京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

御本手(ごほんで)窯だし

2020-11-01 19:26:27 | 作陶館日記
先日、御本手の窯出しをしました。
扉を開けた途端気が付く違い・・。

黄色い物がちらほら・・
酸化よりの窯にしてしまったようです。

もちろん、激しく「ガビーーン!!」と
なり、血の気がザザッーと引きました。


いいところと、悪い所の差が激しい。
しかも、お客様の作品多数・・。

取り返しがつかない(焼き直し)窯なので
チーーーンと何かが鳴ったような空耳が。

もう、泣きそう。
と言うか、お客様に申し訳なくって・・。

朝日焼の御本手と言う窯は、
空気を沢山取り入れつつ焼成する
「 酸化 」焼成と、
窯の中の空気を少なくし焼成する
「還元(かんげん)」の、
間を取る焼成の仕方で、
その切り返しにより、斑点がでるのです。


ため息しか出てこん。
ずっといい窯だったので、
神様的なものが、
「調子こくんじゃねーぞ」と、
戒めを教えてくださったのかも。。
っても、コレは酷いじゃん!と
思ってしまいます。
違う時の、数が沢山あるやつでしてよ!と、
勝手なことを思っていたりして。
これでは進歩しませんね・・。

お客様には、
お詫び等々添えさせていただきましたが、
もうね、私の心は木枯らしぴぃぷぅ。
寒い、寒いよー!

どこをどう撮っても、黄色い作品が見える
窯を続けさまに焚くと
あんまり上りが良くない事と、
原因としたら、、あそこかな?という事、
忘れないようにします。

黄色くなってしまった皆様。
申し訳ございません!
これに懲りず、
また遊びにいらしてくださいませ。
お待ちしております。
はぁ~。反省・・。

と言う事で、また明日。
Please stay healthy and stay safe.
コメント
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