海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

暑さの厳しい日々、やれることを積み重ねていくこと。

2017-07-06 23:46:22 | 米軍・自衛隊・基地問題

 6日は朝、カヌー9艇で松田ぬ浜を出発した。辺野古側の取り付け道路建設現場でぶるーの船と合流し、午前・午後と同現場で監視・抗議行動を行った。

 現場では10トンダンプカーで捨て石を運んでくると、ショベルカーで海側の法面に落として幅を広げ、打ち固める作業がくり返された。この後、法面に根固め用袋材が積まれ、高波で崩れないように保護する。そのくり返しで道路が伸びていく。

 ダンプカーから石材を下ろすとき水がこぼれるので、ある程度の洗浄は行われているのだろう。それでも、石材がこぼされるたびに白い粉塵が舞い上がる。パワーショベルで石材をすくう時も粉塵は起こり、洗浄の効果は限定的だ。

 石材の投下場所は、満潮時には波が打ち寄せる。黄色いフロートの汚濁防止膜で海水の白濁を防げないのは、K9護岸で証明済みだ。周辺海域にはジュゴンの餌となる海草が茂っている場所もある。粉塵の流出がどのような影響を与えるか、懸念される。

 干潮でフロート沿いは膝ほどの深さしかない。内側には海保が並んで立ち、外から作業の監視と抗議を続けた。工事は海岸で行われているがフロートが三重に張られ、距離があるのでカヌーでやれることは限られている。

 そのような限界があっても、日々やれることを積み重ねていくのは大切なことだ。その積み重ね無くして、効果的な取り組みを実現することはできない。不屈とは忍耐することの持続である。派手なパフォーマンスで耳目を集めることはなくても、しつこく食らいつく者は成果を生み出す。

 取り付け道路の工事現場から100メートルほど辺野古岬側に寄ったところで、北勝建設の作業員が測量を行っていた。仮設道路建設に関連する作業なので、カヌーで近くに行って抗議した。本当はもっと沖の方まで測量したかっただろうが、カヌーメンバーがいたので途中で引き揚げていった。

 測量の作業員が戻ってくるかもしれないので、昼食は海の岩場でとって昼休みも監視を続けた。九州地方は豪雨だったが、沖縄は梅雨が明けて暑さが厳しい。浅瀬は海水も温かいが、海につかって体を冷やしながら監視行動を続けた。

 所用のため午前中で行動を切り上げて松田ぬ浜に戻った。途中、髑髏の絵がある付近の浜に作業員の姿があった。ヤドカリなどが進入するのを防ぐ塩ビパイプが設置されているので、この付近でも何かの工事が進められるのだろう。仮設道路がここにつながる可能性もある。注意しながら見ておきたい。

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