海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

コンクリートブロックの投下に抗議する海上パレード

2017-02-18 23:55:11 | 米軍・自衛隊・基地問題

 18日はゲート前で工事車両の阻止行動を行っている皆さんと連帯し、瀬嵩の浜と海で集会および海上パレードを行った。カヌーは朝もやのなか瀬嵩の浜から22艇が出発し、抗議船10隻と合流。フロートに横断幕を張り、プラカードを掲げてブロック投下に抗議のシュプレヒコールをあげた。

 そのあと浜の近くに移動。300名ほどの皆さんが集まっていて、波に揺られながら発言を聴いた。のぼりやプラカード、横断幕だけでなく空には凧も上がっていた。カヌーチームの女性がゲート前の代表に「オスプレイ墜落許さない」「ブロック投下ヤメロ」と書いた横断幕を渡し、あいさつをした。

 ゲート前では連日、工事車両を止めようと座り込んでいる市民が機動隊に強制排除されている。少しでも抵抗しようものなら暴力をふるわれ、この間も指をねじられて青く腫れている人がいた。こういうのは日常茶飯事だ。それでも弾圧に屈することなく早朝から座り込みが続けられている。

 新基地建設を止めるには、ゲートで工事車両と作業員の車を止めるのが最大の力となる。そのためには機動隊の数を数倍上回る市民の結集が必要だ。生コン製造施設の建設も始まっている。陸の工事も重要な段階に入っており、ぜひ多くの人がゲート前の阻止行動に参加してほしい。一人ひとりは微力でも数百人が集まれば強大な力となり、工事は止められるのだ。

 最後に船とカヌーで1列につらなり海上パレードをした。日曜日のカヌー教室で練習を重ねてきたメンバーや、日頃は仕事で忙しくてなかなか参加できないメンバーも加わって、フロート沿いを漕いだ。

 この日も2隻のクレーン付き台船でコンクリートブロックの投下が行われていた。現在の投下地点はフロートからかなりの距離があり、抗議も簡単ではないが、これから長島や瀬嵩のフロート近くの投下地点もある。

 フロートにロープや網が張られて難易度が高まっているが、カヌーだからこそできる抗議の仕方もある。初心者練習を重ねて、ぜひ海上行動に積極的に参加してほしい。

 午前中で行動を終えて瀬嵩の浜に戻り、カヌーの片づけを済ませて辺野古のテント2で「うるまネーネーズ」の皆さんが作ってくれた弁当とソーキ汁をご馳走になった。栄養バランスを考えてくれ有り難い。くわっちーさーびたん。メッセージも添えていただき感謝します。


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