8日は午後から用事があったので海上行動は休み、ゲート前の座り込みに参加した。朝から強い日差しが照りつけるなか、アスファルトの輻射熱や車の排気ガスに耐えながら、ゲート前の座り込みが続けられている。
土曜日ということもあってか、いつもは沖縄県警・機動隊による強制排除が始まる時間となっても、目立った動きはなかった。
午前中、有志で国頭村の国場組採石場に行った。栗石などを積みにダンプカーが来ないか警戒したが、ここでも動きはなかったので午後1時頃に引きあげた。
沖縄タイムスのツイッターを見ると、この日は石材の搬入はなく、〈午後3時ごろ〉に〈足場などを積んだトラック5台が〉キャンプ・シュワブ内に入ったようだ。
午後2時前、辺野古漁港の突堤からキャンプ・シュワブの海岸線を見ると、取付道路の工事に抗議しているカヌーチームの姿が見えた。大潮の干潮でカヌーメンバーも海保も岩場に立って向かい合っている。海は日差しを遮るものがない。こういう状態で何時間も過ごしているのだが、海水につかれるだけまだ暑さがしのげる。夏場は熱中症対策が重要だ。
取り付け道路の工事は、上の写真のように辺野古漁港の方から見ることができる。双眼鏡をもって現場の状況を自分の目で確かめてほしい。
仮設道路の工事が進めば、沿岸の砂浜や緑はすべて破壊される。砂浜はウミガメの産卵場であり、浅瀬の海草は数年前までジュゴンが餌として食べていた。カヌーを漕いでいると魚の群れも目にする。そういう貴重な自然が、日本政府・沖縄防衛局によって埋め立てられようとしている。それを止めるには私たちの行動しかない。
午後2時から辺野古のコミュニティセンターで、てぃだの会・新基地建設を許さない辺野古有志の会主催の講演会があったので参加した。北上田毅さんが講演し、K9護岸や取り付け道路の工事の様子や今後の課題などを話された。これから美謝川の切替工事をめぐる問題が大きな焦点となり、設計変更をめぐって承認の権限を持つ名護市長の選挙が重要となることが強調されていた。