型にワックスを塗り込みました。
ずっと前に制作した輪廻3部作。死の相ですが、形にしたい意欲にかられて再開することにしました。
型が土埃だらけだったので洗い流しました
手と手足の指の型取りです。ここは細くて切金がさせないのでシリコンで型取ります。まず粘土で底面を作り、切金で仕切りを作りつつ指を立てていきます。このときどれがどの指かと、指の向きに気をつけます。(指の向きに関して、今回はとりあえずシリコンに指を埋没させて硬化してからカッターで両断する方法でやるので、指が曲がっているため、向きを間違うと左右対称に両断できなくなります)
この段階で粘土の底面にくっつけた断面のところにカッターを入れていくのと、後々ここからワックスを注ぐことになります。
シリコンを流し込みます。古いシリコンだったので粘度が高く、使いにくかったです。効果も早かった。シリコンは長期保存に向かないですね。
硬化後、一つ一つ剥がしていきます。もちろんどの指かと向きが変わらないように気をつけます。
カッターで半分にカット。
洗剤と歯ブラシで洗って完成。これで型が全て揃いました!
型を外し、粘土原型を掻き出し解体しました。
水を掛けると型に水分が浸透し、原型と型が剥がれやすくなるとのことで毎回やっています。まあ気休めですね。
今回のは心棒が複雑なので掻き出しが大変でした。
壊し型ですが、思ったより型の数が多くなりました。
惨事です。片付けが大変。
次回から指の型取りに入ります。指はシリコンで型取りします。
切金の部分に乗った石膏をノミで削り出しました。その過程でいくつかの型は取れました。
次回は型外しと粘土の掻き出しです。