7日は朝、カヌー13艇で松田ぬ浜を出発した。キャンプ・シュワブの鉄塔近くの海岸で行われている取り付け道路工事は、午前中、前日までに投下した石材部分の測量が行われていた。
法面がショベルカーで打ち固められており、このあと根固め用袋材を置いて高波から守る作業が行われるのだろう、と予測しながら、フロート沿いで監視・抗議活動を行った。
取付道路の工事地点から辺野古岬に向けて伸びる護岸には、所々に排水口が設けられている。前日からその穴の高さや位置を測量する作業が行われていて、それに対しても抗議した。今後、海岸に沿って仮設道路が建設される予定で、その準備作業が進められている。
浅瀬の岩場なので白鷺がよく姿を見せる。騒々しい現場なのだが、孵化して間もない小魚が多いのでやってくるのだろう。新基地建設を止めなければ、この岩場も埋め立てられて消えてゆく。
午後に入り、取り付け道路の路盤に保護マットが敷かれた。その上に砂利を敷くと鉄板を置いて、クレーン車で作業をするための仮設道路が整備された。
今日も海保に守られて工事が進められた。工事を請け負っている北勝建設に抗議の声が上がったが、高江でも辺野古でも、北勝建設と丸政工務店が北部の基地利権をむさぼっている。一握りの企業の利益のために、北部の住民だけでなく沖縄県民全体が基地の被害を受けるのだ。
フロート沿いで抗議していると、石材を積んだダンプカーやミキサー車がキャンプ・シュワブ内を走っていくのが見える。ゲートの座り込みが排除され、作業車が入ったのだと分かる。国が強権的に工事を進める今、それを止めるためにはウチナンチュー一人ひとりが行動しなければならない。
理屈をこねる前にゲート前で座り込み、機動隊が排除できないくらい人が集まらなければ、海の破壊は日々進んでいく。取付道路の現場は辺野古漁港の堤防からも見える。海亀が産卵に来る砂浜が破壊される前に、この工事を止めなければならない。