形は大体完成です。黒泥の性質上そのままで形を作るのが難しいので、少し乾かして硬くしてから仕上げます。その後かき出し作業。
新しく中型の電気窯を購入し、大型の灯油窯と合わせてしばらくテラコッタ(主に1250度での焼き締め作品)で作品を作っていくことにしました。この作品はその第一弾です。粘土は黒泥という焼き締めで黒くなる土を使用しています。写真は荒付段階。
少し完成に印象を近づけました。これで2時間くらい。ブロンズでは原型の制作時間以上に作業的な時間が圧倒的に長く、今の自分に取れる制作時間とのバランスが合わないと思ってテラコッタに戻ってきました。僕は元々テラコッタの人だったので古巣に帰ってきた気持ちです。テラコッタから木彫に変えた時はもう一生木彫だなと思ったし、ブロンズに変えてからはやっぱブロンズだなって思っ他のですが、制作環境のこともあって巡り巡ってテラコッタに帰ってきた次第です。でもブロンズは時間が取れるようになったらまたやる予定。