今まではコークスを使って鋳造作業を行ってきました。が、炉が2〜3回しか持たなかったり、毎回一部解体して掃除をしなくてはならなかったり、何より燃費が悪いのを解消するべく、熱源をオイルバーナー(灯油)に変えて、そのままずっと使えるものをつくりました。
炉の形も少し変わっています。簡単に説明すると、バーナーの火口と排気口をつけて、炎が炉内で回転上昇する構造になっています。耐火煉瓦はより高熱に耐えるSK36を使い、部分的にはイソライトLBK28(のこぎりで切れる耐火材)を使っています。
製作途中の上からの図。真ん中にるつぼを設置します。角は斜めにレンガを組み、炎が回っていくようにしています。炎を上昇させるために一番下にはスロープをつけています。
るつぼの脇に排気口があります。
あとは上部にフタをして完成!
取鍋も新しくしました。今回はちゃんと耐火材を張り付けます。紙粘土状の耐火材を張り付けて、たき火で焼いて硬化させます。