アトリエ 籠れ美

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平成27(2015)年5月4日より

油絵追試その11

2024-05-13 03:00:00 | 新・絵画制作記
 昨日、既に描き終えたF20号(風景画)への2回目の自作ワニス塗布。前回、1回目の塗布が4月7日でしたので、5週間経ってます。


 さて前回の記事、「油絵追試その10」(2024-04-08 の記事参照) で、画面がやや暗くなったような気がしたとか書きましたが、それは勘違いでした。

 そして1回目の塗布がどれぐらいで乾くのか、経過観察していたら、ちょうど一週間で指触乾燥してましたので、乾燥速度は望んだ通り、成功でした。

 しかしながら、大してワニスの効果が見られず(つまりは私が思ったほどではなく)、ちょっとがっかりし、「まあこんなものだよね、そうそう、うまい話なんてないよね」とか思って、ほったらかしに。

 指触乾燥時間だけはちゃんと把握したので、あとはもうどうでもいいや、って感じでした。


 ですが、ワニスって大体2回かけるものなので、重い腰を上げて、昨日、2回目の塗布をしたんですが、ここで驚きが。

 あれから時間が経ってみると、おお、ちゃんと1回目のワニスの効果が出てるじゃないですか。しかもばっちりと。

 俄然、やる気になり、2回目の塗布。

 もうこれでワニスがけ自体は終了です。あとは指触乾燥してみて、どんな効果が画面に現われるか。


 とりあえず一週間後に見てみてどうか。2回目の塗布で、もしこの自作ワニスの威力が増しているようなら、これは今後、私の油絵の強力な武器になり得ます。

 そうなると、今度は画面の暗い絵で試したくもなります。

 意外な展開で、自分で自分にビックリ。ちょっと色めき立ってきました。


 注)今回でいったんこの「油絵追試」は終わりにするつもりでしたが、あともう一回だけ投稿します。

 付)この自作ワニスの使い方、今後の油絵制作にどう生かすか、考えていきます。ワニス、つまり仕上げ用ニスなんで、本来は完成した画面に塗るだけなんですが、それ以外の使い方を検討中です。

 前々から考えていて、そんなうまい手があればと。それが実現するかも(別にそんなスゴい技を編み出すわけじゃないんですけどね、ある効果を出せればいいなと)。

 蛇足)今年の旺玄会東京支部展、ひょっとしたら、自作の大規模なテストになるのかも(作品の大きさは小さいですが)。

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