grassroots.html
ー反戦・反基地闘争の現在ー
「日本復帰」・「沖縄返還」から38年
…普天間基地は消えるか?米軍基地は消せるか!?
講演:「在京記者が見た沖縄の基地問題」
講師:滝本 匠さん(琉球新報記者)
日時:5月14日(金)18時30分開場、19時開始
場所:中野区立商工会館3階大会議室
JR中野駅北口下車徒歩8分)
参加費:500円
主催:沖縄一坪反戦地主会関東ブロック
東京での集会情報です。関東の方々はぜひご参加を!
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普天間基地にたいする次回公開収用審理会日程
日時:7月28日(水)受付開始:正午から
審理時間:午後1時15分から4時まで
会場:沖縄市民会館中ホール(沖縄市八重島)
主催:沖縄県収用委員会
反戦地主・一坪反戦地主以外の方でも、どなたでも傍聴できます。航空運賃の高い夏休み期間にわざわざ公開審理の日程を設定するとは、沖縄県の基地問題への姿勢の現れなのでしょう。
普天間基地の反戦地主の方々のたたかいへの傍聴支援をお願い致します。
沖縄の未来が健全で明るい未来になるように願っています。