今日だいたい衣の形が完成しました。出だしではあまり掴めなかったですが、昨日おとといの仕事で風向きが変わって、今日作りながら最終的にいい形が見つけられたと思います。衣の形は現実的な現象には乗っ取っていなくて、かなり単純化していますが、僕の作品では状態の再現より、作品全体での見え方(どの角度からでも美しく見えること)が重要なので、あまり実際どうなるかは考えていないです。次回から手足を作ります。手足はすぐ乾いてしまうので油土を使う予定です。
最近は深夜まで仕事をしていて、今日は久しぶりにアトリエに入りました。しっかり養生していましたが、塑像作品の状態が気がかりでした。
少し水分が抜けて、粘土の薄いところに亀裂が入りましたが大きな問題はなかったです。よかった。
今日進めるのは裾です。一番どうにかしたかったポイントは以下の位置から見たときに青い線のように膝のところで輪郭的に角ができてしまい、流れで見えないことでした。
ここに関してはこれまでは膝下の形(特に輪郭的に見えてくる右ふくらはぎ)を優先して作ることで、衣の形と折り合いがつかない状態でしたが、最終的にふくらはぎの形を輪郭的に残すことをやめて衣の流れの形を優先させることにしました。風を受けている側の量も大きく削って、心棒を叩き込んだり、一部カットしたり、大きめの工事をしました。
膝下も少しだけ長くします。
今まではエアーツールを2馬力のコンプレッサーと1馬力のコンプレッサーをサブタンクにつなげてそこからエアーを取っていたのですが、より作業効率を上げるために2馬力のコンプレッサーを新たに追加しました。木彫をやっていた時にチッパーで使っていた時は十分でしたが、回転工具はエアーの消費量が多いので少し作業に無駄がありました。